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公開番号2024051884
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158262
出願日2022-09-30
発明の名称洗濯機
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類D06F 33/40 20200101AFI20240404BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】脱水運転時における泡発生を防止することのできる洗濯機を提供する。
【解決手段】本洗濯機は、脱水運転時の工程として、回転槽を高速の設定回転数で回転運転する本脱水工程(S3)と、本脱水工程前に行われ、回転槽を本脱水工程時よりも低速の設定回転数で回転運転するプレ脱水工程(S1)と、プレ脱水工程と本脱水工程との間に行われ、回転槽の回転を停止させ、水槽からの排水を行う排水工程(S2)と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
洗濯槽が、洗濯時に水を溜める水槽と、前記水槽内部に配置される回転槽との二重構造となっている洗濯機であって、
脱水運転時の工程として、
前記回転槽を第1設定回転数で回転運転する本脱水工程と、
前記本脱水工程の前に行われ、前記回転槽を前記第1設定回転数よりも低い回転数である第2設定回転数で回転運転するプレ脱水工程と、
前記プレ脱水工程と前記本脱水工程との間に行われ、前記回転槽の回転を停止させ、前記水槽からの排水を行う排水工程と、を有することを特徴とする洗濯機。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
請求項1に記載の洗濯機であって、
脱水運転の開始時に、当該洗濯機の排水環境を確認し、
排水環境が悪いと判定される場合には、前記プレ脱水工程、前記排水工程および前記本脱水工程を実施し、排水環境が良いと判定される場合には、前記本脱水工程のみを実施することを特徴とする洗濯機。
【請求項3】
請求項1に記載の洗濯機であって、
脱水運転の開始時に、洗濯物の量を確認し、
洗濯物が所定量以上と判定される場合には、前記プレ脱水工程、前記排水工程および前記本脱水工程を実施し、洗濯物が所定量未満と判定される場合には、前記本脱水工程のみを実施することを特徴とする洗濯機。
【請求項4】
請求項1に記載の洗濯機であって、
前記プレ脱水工程の実施中、前記洗濯槽の検出水位が所定水位に到達した場合には、前記プレ脱水工程を中断して排水工程を実施し、前記洗濯槽の検出水位が所定水位に到達することなく前記プレ脱水工程が終了した場合には、前記排水工程を省略して前記本脱水工程を実施することを特徴とする洗濯機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、洗濯機に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
洗濯機における洗濯槽は、洗濯時に水を溜める水槽と、水槽内部に配置される回転槽との二重構造になっている。近年のドラム式洗濯機などでは、小型化を図るために、水槽と回転槽(ドラム)との直径差を小さくする(水槽の内面にドラムの外面を近付ける)ような設計とされることがある。この場合、脱水運転時における泡発生の問題が顕著となる。
【0003】
脱水運転の初期においては、洗濯物から多くの洗濯水(洗剤成分を含む水)が絞り出される。このとき、水槽からの洗濯水の排水が間に合わず、回転する回転槽に洗濯水が接触すると、洗濯槽内に多量の泡が発生することがある。そして、水槽と回転槽との間に存在する泡が回転抵抗となり、回転槽の回転数が上がりにくい状況が発生する。尚、このような泡発生の問題は、ドラム式洗濯機に限らず、縦型洗濯機にも存在する。
【0004】
特許文献1には、回転槽の回転数に基づいて泡発生を検知し、泡発生が検知された場合には泡を消去する処理(脱水を一旦中止して溜めすすぎを行うなど)を実施することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001-58093号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1では、泡発生の発生自体を無くすことが困難であり、泡が発生した場合には、泡の消去に時間が掛かるといった問題がある。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、脱水運転時における泡発生を防止することのできる洗濯機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、洗濯槽が、洗濯時に水を溜める水槽と、前記水槽内部に配置される回転槽との二重構造となっている洗濯機であって、脱水運転時の工程として、前記回転槽を第1設定回転数で回転運転する本脱水工程と、前記本脱水工程の前に行われ、前記回転槽を前記第1設定回転数よりも低い回転数である第2設定回転数で回転運転するプレ脱水工程と、前記プレ脱水工程と前記本脱水工程との間に行われ、前記回転槽の回転を停止させ、前記水槽からの排水を行う排水工程と、を有することを特徴としている。
【0009】
上記の構成によれば、本脱水工程の前にプレ脱水工程および排水工程を実施することで、脱水運転中における泡の発生を確実に防止することができる。
【0010】
また、上記洗濯機は、脱水運転の開始時に、当該洗濯機の排水環境を確認し、排水環境が悪いと判定される場合には、前記プレ脱水工程、前記排水工程および前記本脱水工程を実施し、排水環境が良いと判定される場合には、前記本脱水工程のみを実施する構成とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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