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公開番号2024069927
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-22
出願番号2022180223
出願日2022-11-10
発明の名称情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
出願人オムロン株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類G05B 19/418 20060101AFI20240515BHJP(制御;調整)
要約【課題】簡易な方式で異常の原因を推定することが可能な情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置は、製造ラインで実施される工程における複数の機構のそれぞれの状態データを取得する取得部と、取得部で取得した状態データに基づいて異常を検知する異常検知部と、異常を検知した際の状態データに基づいて代理モデルを算出する代理モデル算出部と、算出された代理モデルに基づいて異常の原因を推定する推定部とを備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
製造ラインで実施される工程における複数の機構のそれぞれの状態データを取得する取得部と、
前記取得部で取得した状態データに基づいて異常を検知する異常検知部と、
前記異常を検知した際の状態データに基づいて代理モデルを算出する代理モデル算出部と、
算出された代理モデルに基づいて異常の原因を推定する推定部とを備える、情報処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記複数の機構の関係、前記複数の機構に関連する複数の事象間の依存関係、あるいは前記複数の機構の制御関係に基づく変数間の因果モデルを生成する因果モデル生成部をさらに備え、
前記推定部は、前記算出された代理モデルと前記因果モデルとに基づいて異常の原因を推定する、請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記推定部の推定結果を表示する画面データを送信する送信部をさらに備える、請求項1記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記送信部は、前記算出された代理モデルの変数にそれぞれ対応する係数および前記因果モデルを表示する画面データを送信する、請求項3記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記送信部は、前記算出された代理モデルの変数にそれぞれ対応する係数に基づいて調整された前記因果モデルの変数間の因果関係を示すエッジを表示する画面データを送信する、請求項4記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記因果モデルの変数、対策可能な第1の変数と、対策不可な第2の変数とを含み、
前記送信部は、前記第1の変数と前記第2の変数とを区別して表示する画面データを送信する、請求項3記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記代理モデル算出部は、前記異常を検知した際の異常の近傍の状態データを用いてロジスティック回帰により前記代理モデルを算出する、請求項1記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記異常検知部は、前記状態データに基づいて経時的に変化する異常スコアを算出し、
前記代理モデル算出部は、前記算出した異常スコアが所定の値以上になった場合に、異常の近傍の状態データを用いて代理モデルを算出する、請求項1記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記異常検知部は、前記状態データに基づいて経時的に変化する異常スコアを算出し、
前記送信部は、時刻に対する算出された異常スコアの経時的な変化を表示する画面データを送信し、
前記時刻の選択入力を受け付ける時刻受付部をさらに備え、
前記代理モデル算出部は、前記時刻受付部で受け付けた時刻に対する状態データの近傍の状態データを用いて代理モデルを算出する、請求項1記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記代理モデルのパラメータを調整する調整部をさらに備える、請求項1記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
工場等における製造ラインは、コンベア、ロボットアーム等の複数の機構で構成されている。この製造ラインのいずれかの機構で異常が発生すると、製品の製造が停止してしまい、大きな損害をもたらす可能性がある。そのため、工場等では、保全員が、製造ラインを定期的に巡回して、異常の発生又はその予兆の有無の確認を行っている。
【0003】
製造ライン内で異常の発生又はその予兆を検知したとき、異常が検知された機構よりも前の機構に真の異常の原因が存在する場合がある。したがって、真の異常の原因を特定するためには、製造ライン内の各機構の因果関係を把握することが重要である。しかしながら、製造ラインを構成する機構の数が多くなり、かつ各機構の動作条件が日々変化し得ることから、全ての機構の因果関係を正確に把握するのは困難である。
【0004】
そのため、従来、熟練の保全員が、自身の経験及び勘に基づいて、製造ラインを構成する複数の機構間の因果関係を把握して、製造ライン内で生じた異常又はその予兆の検知を行っていた。このような保全業務を非熟練の保全員が行うことができるようにするため、製造ラインを構成する複数の機構の因果関係を可視化する技術の開発が望まれていた。
【0005】
例えば、特許文献1に開示されている装置では、製造ライン内の装置間の関係を容易にモデル化することにより、異常の検知を可視化する技術が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-80630号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
一方で、異常の種類は多岐にわたり、異常の要因を特定するためには多数の異常データが必要となる場合が多く、簡易に異常を特定することができなかった。
【0008】
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであって、簡易な方式で異常の原因を推定することが可能な情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一例によれば、情報処理装置は、製造ラインで実施される工程における複数の機構のそれぞれの状態データを取得する取得部と、取得部で取得した状態データに基づいて異常を検知する異常検知部と、異常を検知した際の状態データに基づいて代理モデルを算出する代理モデル算出部と、算出された代理モデルに基づいて異常の原因を推定する推定部とを備える。この構成であれば、算出された代理モデルに基づいて簡易な方式で異常の原因を推定することが可能である。
【0010】
複数の機構の関係、複数の機構に関連する複数の事象間の依存関係、あるいは複数の機構の制御関係に基づく変数間の因果モデルを生成する因果モデル生成部をさらに備える。推定部は、算出された代理モデルと因果モデルとに基づいて異常の原因を推定する。この構成であれば、算出された代理モデルと因果モデルとに基づいて簡易な方式で異常の原因を推定することが可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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