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公開番号2024044942
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022162790
出願日2022-09-20
発明の名称ハンガー係止具付き物干竿
出願人個人
代理人
主分類D06F 57/00 20060101AFI20240326BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】物干竿に吊るしたハンガーが、風で一方向に吹き寄せられたり、棹から外れたりするのを防止し得る、簡単な構造で汎用性の高いハンガー係止具付き物干竿を提供する。
【解決手段】波状に屈曲した形状を有する線材の、屈曲部が一直線上に配されてなる側が、円柱形状の物干竿本体の外周の長さ方向に接合し、物干竿本体に接合された側の屈曲部を谷部、前記物干竿本体から乖離した側の屈曲部を山部としたときに、山部と前記物干竿本体との間に、ハンガーのフックを挿通し得る構造とする。これにより、ハンガーのフックは、隣接する谷部の間に配され、風で物干竿の長さ方向に移動するのを抑制できる。また山部と物干竿本体との距離と、ハンガーの寸法との関係と調整により、風でハンガーが外れることを抑制することも可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
波状に屈曲した形状を有する線材の、屈曲部が一直線上に配されてなる側が、円柱形状の物干竿本体の外周の長さ方向に接合されてなり、前記物干竿本体に接合された側の屈曲部を谷部、前記物干竿本体から乖離した側の屈曲部を山部としたときに、前記山部と前記物干竿本体の間に、ハンガーのフックを挿通することが可能な、ハンガー係止具付き物干竿において、前記フックを上にして前記ハンガーを水平面に置いた状態で、前記フックの先端部を通過する水平方向の線とフックの上端との距離と、前記ハンガーの衣服を掛ける部分と前記フックを接続する直線部分の長さを、前記山部と前記物干竿本体との距離よりも大きくすることにより、洗濯物を掛けた前記ハンガーが、前記物干竿本体から、ずれない、外れにくい、取り込み時は簡単に外しやすいといった相反する機能を併せ持つことを特徴とする、ハンガー係止具付き物干竿。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物干竿に掛けた複数のハンガーが、風で一方に吹き寄せられたり、外れたりすることを抑制し得る、ハンガー係止具付き物干竿に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
洗濯した衣服を乾燥させる際は、衣服を拡げてハンガーに掛け、さらにハンガーのフック部を物干竿などに掛けることが多い。ハンガーを用いる利点の一つとして、前記のように衣服を拡げた状態が維持できるので、風通しを確保し、乾燥を促進できることがある。
【0003】
しかしながら、通常の物干竿には、表面を高分子材料で被覆した鋼管が用いられ、ハンガーを固定するための構造が付与されていないので、風に吹き寄せられて衣服が密集し、風通しが低下することがある。また、風が強い場合は、フックが物干竿から外れて、吹き飛ばされることがある。
【0004】
このような課題に対処するための技術として、特許文献1には、波形を形成した針金の両端又は中途に数個の大形の洗たくばさみ状の固定具を付して形成するところのハンガー掛けが開示されている。しかしながら、ここに開示されているハンガー掛けは、物干竿に取り付けて用いるのが前提となっているが、物干竿への固定が不安定であるため、使用方法が限定されるという観点から、改善の余地がある。
【0005】
また、特許文献2には、合成樹脂シート又は布地裏打合成樹脂シートで中空の筒状体形成部を係合部材にて着脱自在に形成しその両端を外部に開口させると共に、筒状体及び棒状体の垂直方向の筒状体形成部内縁部に網部材を連接固定し、該網部材にハンガーを自在に吊掛けることを特徴とする洗濯物干し用ハンガーの吊掛具が開示されている。しかしながら、ここに開示されている洗濯物干し用ハンガーの吊掛具は、構造がやや複雑で、使用方法が限定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
実開昭55-130695号公報
特開平10-127991号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記の問題に鑑み、本発明の課題は、簡単な構造で汎用性の高いハンガー係止具付き物干竿を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、前記先行技術の問題点を解決し得る構造を、鋭意検討した結果、なされたものである。
【0009】
上記課題を解決するための、本発明の一態様に係るハンガー係止具付き物干竿は、波状に屈曲した形状を有する線材の、屈曲部が一直線上に配されてなる側が、円柱形状の物干竿本体の外周の長さ方向に接合されてなり、前記物干竿本体に接合された側の屈曲部を谷部、前記物干竿本体から乖離した側の屈曲部を山部としたときに、前記山部と前記物干竿本体との間に、ハンガーのフックを挿通することが可能な、ハンガー係止具付き物干竿において、前記フックを上にして前記ハンガーを水平面に置いた状態で、前記フックの先端部を通過する水平方向の線とフックの上端との距離と、前記ハンガーの衣服を掛ける部分と前記フックを接続する直線部分の長さが、前記山部と前記物干竿本体との距離よりも大きいことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係るハンガー係止具付き物干竿は、波状に屈曲した形状を有する線材の屈曲部が一直線状に配された側が、物干竿本体の長手方向の接合されているので、線材の屈曲部の物干竿本体との接合部の間に、ハンガーのフック部を挿通することにより、フック部、つまりハンガーとハンガーの間の距離を一定範囲に維持できるので、風でハンガーに掛けた洗濯物が、吹き寄せられることを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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