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公開番号2024059134
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2022166603
出願日2022-10-18
発明の名称回転電機用ロータ
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人坂本国際特許商標事務所
主分類H02K 1/276 20220101AFI20240423BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】軸方向視で磁石孔がW字状をなす多層配置構造において、磁路の更なる最適化及び遠心力の更なる低減を図る。
【解決手段】ロータコアと、第1磁石孔内の第1永久磁石と、第2磁石孔内の第2永久磁石と、を含み、第1磁石孔は、d軸に対して周方向片側では、径方向内側への凸状の形態をなし、第2磁石孔は、d軸に対して周方向片側では、コア径方向内側への凸状の形態をなし、第1磁石孔及び第2磁石孔のうちの少なくともいずれか一方は、d軸を挟んで又はd軸を通ってd軸に対して周方向両側に延在する部分が、軸方向に視て、コア径方向外側への凸状の形態をなし、かつ、コア径方向内側への凸状の形態が、軸方向に視て、湾曲部を有する、回転電機用ロータが開示される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1磁石孔が軸方向に視てd軸に関して対称に形成されるともに、周方向に連なる態様で2つ以上の孔部分を含む第2磁石孔が軸方向に視てd軸に関して対称に形成されるロータコアと、
前記第1磁石孔内に配置される第1永久磁石と、
前記第2磁石孔内に配置される第2永久磁石と、を含み、
前記ロータコアは、前記第1磁石孔よりも径方向外側に位置しかつ前記ロータコアの外周面を形成する第1部位と、前記第1磁石孔と前記第2磁石孔との間を通って周方向両側が前記ロータコアの外周面まで延在する第2部位と、前記第2磁石孔よりも径方向内側を通って周方向両側が前記ロータコアの外周面まで延在する第3部位と、を含み、
前記第1磁石孔は、d軸に対して周方向片側では、前記ロータコアの径方向内側への凸状の形態をなし、
前記第2磁石孔は、d軸に対して周方向片側では、前記ロータコアの径方向内側への凸状の形態をなし、
前記第1磁石孔及び前記第2磁石孔のうちの少なくともいずれか一方は、d軸を挟んで又はd軸を通ってd軸に対して周方向両側に延在する孔部分が、軸方向に視て、前記ロータコアの径方向外側への凸状の形態をなし、かつ、前記ロータコアの径方向内側への前記凸状の形態が、軸方向に視て、湾曲部を有する、回転電機用ロータ。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記少なくともいずれか一方は、前記第2磁石孔を含み、前記第2永久磁石は、前記湾曲部に対応する湾曲形態を有する、請求項1に記載の回転電機用ロータ。
【請求項3】
前記少なくともいずれか一方は、前記第1磁石孔を更に含み、前記第1永久磁石は、前記湾曲部に対応する湾曲形態を有する、請求項2に記載の回転電機用ロータ。
【請求項4】
前記第2磁石孔に係る前記湾曲形態の曲率半径は、前記第1磁石孔に係る前記湾曲形態の曲率半径よりも大きい、請求項3に記載の回転電機用ロータ。
【請求項5】
前記第2永久磁石は、ボンド磁石材料により形成される、請求項1に記載の回転電機用ロータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、回転電機用ロータに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
ロータコアに複数の永久磁石が2層で配置される2層配置構造が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-107370号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、かかる2層配置構造(3層以上の多層配置構造も同様)の場合、回転電機の高回転化に伴う遠心力の増加に対応すべく、磁石孔を軸方向に視てd軸を中心としたW字状に形成(又は配置)することがある。しかしながら、かかるW字状の形態の詳細は、磁路の更なる最適化や遠心力の更なる低減を図る観点から、改善の余地がある。
【0005】
そこで、1つの側面では、本開示は、軸方向視で磁石孔がW字状をなす多層配置構造において、磁路の更なる最適化及び遠心力の更なる低減を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの側面では、第1磁石孔が軸方向に視てd軸に関して対称に形成されるともに、周方向に連なる態様で2つ以上の孔部分を含む第2磁石孔が軸方向に視てd軸に関して対称に形成されるロータコアと、
前記第1磁石孔内に配置される第1永久磁石と、
前記第2磁石孔内に配置される第2永久磁石と、を含み、
前記ロータコアは、前記第1磁石孔よりも径方向外側に位置しかつ前記ロータコアの外周面を形成する第1部位と、前記第1磁石孔と前記第2磁石孔との間を通って周方向両側が前記ロータコアの外周面まで延在する第2部位と、前記第2磁石孔よりも径方向内側を通って周方向両側が前記ロータコアの外周面まで延在する第3部位と、を含み、
前記第1磁石孔は、d軸に対して周方向片側では、前記ロータコアの径方向内側への凸状の形態をなし、
前記第2磁石孔は、d軸に対して周方向片側では、前記ロータコアの径方向内側への凸状の形態をなし、
前記第1磁石孔及び前記第2磁石孔のうちの少なくともいずれか一方は、d軸を挟んで又はd軸を通ってd軸に対して周方向両側に延在する孔部分が、軸方向に視て、前記ロータコアの径方向外側への凸状の形態をなし、かつ、前記ロータコアの径方向内側への前記凸状の形態が、軸方向に視て、湾曲部を有する、回転電機用ロータが提供される。
【発明の効果】
【0007】
1つの側面では、本開示によれば、軸方向視で磁石孔がW字状をなす多層配置構造において、磁路の更なる最適化及び遠心力の更なる低減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施例によるモータの断面構造を概略的に示す断面図である。
ロータの断面図である。
図2に示した一の磁極に係る部分の拡大図である。
図3の一部(d軸に対して周方向片側)の更なる拡大図である。
比較例の構成を示す図である。
別の比較例の構成を示す図である。
図5Aの比較例との対比で、本実施例の効果の一部を説明する図である。
実施例2によるロータコアの一部を示す平面図である。
実施例3によるロータコアの一部を示す平面図である。
実施例4によるロータコアの一部を示す平面図である。
実施例5によるロータコアの一部を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率はあくまでも一例であり、これに限定されるものではなく、また、図面内の形状等は、説明の都合上、部分的に誇張している場合がある。
【0010】
図1は、一実施例によるモータ1の断面構造を概略的に示す断面図である。図2は、ロータ30の断面図(軸方向に垂直な平面による断面図)である。なお、図2等では、見易さのために、複数存在する同一属性の部位には、一部のみしか参照符号が付されていない場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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