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公開番号2024065866
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2022174939
出願日2022-10-31
発明の名称穀粒判別システム
出願人株式会社サタケ
代理人あいわ弁理士法人
主分類G01N 21/85 20060101AFI20240508BHJP(測定;試験)
要約【課題】従来よりも高精度かつ効率的に穀粒の品位判別を行うことが可能な穀粒判別システムを提供すること。
【解決手段】トレー50に載置された穀粒2を撮像可能な撮像手段1と、前記撮像手段1と通信可能であるとともに、該撮像手段1から前記穀粒2の撮影画像を受信して該穀粒2の品位を判別可能なサーバと、前記サーバと通信可能であるとともに、該サーバを介して前記撮像手段1に対する撮像制御、及び、該サーバから受信した前記穀粒2の判別結果を表示出力することが可能な端末60と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
トレーに載置された穀粒を撮像可能な撮像手段と、
前記撮像手段と通信可能であるとともに、該撮像手段から前記穀粒の撮影画像を受信して該穀粒の品位を判別可能なサーバと、
前記サーバと通信可能であるとともに、該サーバを介して前記撮像手段に対する撮像制御、及び、該サーバから受信した前記穀粒の判別結果を表示出力することが可能な端末と、を有する
ことを特徴とする穀粒判別システム。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記サーバは、前記穀粒の品位を判別する判別手段を備え、
前記判別手段は、
学習モデルを用いた人工知能によって前記穀粒の品位を判別する第1判別方法と、単純アルゴリズムを用いて前記穀粒の品位を判別する第2判別方法とを有し、少なくとも前記第1判別方法と前記第2判別方法とのうち、少なくともいずれかの判別方法を選択可能である
ことを特徴とする請求項1に記載の穀粒判別システム。
【請求項3】
前記第1判別方法は、前記穀粒の判別が容易である第1判別項目を対象とし、
前記第2判別方法は、前記穀粒の判別が困難である第2判別項目を対象とするものである
ことを特徴とする請求項2に記載の穀粒判別システム。
【請求項4】
前記判別手段は、
前記穀粒の撮影画像から所定の測定値を算出する測定値算出手段と、
前記学習モデルを用いた人工知能によって判別スコア値を算出する判別スコア値算出手段と、を備え、
前記所定の測定値又は前記判別スコア値が、判別閾値の近傍にある場合、及び/又は、所定の割合以上判別閾値を逸脱する場合に、前記端末に前記穀粒の画像を表示してユーザによる判別が可能である
ことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の穀粒判別システム。
【請求項5】
前記撮像手段は、個々の撮像手段固有の固有識別情報を有し、
前記端末は、前記固有識別情報を入力可能であるとともに、前記撮像手段と紐付け該撮像手段を制御することが可能である
ことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の穀粒判別システム。
【請求項6】
前記撮像手段は、個々の撮像手段固有の固有識別情報を有し、
前記端末は、前記固有識別情報を入力可能であるとともに、前記撮像手段と紐付け該撮像手段を制御することが可能である
ことを特徴とする請求項4に記載の穀粒判別システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端末及びサーバを利用した穀粒判別システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、安価に穀粒を判別することを目的に、特許文献1に開示されているような穀粒検査システムが知られている。当該穀粒検査システムは、カメラや表示部、通信手段を搭載したスマートフォンなどの携帯端末と、当該携帯端末とインターネットを介して接続される管理装置とから構成され、管理装置はクラウド上で運用されるものである。
【0003】
上記穀粒検査システムで穀粒サンプルの品位を判別する際は、携帯端末に搭載されたカメラで穀粒サンプルを撮像し、撮像して得られた穀粒サンプル画像を管理装置に送信している。管理装置に送信された穀粒サンプル画像は管理装置で処理され、AIを用いた判別手法で穀粒の品位が判別される。得られた判別結果は管理装置から携帯端末に送信されて、携帯端末に搭載される表示部に表示される。
【0004】
したがって、ユーザは、スマートフォンなどの汎用の携帯端末を所有していればそれ以外の装置を導入する必要がなく、安価に穀粒の品位判別を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-018322号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、装置を用いた穀粒の判別において、ユーザが独自の判別基準を設定することがある。例えば、穀粒の長さ、幅又は厚みといった任意の数値は、判別基準としてユーザが品種別に現場で設定することがある。したがって、判別閾値を設ける単純アルゴリズムによる判別方法にあっては設定変更が容易であるという利点がある。
【0007】
しかしながら、上記特許文献1の穀粒検査システムのように、学習モデルを用いたAIによる判別方法においては、上記のような設定変更をユーザが容易に行うことが困難であるという問題がある。
【0008】
加えて、スマートフォンなどの携帯端末に搭載されるカメラは、スマートフォンのメーカ、型式、機種によって解像度や画像の色味などの仕様が異なり、それらによって撮像された穀粒の画像から、一定精度の判別結果を得ることは難しい。
【0009】
本発明は上記問題点に鑑み、従来よりも高精度かつ効率的に穀粒の品位判別を行うことが可能な穀粒判別システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(1)上記課題を解決するため、本発明は、トレーに載置された穀粒を撮像可能な撮像手段と、前記撮像手段と通信可能であるとともに、該撮像手段から前記穀粒の撮影画像を受信して該穀粒の品位を判別可能なサーバと、前記サーバと通信可能であるとともに、該サーバを介して前記撮像手段に対する撮像制御、及び、該サーバから受信した前記穀粒の判別結果を表示出力することが可能な端末と、を有することを特徴とする穀粒判別システムの構成とした。
(【0011】以降は省略されています)

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