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公開番号2024058691
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-30
出願番号2022165936
出願日2022-10-17
発明の名称柔軟性遮熱素材
出願人株式会社日進産業
代理人個人
主分類D06M 11/36 20060101AFI20240422BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】様々な種類の生地や用途に適用可能であって熱エネルギーの侵入や漏出を抑制できる柔軟性遮熱素材を提供する。
【解決手段】本発明の柔軟性遮熱素材は、柔軟性を有する柔軟性基材と、前記柔軟性基材に被覆された被覆層と、を備え、前記被覆層は、複数の中空セラミックスと、前記複数の中空セラミックス同士を接続する樹脂バインダと、架橋剤と、分散水と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
柔軟性を有する柔軟性基材と、
前記柔軟性基材に被覆された被覆層と、を備え、
前記被覆層は、
複数の中空セラミックスと、
前記複数の中空セラミックス同士を接続する樹脂バインダと、
架橋剤と、
分散水と、を有し、
前記被覆層は、前記柔軟性基材および前記被覆層の少なくとも一方に加わる熱を、遠赤外線に変換して放射し、
前記被覆層は、
前記柔軟性基材の内側より外側の温度が高い場合に、外側から内側への熱エネルギーの侵入を抑制し、
前記柔軟性基材の外側より内側の温度が高い場合に、内側から外側への熱エネルギーの漏出を抑制できる、柔軟性遮熱素材。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記被覆層において、
前記中空セラミックスは、全体に対して、11.45wt%~12・04wt%であり、
前記樹脂バインダは、全体に対して、44.41wt%~47.15wt%であり、
前記架橋剤は、全体に対して、0.49wt%~0.51wt%であり、
前記分散水は、残部である、請求項1記載の柔軟性遮熱素材。
【請求項3】
前記被覆層において、
前記中空セラミックスは、全体に対して、11.80wt%であり、
前記樹脂バインダは、全体に対して、45.78wt%であり、
前記架橋剤は、全体に対して、0.50wt%であり、
前記分散水は、全体に対して、41.92wt%である、請求項1記載の柔軟性遮熱素材。
【請求項4】
前記架橋剤は、
プロピレングリコール類、
ジメチルピラゾール類、
ヘキサメチレンジイソシアナート、
アルキル鎖含有分子、
水、
を、含む、請求項1記載の柔軟性遮熱素材。
【請求項5】
前記架橋剤は、前記中空セラミックスと前記柔軟性基材との接続力を強化する、請求項4記載の柔軟性遮熱素材。
【請求項6】
前記複数の中空セラミックスは、複数の異なる粒径の中空セラミックスを含む、請求項1記載の柔軟性遮熱素材。
【請求項7】
前記中空セラミックスは、金属酸化物を含み、
前記金属酸化物は、酸化アルミニウム(Al



)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化第二鉄(Fe



)、酸化ナトリウム(Na

O)、酸化カリウム(K

O)、酸化チタン(TiO

)、酸化セリウム(CeO

)、二酸化ケイ素(SiO

)、三酸化アンチモン(Sb



)の少なくとも一つを含む、請求項1記載の柔軟性遮熱素材。
【請求項8】
前記中空セラミックスは、略球状を有する、請求項1記載の柔軟性遮熱素材。
【請求項9】
前記略球状の中空セラミックスは、付与される熱の含む近赤外線を、反射させるおよび屈折させるの少なくとも一方を行い、前記近赤外線の含む熱エネルギーを減衰させる、請求項8記載の柔軟性遮熱素材。
【請求項10】
前記柔軟性基材は、綿、木綿、絹、羊毛、化学繊維、合成繊維、樹脂繊維、木製繊維および竹製繊維の少なくとも一つで構成される生地および不織布の少なくとも一つを含む、請求項1記載の柔軟性遮熱素材。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被服などに適用できる柔軟性素材であって、外界温度との差分により生じる熱エネルギーの侵入や漏出を抑制できる柔軟性遮熱素材に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
世の中には、様々な被服などの衣料品があり、多くの人に様々な場所で使用されている。被覆などの衣料品は、靴、靴下などの足元への用途から、ズボン、シャツ、ジャケットなどの被覆、帽子や手袋などもある。また、作業服、制服、私服、スポーツ用のユニフォームなど、様々な衣料品がある。靴や帽子などについても同様である。
【0003】
また、衣料品だけではなく、作業用テント、キャンプ用テント、カーテンなど、生地を素材として作られて使用される物品も身の回りに多数存在している。衣料品でもこれらでも、様々な種類の繊維での生地で作られている。生地は柔軟性があり、すなわち柔軟性素材であることで、衣料品、寝具、身の回り品、運動用品など、様々な分野での製品を作ることができる。
【0004】
衣料品や身の回り品などは、常に外部環境にさらされている。例えば、日差しを受けたり、外気にさらされたり、外界の熱を受けたりする。また、衣料品や身の回り品は、人体に装着されたり、人体に近い場所に存在したりする。例えば、衣料品であれば、人体に着衣されるし、カーテンなどであれば生活空間に存在する人の近くにある。
【0005】
このような衣料品や身の回り品は、人体に近い場所にありながら、外界の環境にさらされる状態にある。このため、外界環境における日差しや外気温などによって、衣料品や身の回り品の温度が上昇することが当然にあり得る。また、衣料品であれば、着衣している使用者の体温上昇に伴って衣料品の温度が上昇しうる。特に、運動用のユニフォームなどであれば、運動する場所の外界温度と体温上昇が相まって、衣料品の温度が上昇することがある。
【0006】
衣料品の温度が上昇すると、着衣している人間の健康状態に悪影響を及ぼす懸念がある。屋外の作業者が着衣している作業服の温度が上昇すると、作業者の健康を害したり、作業者の作業効率を害したりする。運動選手のユニフォームの温度が上昇すると、健康を害するだけでなく、運動選手のパフォーマンスに悪影響を与える可能性もある。
【0007】
これらのような特殊な状況にある人だけでなく、外を移動しているビジネスマンや学生などにおいても、外界温度の上昇や日差しなどで衣料品の温度が上昇することは身体への負担が生じる。特に、近年の地球温暖化により、外界環境による温度上昇が大きくなっており、衣料品の温度上昇による人体への負担が懸念されている。
【0008】
また、カーテンやテントなども、外界温度や日差しによって、温度上昇する。これらが温度上昇すると、室内の温度も上昇してしまい、室内にいる人や動物への悪影響が懸念される。これらカーテンやテントなどの外界環境による温度上昇も、衣料品と同じく問題となっている。
【0009】
このように、着衣している人間の体温や遮蔽されている内部空間の温度よりも、外界の温度が高い場合には、外界の熱エネルギーが着衣や内部空間に侵入して人間や内部空間の温度上昇を生じさせてしまう問題がある。外界の温度が高い場合とは、暑い場所や暑い季節、あるいは外界温度が高まりやすい状況(人工芝でのスポーツなど)などによる。
【0010】
一方、着衣している人間の体温や遮蔽されている内部空間の温度が、外界の温度よりも高い場合もある。寒い場所や寒い季節などにおいては、このように外界の温度が相対的に低い場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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