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公開番号2024063838
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022171952
出願日2022-10-27
発明の名称剪定地点判定システム
出願人株式会社アイシン
代理人Knowledge Partners弁理士法人
主分類A01G 7/00 20060101AFI20240507BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】街路樹や花などを含む植物が道路側に倒れるおそれがある剪定が必要な地点を提供可能なシステムの提供を目的とする。
【解決手段】植物の高さ、および、前記植物から車道の境界である車道境界までの距離を取得する取得部と、取得した前記植物の高さが前記車道境界までの距離以上の長さであるか否かを判定し、前記植物の高さが前記車道境界までの距離以上の長さであると判定した場合に、前記植物の位置する地点を剪定が必要である剪定必要地点として記録媒体に記録する判定部と、前記植物が前記車道側に倒れるおそれがある基準を満たす場合に、前記剪定必要地点を表示部に表示させる表示制御部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
植物の高さ、および、前記植物から車道の境界である車道境界までの距離を取得する取得部と、
取得した前記植物の高さが前記車道境界までの距離以上の長さであるか否かを判定し、前記植物の高さが前記車道境界までの距離以上の長さであると判定した場合に、前記植物の位置する地点を剪定が必要である剪定必要地点として記録媒体に記録する判定部と、
前記植物が前記車道側に倒れるおそれがある基準を満たす場合に、前記剪定必要地点を表示部に表示させる表示制御部と、を備える、
剪定地点判定システム。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記基準は、
前記植物から前記車道境界への方位と、風向きと、が一致することである、
請求項1に記載の剪定地点判定システム。
【請求項3】
前記基準は、
降雨時または降雪時、もしくは、風速が閾値以上の場合の少なくとも一つの条件を満たす悪天候時である、
請求項1に記載の剪定地点判定システム。
【請求項4】
前記判定部は、
前記植物の高さから前記車道境界までの距離を減算した値が大きい前記地点ほど、前記剪定必要地点としての優先度が高いと判定する、
請求項1に記載の剪定地点判定システム。
【請求項5】
前記剪定必要地点を巡回する経路を生成する経路案内部を更に備える、
請求項1に記載の剪定地点判定システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、剪定地点判定システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、街路樹を剪定する必要性の判断を支援するシステムが知られている。例えば特許文献1においては、レーザーセンサを用いて街路樹の枝や葉にレーザー光を照射し、反射してくる光の強度から街路樹の枝や葉の高さを特定し、街路樹の剪定の必要性を判断する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-187091号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術においては、街路樹が道路側に倒れてくる可能性を考慮していない。そのため、街路樹が道路側に倒れてくる可能性の判断は、例えば道路管理者の判断や市民の通報による判断などが想定される。しかしながら、当該判断では、街路樹の剪定の必要な地点の選定を誤るおそれがある。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、街路樹や花などを含む植物が道路側に倒れるおそれがある剪定が必要な地点を提供可能なシステムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するため、剪定地点判定システムは、植物の高さ、および、前記植物から車道の境界である車道境界までの距離を取得する取得部と、取得した前記植物の高さが前記車道境界までの距離以上の長さであるか否かを判定し、前記植物の高さが前記車道境界までの距離以上の長さであると判定した場合に、前記植物の位置する地点を剪定が必要である剪定必要地点として記録媒体に記録する判定部と、前記植物が前記車道側に倒れるおそれがある基準を満たす場合に、前記剪定必要地点を表示部に表示させる表示制御部と、を備える。
【0007】
すなわち、剪定地点判定システムでは、植物の高さが植物から車道境界までの距離以上の長さであると判定した場合に、植物が車道側に倒れるおそれがある基準を満たす植物が位置する地点を剪定が必要な地点として表示部(例えば管理者端末の表示部)に表示させる。これにより、例えば道路管理者の判断や市民等の通報により剪定の必要性を判断する場合に比べて、植物が道路側に倒れるおそれがある剪定が必要な地点を確実に把握することができる。つまり、剪定が必要な地点を誤ったり、見落としたりすることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
剪定地点判定システムの構成を示すブロック図である。
車載システムの処理の一例を示すフローチャートである。
図3Aは撮影された画像の例を示す図であり、図3Bは車幅軸と車長軸とを含む平面を示す図である。
剪定必要地点情報の一例を示す図である。
サーバの処理の一例を示すフローチャートである。
巡回経路の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)システムの構成:
(2)車載システムの構成および処理:
(3)サーバの構成および処理:
(4)他の実施形態:
【0010】
(1)システムの構成:
図1は、本発明における剪定地点判定システムの構成を示すブロック図である。本実施形態において、剪定地点判定システムは、車載システム10とサーバ50とを備える。車載システム10とサーバ50とは相互に無線通信によって通信可能である。車載システム10は、本実施形態においてプローブ車両として機能する車両に備えられており、当該車両に搭載されたカメラで撮影された画像に基づいて、車両の周囲の植物を検出する。ここで、植物とは、草木、街路樹、花などを含む概念である。これ以降の説明では、草木等を総称して、単に植物と記す。そして、車載システム10は、植物が検出された地点が植物の剪定が必要な剪定必要地点か判断し、当該地点が剪定必要地点であると判断した場合には、当該剪定必要地点に対応付いた情報(剪定必要地点情報)をサーバ50に送信する。プローブ車両から当該情報を受信したサーバ50は、植物が道路側に倒れるおそれがある基準を満たす植物の剪定必要地点を管理者端末100のユーザI/F部110における表示部に表示させる。また、サーバ50は、図1に示すように、通信を介して管理者端末100および天候情報管理システム200と協働する。管理者端末100は、植物の剪定地点を管理する管理者(例えば道路の管理者)が使用する端末である。管理者は、管理者端末100を使用して、例えばサーバ50から受信した剪定必要地点を管理者端末のユーザI/F部110の表示部に表示する。天候情報管理システム200は、区画毎の天候を示す現在の天候情報を生成するシステムである。すなわちサーバ50は、車載システム10、管理者端末100、および、天候情報管理システム200とそれぞれ無線通信可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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