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公開番号2024058849
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-30
出願番号2022166215
出願日2022-10-17
発明の名称対基板作業機及びそのメンテナンス方法
出願人株式会社FUJI
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H05K 13/00 20060101AFI20240422BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】装置構成を変更せずに対基板作業機のメンテナンス作業を容易にかつ安全に行うための技術を提供する。
【解決手段】対基板作業機は、作業実施装置と、カメラと、制御装置と、光拡散部材取付部と、を備える。作業実施装置は、基板に対して所定の対基板作業を実施する。カメラは、撮像部と、LED照明部と、を有する。撮像部は、基板、基板に実装される部品及び作業実施装置の少なくとも1つを撮像対象として撮像動作を行う。LED照明部は、撮像部が撮像動作を行うときに点灯して撮像対象に照明光を照射する。制御装置は、作業実施装置及びカメラの動作を制御する。カメラは、照明光を拡散させるための光拡散部材が取付け可能となっていると共に、作業実施装置が停止した状態でLED照明部を点灯可能に構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
基板に対して所定の対基板作業を実施する作業実施装置と、
前記基板、前記基板に実装される部品及び前記作業実施装置の少なくとも1つを撮像対象として撮像動作を行う撮像部と、前記撮像部が前記撮像動作を行うときに点灯して前記撮像対象に照明光を照射するLED照明部と、を有するカメラと、
前記作業実施装置及び前記カメラの動作を制御する制御装置と、を備え、
前記カメラは、前記照明光を拡散させるための光拡散部材が取付け可能となっていると共に、前記作業実施装置が停止した状態で前記LED照明部を点灯可能に構成されている、対基板作業機。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記光拡散部材は、前記照明光を透過させて拡散する光拡散レンズを含む、請求項1に記載の対基板作業機。
【請求項3】
前記光拡散部材は、板状の支持体と、前記支持体の中央部に支持されるとともに前記照明光を透過させて拡散する光拡散レンズと、前記支持体の外周部に形成された第1の取付用構造部と、を含み、
前記カメラの前面側において前記第1の取付用構造部に対応した位置には、第2の取付用構造部が形成されており、
前記第1の取付用構造部及び前記第2の取付用構造部を用いることで、前記光拡散部材が前記カメラに着脱可能に取り付けられる、請求項1に記載の対基板作業機。
【請求項4】
前記第1の取付用構造部は複数のねじ挿通孔であり、前記第2の取付用構造部は複数の雌ねじ孔であり、複数の前記ねじ挿通孔を介して、複数の雄ねじが複数の前記雌ねじ孔にそれぞれ螺着可能となっている、請求項3に記載の対基板作業機。
【請求項5】
前記制御装置は、前記光拡散部材の前記カメラからの外し忘れを検知する機能を有する、請求項3に記載の対基板作業機。
【請求項6】
前記支持体において前記光拡散レンズの周囲の領域には、光不透過部が形成され、
前記制御装置は、前記カメラで撮像した画像に基づき、前記照明光が当っている範囲の広狭を判別することによって、前記光拡散部材の外し忘れを検知する、請求項5に記載の対基板作業機。
【請求項7】
前記制御装置は、前記光拡散部材の外し忘れを検知しているときには、前記カメラ以外の装置の停止状態を維持する制御を行う、請求項6に記載の対基板作業機。
【請求項8】
前記対基板作業機は、移動可能なヘッドで吸着した前記部品を前記基板に実装する作業を実施する部品実装機であり、
前記カメラは、前記ヘッドに搭載されるとともに、前記基板の上方から前記基板に付されたマークを撮像するマークカメラである、請求項1~7のいずれかに記載の対基板作業機。
【請求項9】
前記部品実装機は、上面に開口部を有するとともにその下面側に各種機器が配置されているテーブルと、前記開口部に設置されたウェハエキスパンド装置とを有する、請求項8に記載の対基板作業機。
【請求項10】
基板に対して所定の対基板作業を実施する作業実施装置と、
前記基板、前記基板に実装される部品、及び前記作業実施装置の少なくとも1つを撮像対象として撮像動作を行う撮像部と、前記撮像部が前記撮像動作を行うときに点灯して前記撮像対象に照明光を照射するLED照明部と、を有するカメラと、
前記作業実施装置及び前記カメラの動作を制御する制御装置と、を備えており、
前記カメラは、前記照明光を拡散させるための光拡散部材が取付け可能となっている対基板作業機においてメンテナンスを行う方法であって、
前記作業実施装置の動作が停止した状態で前記カメラに前記光拡散部材を取付ける工程と、
前記作業実施装置の動作が停止した状態で前記LED照明部を点灯する工程と、
前記作業実施装置の動作が停止し、かつ、前記LED照明部が点灯した状態で、前記対基板作業機にメンテナンス作業を実施する工程と、
