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公開番号2024128238
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-24
出願番号2023037108
出願日2023-03-10
発明の名称コネクタ
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01R 24/50 20110101AFI20240913BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】内導体の間のクロストークの発生を抑制する。
【解決手段】コネクタAは、第1誘電体11、第2誘電体21、複数の内導体20、アッパ側外導体31、及びロア側外導体40を備えている。第1誘電体11は第1延出部13を有し、第2誘電体21は第2延出部24を有している。ロア側外導体40は、第1延出部13と第2延出部24とを仕切る仕切部43を有している。仕切部43の上端領域には横向き対向面47及び上向き対向面48が形成されている。アッパ側外導体31は、横向き対向面47及び上向き対向面48に対向する横向き待受け面37及び下向き待受け面38を有している。横向き対向面47及び上向き対向面48は横向き待受け面37及び下向き待受け面38に接触して横向き待受け面37及び下向き待受け面38と横向き対向面47及び上向き対向面48とを導通させる突起47A、48Aを有している。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
複数の誘電体と、
複数の前記誘電体に個別に収容される複数の内導体と、
複数の前記誘電体を上側から覆うアッパ側外導体と、
複数の前記誘電体を下側から覆うロア側外導体と、
備え、
前記誘電体は、第1誘電体及び第2誘電体を有し、
前記第1誘電体は、上下方向に延びて下面が回路基板に対向する第1延出部を有し、
前記第2誘電体は、前記上下方向に延びて下面が前記回路基板に対向する第2延出部を有し、
前記ロア側外導体は、隣合う前記第1延出部及び前記第2延出部の間を仕切る、仕切部を有し、
前記仕切部の上端領域には、対向面が形成され、
前記アッパ側外導体は、前記対向面に対向する待受け面を有し、
前記対向面及び前記待受け面のいずれか一方は、いずれか他方に接触して前記待受け面と前記対向面とを導通させる突起を有している、コネクタ。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記突起は、前記待受け面及び前記対向面うちのいずれか他方によって押し潰される、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記第1誘電体は、前記第1延出部の上端部から前向きに延び、前面が相手側誘電体に対向する対向部を有し、
前記仕切部は、前記対向部を下方から支持する支持部を有し、
一対の前記突起が前記支持部を幅方向から挟むように配置されている、請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記ロア側外導体は、前記アッパ側外導体に対して下方から嵌合され、
前記待受け面及び前記対向面は、嵌合方向に交差する向きに拡がっており、
一対の前記突起は、前記支持部から幅方向外向きに延びている、請求項3に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、L字形に屈曲した二つの接続端子をハウジングに収容したコネクタが開示されている。このものは、L字形の接続端子をL字形の誘電体に収容した状態で、各々の誘電体の間に隔壁部材を挟み込む構造が採用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-107139号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
L字形の誘電体を包囲するためには、外導体の構造を、少なくとも2つの部材からなる分割構造とする必要がある。分割構造の一例としては、誘電体を挿入するための挿入口が後面に開口した上側外導体と、上側外導体に対して後面の開口を閉塞するように組み付けられる下側外導体とに分割する構造が考えられる。上側外導体には、例えば誘電体の全体が収容される。かかる構造のコネクタにおいて上側外導体と下側外導体との間に隙間が生じ、各誘電体が収容される各空間同士が連通してしまうと、二つの接続端子(内導体)の間でクロストークが生じる懸念がある。
【0005】
本開示のコネクタは、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、内導体の間のクロストークの発生を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、
複数の誘電体と、
複数の前記誘電体に個別に収容される複数の内導体と、
複数の前記誘電体を上側から覆うアッパ側外導体と、
複数の前記誘電体を下側から覆うロア側外導体と、
備え、
前記誘電体は、第1誘電体及び第2誘電体を有し、
前記第1誘電体は、上下方向に延びて下面が回路基板に対向する第1延出部を有し、
前記第2誘電体は、前記上下方向に延びて下面が前記回路基板に対向する第2延出部を有し、
前記ロア側外導体は、隣合う前記第1延出部及び第2延出部の間を仕切る、仕切部を有し、
前記仕切部の上端領域には、対向面が形成され、
前記アッパ側外導体は、前記対向面に対向する待受け面を有し、
前記対向面及び前記待受け面のいずれか一方は、いずれか他方に接触して前記待受け面と前記対向面とを導通させる突起を有している。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、内導体の間のクロストークの発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態1のコネクタの分解斜視図である。
図2は、図1に示すアッパ側外導体を斜め下後方から見た斜視図である。
図3は、図1に示すロア側外導体を斜め上前方から見た斜視図である。
図4は、図1に示すコネクタの側断面図である。
図5は、図1に示す支持部を側方から見た部分拡大側面図である。
図6は、図4におけるA-A断面図である。
図7は、図6におけるB-B断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。下記の複数の形態例を、矛盾を生じない範囲で任意に組み合わせたものも、発明を実施するための形態に含まれる。
本開示のコネクタは、
(1)複数の誘電体と、
複数の前記誘電体に個別に収容される複数の内導体と、
複数の前記誘電体を上側から覆うアッパ側外導体と、
複数の前記誘電体を下側から覆うロア側外導体と、
備え、
前記誘電体は、第1誘電体及び第2誘電体を有し、
前記第1誘電体は、上下方向に延びて下面が回路基板に対向する第1延出部を有し、
前記第2誘電体は、前記上下方向に延びて下面が前記回路基板に対向する第2延出部を有し、
前記ロア側外導体は、隣合う前記第1延出部及び前記第2延出部の間を仕切る、仕切部を有し、
前記仕切部の上端領域には、対向面が形成され、
前記アッパ側外導体は、前記対向面に対向する待受け面を有し、
前記対向面及び前記待受け面のいずれか一方は、いずれか他方に接触して前記待受け面と前記対向面とを導通させる突起を有している。
【0010】
この構成によれば、待受け面と対向面との間を突起で埋めて導通させることによって、隣合う第1延出部及び第2延出部との間でクロストークが生じることを抑えやすい。
(【0011】以降は省略されています)

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