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公開番号2024067783
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-17
出願番号2022178110
出願日2022-11-07
発明の名称移動式の付け刃口装置
出願人大豊建設株式会社
代理人弁理士法人パテントボックス
主分類E02D 23/04 20060101AFI20240510BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】きわめて迅速に設置することのできる、移動式の付け刃口装置を提供する。
【解決手段】移動式の付け刃口装置3は、ニューマチックケーソン1の刃口11の作業室13側に設置される複数の付け刃口4、・・・と、複数の付け刃口4、・・・の移動機構5であって、付け刃口4が、刃口11の上部にある退避位置P1と、刃口11の下部にある抵抗位置P2と、の間を移動できるようにされた、複数の移動機構5と、を備えている。このような構成であるから、本発明の移動式の付け刃口装置3によれば、付け刃口4の搬入作業が不要であり、付け刃口4を移動させるだけで、きわめて迅速に付け刃口4を設置できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ニューマチックケーソンの刃口の作業室側に設置される複数の付け刃口と、
複数の前記付け刃口の移動機構であって、前記付け刃口が、前記刃口の上部にある退避位置と、前記刃口の下部にある抵抗位置と、の間を移動できるようにされた、複数の移動機構と、を備える、移動式の付け刃口装置。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記移動機構は、前記刃口の作業室側に沿って斜め上下方向に延設されるレールと、前記付け刃口と一体にされて前記レールにスライド移動自在に嵌合するベース部と、から構成される、請求項1に記載された、移動式の付け刃口装置。
【請求項3】
前記移動機構は、作業室内に配置された掘削機の動作によって、前記退避位置と前記抵抗位置の間を移動できるようにされている、請求項2に記載された、移動式の付け刃口装置。
【請求項4】
前記付け刃口は、前記抵抗位置において地盤から受ける抵抗力によって、前記レールに沿って前記付け刃口が上方へスライド移動しないようにされた、くさび機構をさらに有する、請求項3に記載された、移動式の付け刃口装置。
【請求項5】
前記くさび機構は、前記付け刃口の上面において前記レールとの間に設けられた孔部と、前記孔部に挿入されるくさび部と、前記くさび部と一体にされた掘削機操作用の傘部と、から構成される、請求項4に記載された、移動式の付け刃口装置。
【請求項6】
前記付け刃口は、前記退避位置において重力によって、前記レールに沿って前記付け刃口が下方へスライド移動しないようにされた、フック機構をさらに有する、請求項3乃至請求項5のいずれか一項に記載された、移動式の付け刃口装置。
【請求項7】
前記フック機構は、前記付け刃口の上部に回転可能に支承されて前記レールの上端に掛止する方向に付勢されたフック部と、前記フック部に連繋された掘削機操作用の受部と、から構成される、請求項6に記載された、移動式の付け刃口装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーソンやニューマチックケーソンにおいて、刃口抵抗力を増強するために用いられる、付け刃口に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ニューマチックケーソン沈下掘削時に、軟弱地盤等で地盤支持力が不足してケーソンが傾斜するなどの状況が発生した場合、抵抗力を増強することで傾斜を抑える必要がある。このような傾斜抑制手法として、作業室内に鋼製サンドルと呼ばれる支保部材を設置する場合がある。
【0003】
別の傾斜抑制手法として、例えば特許文献1に記載されたように、「付け刃口」と呼ばれる対策を実施することがある。この付け刃口は、対策が必要な箇所の刃口内側に設置することにより、部分的に抵抗力を増強させて沈下を抑制するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-37203号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の「付け刃口」は、アンカーボルトを事前に埋設しておいたとしても、作業室内への付け刃口の搬入作業と設置作業に時間を要することになる。そのため、いっそう迅速に付け刃口を設置する手法の開発が望まれていた。
【0006】
そこで、本発明は、きわめて迅速に設置することのできる、移動式の付け刃口装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するために、本発明の移動式の付け刃口装置は、ニューマチックケーソンの刃口の作業室側に設置される複数の付け刃口と、複数の前記付け刃口の移動機構であって、前記付け刃口が、前記刃口の上部にある退避位置と、前記刃口の下部にある抵抗位置と、の間を移動できるようにされた、複数の移動機構と、を備えている。
【発明の効果】
【0008】
このように、本発明の移動式の付け刃口装置は、ニューマチックケーソンの刃口の作業室側に設置される複数の付け刃口と、複数の付け刃口の移動機構であって、付け刃口が、刃口の上部にある退避位置と、刃口の下部にある抵抗位置と、の間を移動できるようにされた、複数の移動機構と、を備えている。このような構成であるから、本発明の移動式の付け刃口装置によれば、付け刃口の搬入作業が不要であり、付け刃口を移動させるだけで、きわめて迅速に付け刃口を設置できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
ニューマチックケーソンの側面図である。
ニューマチックケーソンの刃口付近の平面図である。
移動式の付け刃口装置の側面図である。
移動式の付け刃口装置の平面図である。
移動式の付け刃口装置の正面図である。
くさび機構の構成・作用を説明する説明図である。
フック機構の構成・作用を説明する説明図である。
移動式の付け刃口装置の使用手順図である。(a)は抵抗位置P1から退避位置P1への移動手順であり、(b)は退避位置P1から抵抗位置P2への移動手順である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。ただし、以下の実施例に記載されている構成要素は例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

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