を備える、対基板作業機のメンテナンス方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、対基板作業機及びそのメンテナンス方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、様々な対基板作業機が知られている。この種の対基板作業機は、基板に対して所定の作業を実施する作業実施装置などを筐体内に備えている。ところで、対基板作業機をメンテナンスする際に作業機内部が暗いと、作業者の手元がよく見えない。このため、メンテナンス作業がしにくい場合がある。そこで、特許文献1に開示された従来技術では、作業機外部から内部を確認できるように鏡やテレビカメラを設けるとともに、筐体内を照らすための照明器具を設けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-321454号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来技術の対基板作業機では、メンテナンス作業を容易にかつ安全に行うために、鏡、テレビカメラ、照明器具を追加で設ける必要があり、装置構成の変更を余儀なくされる。このため、装置の製造コストが高くなる等の問題があった。
【0005】
そこで本明細書は、装置構成を変更せずに対基板作業機のメンテナンス作業を容易にかつ安全に行うための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書は、作業実施装置と、カメラと、制御装置と、を備えた対基板作業機を開示する。作業実施装置は、基板に対して所定の対基板作業を実施する。カメラは、撮像部と、LED照明部と、を有する。撮像部は、基板、基板に実装される部品及び作業実施装置の少なくとも1つを撮像対象として撮像動作を行う。LED照明部は、撮像部が撮像動作を行うときに点灯して撮像対象に照明光を照射する。制御装置は、作業実施装置及びカメラの動作を制御する。カメラは、照明光を拡散させるための光拡散部材が取付け可能となっていると共に、作業実施装置が停止した状態でLED照明部を点灯可能に構成されている。上述した構成によると、カメラに光拡散部材を取付け、カメラのLED照明部から照射される照明光を利用してメンテナンス作業を行うことができる。これによって、装置構成を大きく変更せずに対基板作業機のメンテナンス作業を容易にかつ安全に行うことができる。
【0007】
また、本明細書は、作業実施装置と、カメラと、制御装置と、を備えた対基板作業機にメンテナンスを行う方法を開示する。作業実施装置は、基板に対して所定の対基板作業を実施する。カメラは、撮像部と、LED照明部と、を有する。撮像部は、基板、基板に実装される部品及び作業実施装置の少なくとも1つを撮像対象として撮像動作を行う。LED照明部は、撮像部が撮像動作を行うときに点灯して撮像対象に照明光を照射する。制御装置は、作業実施装置及びカメラの動作を制御する。カメラは、照明光を拡散させるための光拡散部材が取付け可能となっている。メンテナンスを行う方法は、作業実施装置の動作が停止した状態でカメラに光拡散部材を取付ける工程と、作業実施装置の動作が停止した状態でLED照明部を点灯する工程と、作業実施装置の動作が停止し、かつ、LED照明部が点灯した状態で、対基板作業機にメンテナンス作業を実施する工程と、を備える。この方法によっても、上記した対基板作業機と同様の作用効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の対基板作業機を具体化した実施例の部品実装機を示す概略平面図である。
実施例の部品実装機を示す部分概略正面図である。
実施例においてマークカメラに光拡散部材を装着する前の状態を示す側面図である。
実施例の部品実装機に使用する光拡散部材を示す平面図である。
実施例においてマークカメラに光拡散部材を装着した状態を示す側面図である。
実施例においてマークカメラに光拡散部材を装着した状態を示す底面図である。
別の実施例においてマークカメラに光拡散部材を装着した状態を示す部分側面図である。
別の実施例においてマークカメラに光拡散部材を装着した状態を示す部分側面図である。
別の実施例においてマークカメラに光拡散部材を装着した状態を示す部分側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書に開示する対基板作業機では、光拡散部材は、照明光を透過させて拡散する光拡散レンズを含んでいてもよい。このような構成によると、LED照明部からの照明光を好適に拡散することができる。
【0010】
本明細書に開示する対基板作業機では、光拡散部材は、板状の支持体と、支持体の中央部に支持されるとともに照明光を透過させて拡散する光拡散レンズと、支持体の外周部に形成された第1の取付用構造部と、を含んでいてもよい。カメラの前面側において第1の取付用構造部に対応した位置には、第2の取付用構造部が形成されていてもよい。第1の取付用構造部及び第2の取付用構造部を用いることで、光拡散部材がカメラに着脱可能に取り付けられていてもよい。このような構成によると、カメラへの光拡散部材の着脱を容易に行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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