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公開番号2024058246
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165484
出願日2022-10-14
発明の名称捺染物の製造方法
出願人理想科学工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類D06B 15/00 20060101AFI20240418BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】べたつきが抑制された捺染物を製造することできる、捺染物の製造方法を提供する。
【解決手段】凝集剤、水溶性有機溶剤、及び水を含む前処理液を布に付与する工程と、前記前処理液が付与された前記布に、色材、バインダ樹脂、水溶性有機溶剤、及び水を含むインクを付与する工程と、前記前処理液及び前記インクが付与された前記布を乾燥する工程と、前記布を乾燥する工程と同時又は前記布を乾燥する工程の後に、前記布に多孔質基材を接触させ前記布を加圧する工程とを含む、捺染物の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
凝集剤、水溶性有機溶剤、及び水を含む前処理液を布に付与する工程と、
前記前処理液が付与された前記布に、色材、バインダ樹脂、水溶性有機溶剤、及び水を含むインクを付与する工程と、
前記前処理液及び前記インクが付与された前記布を乾燥する工程と、
前記布を乾燥する工程と同時又は前記布を乾燥する工程の後に、前記布に多孔質基材を接触させ前記布を加圧する工程とを含む、捺染物の製造方法。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記多孔質基材が、植物繊維、ポリウレタン樹脂、又はこれらの組合せを含む、請求項1に記載の捺染物の製造方法。
【請求項3】
前記多孔質基材の坪量が、50g/m

以上である、請求項1又は2に記載の捺染物の製造方法。
【請求項4】
前記布に多孔質基材を接触させ前記布を加圧する工程において、前記布を10Pa以上の圧力で加圧する、請求項1又は2に記載の捺染物の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、捺染物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
織物、編み物、不織布等の布等に、文字、絵、図柄等の画像を形成する方法として、インクジェット法を用いた捺染方法が知られている。
【0003】
特許文献1には、黒等の濃色の布に、多価金属塩を含む前処理液を付着させた後、熱処理により前処理液中が付与された布を乾燥させ、次いで、白色顔料を含む白色の捺染インクジェット用インクを印刷して白色画像を形成し、その上に色インクを用いて所望の画像を形成し、さらに熱処理を行ってインクが付与された布を乾燥する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-30014号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
布にインクを印刷し、乾燥して得られた捺染物の印刷部がべたつく場合がある。
本発明の実施形態は、べたつきが抑制された捺染物を製造することできる、捺染物の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態は、凝集剤、水溶性有機溶剤、及び水を含む前処理液を布に付与する工程と、前記前処理液が付与された前記布に、色材、バインダ樹脂、水溶性有機溶剤、及び水を含むインクを付与する工程と、前記前処理液及び前記インクが付与された前記布を乾燥する工程と、前記布を乾燥する工程と同時又は前記布を乾燥する工程の後に、前記布に多孔質基材を接触させ前記布を加圧する工程とを含む、捺染物の製造方法に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の実施形態によれば、べたつきが抑制された捺染物を製造することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の一実施形態を詳しく説明するが、本発明がこれらの実施形態に限定されることはなく、様々な修正や変更を加えてもよいことはいうまでもない。
【0009】
一実施形態による捺染物の製造方法は、凝集剤、水溶性有機溶剤、及び水を含む前処理液を布に付与する工程と、前処理液が付与された布に、色材、バインダ樹脂、水溶性有機溶剤、及び水を含むインクを付与する工程と、前処理液及びインクが付与された布を乾燥する工程と、布を乾燥する工程と同時又は布を乾燥する工程の後に、布に多孔質基材を接触させ布を加圧する工程とを含む。
この捺染物の製造方法を用いる場合、べたつきが抑制された捺染物を製造することができる。
【0010】
理論に拘束されるものではないが、乾燥後の捺染物に残留する、前処理液、インク等に由来する水溶性有機溶剤が、べたつきの原因となり得ると推測される。例えば、ポリエステル等の親水性の低い材料を含む布は、良好な発色の画像を得るために、綿のような親水性のより高い材料を含む布に比べ、より多量の前処理液、インク等が用いられる傾向がある。前処理液やインクの使用量が多いと、乾燥後の捺染物に残留する水溶性有機溶剤の量も多くなる傾向があり、べたつきが悪化しやすいと推測される。また、濃色の布に対しては、布に前処理液を付与したのち、ホワイトインクを付与して白色画像を形成し、その上に、カラーインクを用いて画像を形成する方法があるが、そのような方法を用いる場合にも、前処理液、ホワイトインク、及びカラーインクを使用するため、水溶性有機溶剤の捺染物における残留量がより多くなり、乾燥後のべたつきが悪化しやすいと推測される。また、例えば、前処理液を布に付与した後、乾燥工程を設けずに、いわゆるウェットオンウェット法でインクを付与する場合も、全ての印刷工程の後の乾燥後の捺染物に残留する水溶性有機溶剤の量が多くなる傾向があり、べたつきが悪化しやすいと推測される。
(【0011】以降は省略されています)

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