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公開番号2024080494
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022193735
出願日2022-12-02
発明の名称作業監視支援システム
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類G05B 19/418 20060101AFI20240606BHJP(制御;調整)
要約【課題】現場管理を効率的に行うことを課題とする。
【解決手段】現場の構成を仮想的な三次元画像とした仮想生産監視モデルM1を生成し、現場の状態の時系列情報を取得し、仮想生産監視モデルM1に反映させる仮想生産監視モデル処理部、時系列情報が反映された仮想生産監視モデルM1をユーザによって使用されているVR端末に表示する表示処理部を有することを特徴とする。さらに、仮想生産監視モデル処理部は、現在の現場の状況が反映された仮想生産監視モデルM1に対して、あたかもユーザが現場の中に存在しているかのような三次元画像であるダイビング用三次元情報を生成し、表示処理部は、ユーザが使用しているVR端末にダイビング用三次元情報を表示することを特徴とする。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項1】
所定の現場の構成を仮想的な三次元画像とした第1の仮想現実画像を生成する第1の仮想現実生成部と、
前記現場の状態の時系列情報を取得し、前記第1の仮想現実画像に反映させる反映部と、
前記時系列情報が反映された前記第1の仮想現実画像を、ユーザによって使用されている端末に表示する表示処理部と、
を有することを特徴とする作業監視支援システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記表示処理部は、
前記現場で行われている作業の進捗状態に関する情報を、前記第1の仮想現実画像とともに表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の作業監視支援システム。
【請求項3】
前記表示処理部は、
前記第1の仮想現実画像に対して、実施済みの作業の情報、これから実施される作業の情報、及び、現在行っている作業の情報を、それぞれ異なる表示方法で示す
ことを特徴とする請求項2に記載の作業監視支援システム。
【請求項4】
作業の不具合検知に伴い、シミュレーションを行うことにより、少なくとも1つの対策案を生成する対策案生成部を有し、
前記表示処理部は、
生成した前記対策案を前記第1の仮想現実画像とともに前記端末に表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の作業監視支援システム。
【請求項5】
ユーザが、前記対策案を選択入力すると、
前記対策案に関する情報が表示される
ことを特徴とする請求項4に記載の作業監視支援システム。
【請求項6】
前記現場の三次元情報を取得する三次元情報取得部が、可動である
ことを特徴とする請求項1に記載の作業監視支援システム。
【請求項7】
前記反映部によって、現在の前記現場の状況が反映された前記第1の仮想現実画像に対して、あたかもユーザが前記現場の中に存在しているかのような三次元画像である第2の仮想現実画像を生成する第2の仮想現実生成部を有し、
前記表示処理部は、
前記ユーザが使用している端末に前記第2の仮想現実画像を表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の作業監視支援システム。
【請求項8】
前記表示処理部は、
前記第1の仮想現実画像と、前記第2の仮想現実画像とを紐づけるマーカを前記第2の仮想現実画像に表示させ、
前記ユーザが前記端末で、前記マーカを読み取ると、前記表示処理部は、前記端末に、読み取った前記マーカに紐づけられている前記第2の仮想現実画像を表示する
ことを特徴とする請求項7に記載の作業監視支援システム。
【請求項9】
前記第2の仮想現実画像が表示可能なプロット位置が前記第1の仮想現実画像において表示されており、
表示される前記プロット位置は、前記ユーザの種類によって変化する
ことを特徴とする請求項7に記載の作業監視支援システム。
【請求項10】
前記表示処理部は、
複数の前記ユーザそれぞれが使用している前記端末の画面に、共通の前記第2の仮想現実画像を表示する
ことを特徴とする請求項7に記載の作業監視支援システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業監視支援システムの技術に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
