TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024058913
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-30
出願番号2022166321
出願日2022-10-17
発明の名称動力伝達ユニット用モータ及び動力伝達ユニット
出願人株式会社 神崎高級工機製作所
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類H02K 7/116 20060101AFI20240422BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】動力伝達ユニット用モータにおいて、モータケースとの嵌合形状が異なる複数種類のトランスミッションケースのうちから任意に選択されたトランスミッションケースと、モータケースを組み合わせて動力伝達ユニットを形成する場合に、製造コストの低減を図る。
【解決手段】動力伝達ユニット41は、モータ軸の動力が、トランスミッションケースに回転可能に支持された入力軸に伝達される。モータケースにおいて、トランスミッションケース側の端部には、トランスミッションケースに対する装着面と、大径環状凸部と、大径環状凸部より先端側の小径環状凸部とが、モータ軸の軸方向に並んで配置される。大径環状凸部と小径環状凸部とは、モータ軸の軸線を中心とした二重環状に配置される。モータは、大径環状凸部と小径環状凸部との一方の凸部を択一的にトランスミッションケースに嵌合固定可能に構成される。
【選択図】図2C
特許請求の範囲【請求項1】
モータケースに回転可能に支持されたモータ軸を備える動力伝達ユニット用モータであり、
前記動力伝達ユニットは、前記モータ軸の動力が、トランスミッションケースに回転可能に支持された入力軸に伝達され、
前記モータケースは、前記トランスミッションケースに嵌合固定可能に構成され、
前記モータ軸は、前記モータケースが前記トランスミッションケースに嵌合固定された際に前記入力軸に同一軸線状に配置され、
前記モータケースにおいて、前記トランスミッションケース側の端部には、前記トランスミッションケースに対する装着面と、前記装着面と一体形成された大径環状凸部と、前記大径環状凸部より先端側で、前記装着面と一体形成された小径環状凸部とが、前記モータ軸の軸方向に並んで配置され、
前記大径環状凸部と前記小径環状凸部とは、前記モータ軸の軸線を中心とした二重環状に配置され、
前記大径環状凸部と前記小径環状凸部との一方の凸部を択一的に前記トランスミッションケースに嵌合固定可能に構成される、
動力伝達ユニット用モータ。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
請求項1に記載の動力伝達ユニット用モータにおいて、
前記大径環状凸部と前記小径環状凸部とのうち、少なくとも前記一方の凸部の外周面に、円筒面となるように機械加工が施されている、
動力伝達ユニット用モータ。
【請求項3】
請求項1に記載の動力伝達ユニット用モータと、
前記トランスミッションケースと、
前記入力軸と、を備え、
前記トランスミッションケースには、前記モータケースに対する装着面と、該装着面の内側に設けた板部または筒面である壁部と、該壁部に設けた、前記入力軸の軸線を中心とする嵌合穴を有し、
該嵌合穴には、前記モータケースの前記大径環状凸部と前記小径環状凸部のいずれかが嵌合固定される、
動力伝達ユニット。
【請求項4】
請求項3に記載の動力伝達ユニットにおいて、
前記嵌合穴の開口周縁部には、面取りが全周にわたって形成され、
前記モータケースにおいて、前記一方の凸部の外周根元部分と、前記面取りとの間で弾性リングが圧縮されることにより、前記モータケースと前記トランスミッションケースとの間がシールされる、
動力伝達ユニット。
【請求項5】
請求項3に記載の動力伝達ユニットにおいて、
前記モータケースにおいて、前記一方の凸部の外周先端部分には、面取りが全周にわたって形成され、
前記嵌合穴の内周面に形成された段差面及び前記内周面の連続部と、前記面取りとの間で弾性リングが圧縮されることにより、前記モータケースと前記トランスミッションケースとの間がシールされる、
動力伝達ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、動力伝達ユニット用モータ及び動力伝達ユニットに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、芝刈装置を備える芝刈り車両等の車両において、車輪を電動モータで駆動し走行可能とすることが知られている。特許文献1には、1つの電動モータで左右車輪を駆動する電動車両としての芝刈り車両が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-154375号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された構成のように、1つの電動モータで左右車輪を駆動する電動車両では、電動モータの動力を車輪に伝達する動力伝達ユニットが用いられる。この動力伝達ユニットでは、動力伝達のための歯車機構がトランスミッションケースに収容され、トランスミッションケースに電動モータのモータケースが固定される。モータケースに回転可能に支持されたモータ軸から、トランスミッションケースに支持された歯車機構の入力軸に動力が伝達可能となっている。