産業分野での製品生産工場では、ライン方式やセル方式、ジョブショップ方式等の生産方式で製品が生産される。一つの製品は、複数の工程を経て生産され、1つの工程は1つ以上の作業で構成される。現場では、事前に立案された生産計画に基づき製品を生産するが、生産計画と作業実績とはしばしば乖離する。特に、乖離する度合の高い現場作業員の手作業について、作業実績となる実績時間を精度よく収集し、生産の進捗状況に応じて作業者配置計画の変更等の対策を講じる必要がある。
【0003】
このような技術に対し、特許文献1には、「複数の作業工程を含む生産現場における進捗状態および稼動状態を監視する進捗・稼動監視システムであって、前記各作業工程から取得する生産実績データを管理する生産実績管理部と、前記各作業工程での工程別生産計画を管理する生産計画管理部と、前記生産実績管理部で管理する前記各生産実績データと前記生産計画管理部で管理する前記各工程別生産計画とに基づいて解析される前記各作業工程での作業能力の問題を表示し、前記各作業工程への作業者の割当てを変更する指示を受け付ける生産監視画面をユーザへ提供する生産監視部と、を備え、前記生産監視画面は、前記作業工程ごとに、前記工程別生産計画と前記生産実績データとを対比して表示し、前記ユーザからの指示に応じて、前記各作業工程への作業者の割当てを指示するための設定画面を表示し、前記生産監視部は、前記生産監視画面において、前記各作業工程のうち作業者を追加割当てする割当て先工程と当該割当先工程へ作業者を提供する割当て元工程とが選択された場合、前記割当て元工程から前記割当て先工程に割当て可能な作業者の候補を抽出して、前記設定画面に表示する」進捗・稼働監視システムが開示されている(請求項1参照)。
【0004】
その一方で、近年、コンピュータの中に構築された3次元の仮想空間や、その仮想空間上で多人数が参加してコミュニケーションあるいは様々なコンテンツやサービスを提供する「メタバース」という概念が登場している。昨今のCOVID-19の影響もあり、「メタバース」はゲーム等のエンターテイメントだけではなくビジネス分野での活用が期待されている。(例えば、非特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6945369号公報
【非特許文献】
【0006】
「メタバースの概要と動向 ~ビジネスシーンでの活用に向けて~」、[online]、2022年7月1日、株式会社日本総合研究所 先端技術ラボ、[令和4年11月3日検索]、インターネット<URL: https://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/column/opinion/pdf/13531.pdf>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載の技術では、生産の進捗管理を主目的としている。そのため、例えば生産中に検査不良等が発生した場合、関係者は専用アプリケーションやサービスを使用して検査不良が発生した作業工程に関する各種データを個々に確認・分析することに関して改良を必要としている。同様に、特許文献1に記載の技術では、作業進捗に遅延が発生した場合、今後増大しそうな遅延の予測や回避するためのシミュレーションを別のアプリケーションやサービスを利用して実施する必要がある、このため、時間や手間に関して改良が必要である。これを回避するためには、進捗管理~問題発生検知~分析・解析~解決までをシームレスに実施できる環境について改良することが必要となる。
【0008】
また、非特許文献1に記載の技術の場合、設備やロボットだけなく、現場で手作業を行う作業員もモニタリングする必要がある。現場の作業員は、現在も多くの工場で設置されたカメラで自身の様子を常時あるいは不定期に監視されることに対して、精神的な負担が大きいことが課題として挙げられる。また、生産に係る管理者は、仮想空間で作業員をモニタリングする際、監視する目的(例えば、作業効率、品質、安全等)によって確認したい部分が異なるため、適切な見え方が必要となる。
【0009】
このような背景に鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は、現場管理を効率的に行うことを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記した課題を解決するため、本発明は、所定の現場の構成を仮想的な三次元画像とした第1の仮想現実画像を生成する第1の仮想現実生成部と、前記現場の状態の時系列情報を取得し、前記第1の仮想現実画像に反映させる反映部と、前記時系列情報が反映された前記第1の仮想現実画像を、ユーザによって使用されている端末に表示する表示処理部と、を有することを特徴とする。
その他の解決手段は実施形態中において適宜記載する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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