【0005】
特許文献1に記載された構成において、モータケースの端部に設けた凸部を、トランスミッションケースの凹部に嵌合固定した状態で、モータケースとトランスミッションケースとを固定することが考えられる。一方、トランスミッションケースとして、モータケース側の端部の嵌合形状を複数種類に異ならせて製造したものを使用する場合がある。この場合、モータケースもそれに応じてトランスミッションケース側の端部形状を大きく変えた複数種類の構造を用意することが考えられる。しかしながら、この場合には、モータケースの種類が多くなるので、製造コストの低減を図る面から改良の余地がある。
【0006】
本発明の目的は、動力伝達ユニット用モータ及び動力伝達ユニットにおいて、モータケースとの嵌合形状が異なる複数種類のトランスミッションケースのうちから任意に選択されたトランスミッションケースと、モータケースを組み合わせて動力伝達ユニットを形成する場合に、製造コストの低減を図ることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る動力伝達ユニット用モータは、モータケースに回転可能に支持されたモータ軸を備える動力伝達ユニット用モータであり、前記動力伝達ユニットは、前記モータ軸の動力が、トランスミッションケースに回転可能に支持された入力軸に伝達され、前記モータケースは、前記トランスミッションケースに嵌合固定可能に構成され、前記モータ軸は、前記モータケースが前記トランスミッションケースに嵌合固定された際に前記入力軸に同一軸線状に配置され、前記モータケースにおいて、前記トランスミッションケース側の端部には、前記トランスミッションケースに対する装着面と、前記装着面と一体形成された大径環状凸部と、前記大径環状凸部より先端側で、前記装着面と一体形成された小径環状凸部とが、前記モータ軸の軸方向に並んで配置され、前記大径環状凸部と前記小径環状凸部とは、前記モータ軸の軸線を中心とした二重環状に配置され、前記大径環状凸部と前記小径環状凸部との一方の凸部を択一的に前記トランスミッションケースに嵌合固定可能に構成される、動力伝達ユニット用モータである。
【0008】
本発明に係る動力伝達ユニットは、本発明に係る動力伝達ユニット用モータと、前記トランスミッションケースと、前記入力軸と、を備え、前記トランスミッションケースには、前記モータケースに対する装着面と、該装着面の内側に設けた板部または筒面である壁部と、該壁部に設けた、前記入力軸の軸線を中心とする嵌合穴を有し、該嵌合穴には、前記モータケースの前記大径環状凸部と前記小径環状凸部のいずれかが嵌合固定される、動力伝達ユニットである。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る動力伝達ユニット用モータ及び動力伝達ユニットによれば、モータケースとの嵌合形状が異なる複数種類のトランスミッションケースのうちから任意に選択されたトランスミッションケースと、モータケースを組み合わせて動力伝達ユニットを形成する場合に、共通のモータケースを使用しやすくなる。これにより、モータの量産効果により、モータ及び動力伝達ユニットの製造コストの低減を図れる。
【0010】
上記の動力伝達ユニット用モータにおいて、前記大径環状凸部と前記小径環状凸部とのうち、少なくとも前記一方の凸部の外周面に、円筒面となるように機械加工が施されている構成としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
2軸モーター
25日前
個人
配線器具用取付枠
8日前
ニデック株式会社
モータ
14日前
個人
共振を用いた整流回路
今日
個人
スイッチング電源回路
4日前
株式会社ダイヘン
電源装置
14日前
個人
バッテリーの補助装置
1か月前
株式会社アイシン
ロータ
7日前
ニチコン株式会社
電源装置
6日前
個人
すだれ型の薄膜太陽光発電装置
6日前
個人
磁力のみを動力とするモーター
1か月前
ニデック株式会社
モータ
6日前
株式会社発明ラボックス
送受電システム
1日前
株式会社GSユアサ
無停電電源システム
1日前
株式会社アイシン
ステータ
7日前
中国電力株式会社
給電装置
6日前
日産自動車株式会社
ロータ
14日前
トヨタ自動車株式会社
故障検出回路
1日前
トヨタ自動車株式会社
故障検出回路
1日前
日産自動車株式会社
発電装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
モータ
19日前
個人
非対称鏡像力駆動型の静電発電機
21日前
富士電機株式会社
電力変換装置
21日前
株式会社ミツバ
回転電機
4日前
オムロン株式会社
電力変換装置
26日前
株式会社ミツバ
駆動装置
今日
株式会社ミツバ
回転電機
1か月前
株式会社ミツバ
駆動装置
今日
株式会社ミツバ
回転電機
1か月前
株式会社ミツバ
回転電機
7日前
株式会社ミツバ
駆動装置
14日前
株式会社ミツバ
制動装置
26日前
トヨタ自動車株式会社
剥離装置
今日
株式会社ミツバ
回転電機
20日前
コーセル株式会社
スイッチング電源装置
7日前
株式会社アイシン
軸受の支持構造
4日前
続きを見る