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公開番号2024027987
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-01
出願番号2022131259
出願日2022-08-19
発明の名称経糸糊付装置
出願人津田駒工業株式会社
代理人
主分類D06B 3/04 20060101AFI20240222BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】
本発明は、糊付け槽、経糸シートが巻き掛けられる第1ロール、第1ロールに外接する第2ロール、第1ロールと第2ロールとの外接位置に糊液を供給する糊液供給装置を含み、糊付け槽の後側の端壁が第2ロールの軸心よりも前側に位置している経糸糊付装置に関する。そして、本発明は、その糊液供給装置及び小型の糊付け槽を備える経糸糊付装置において、後方へ飛散する糊液によって装置周辺が汚れるのを可及的に防止できる構成を提供することを目的とする。
【解決手段】
経糸糊付装置が、第2ロールの下方で幅方向に関し第2ロールの存在範囲を含むように設けられて上方を向く受け面を有する受け部と、受け部で受けた糊液を回収する回収部とを備え、受け部は、受け面の前端で糊付け槽の後側の端壁に接すると共に、受け面の後端が第2ロールよりも後方に位置するような大きさを有し、受け面が回収部へ向けて下向きに傾斜している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
糊液が貯留される糊付け槽と、経糸シートが巻き掛けられる第1ロールと、前記経糸シートの進行方向における上流側で前記第1ロールに外接するように前記第1ロールに対する後側に設けられる第2ロールと、前記第1ロール及び前記第2ロールの外接位置に糊液を供給する糊液供給装置とを含み、前記糊付け槽の後側の端壁が前記第2ロールの軸心よりも前側に位置するように構成された経糸糊付装置において、
上下方向に関し前記第2ロールの下方で幅方向に関し前記第2ロールの存在範囲を含むように設けられる板状の受け部であって上方を向く受け面を有する受け部と、前記受け部で受けた糊液を回収する回収部とを備え、
前記受け部は、前記受け面の前端において糊付け槽の後側の端壁に接するように設けられ、前記受け面の後端が前記第2ロールよりも後方に位置するような大きさを有すると共に、前記受け面が前記回収部へ向けて下向きに傾斜するように構成されている
ことを特徴とする経糸糊付装置。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記受け部は、前記受け面の前記後端から上方へ伸びる規制面を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の経糸糊付装置。
【請求項3】
前記回収部は、前記幅方向に関し前記糊付け槽の存在範囲を含むように延在すると共に前後方向に関し前記糊付け槽の前側の端壁に接する位置に設けられる回収路であって外部に連通する回収孔が形成された回収路、及び前記糊付け槽の両側方の少なくとも一方で前記前後方向に延在すると共に前記幅方向に関し前記糊付け槽の側壁に接する位置に設けられる誘導路であって前記受け部と前記回収路とを連続させると共に前記回収路に向けて下向きに傾斜する誘導路を含む
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の経糸糊付装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、糊液が貯留される糊付け槽と、経糸シートが巻き掛けられる第1ロールと、経糸シートの進行方向における上流側で第1ロールに外接するように第1ロールに対する後側に設けられる第2ロールと、第1ロール及び第2ロールの外接位置に糊液を供給する糊液供給装置とを含み、糊付け槽の後側の端壁が第2ロールの軸心よりも前側に位置するように構成された経糸糊付装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、糊液が貯留される糊付け槽と、経糸シートが巻き掛けられるサイジングロール(第1ロール)とを備えた経糸糊付装置が開示されている。また、その経糸糊付装置においては、そのサイジングロールの前側及び後側に、サイジングロールに外接するスクイズロールがそれぞれ設けられている。さらに、経糸糊付装置は、サイジングロール及び後側のスクイズロール(第2ロール)の外接位置に上方から糊液を供給する糊液供給装置を備えている。そして、その経糸糊付装置では、糊液供給装置から前記外接位置に糊液が供給され、第1ロール及び第2ロールの間を経糸シートが通過することで、経糸シートから余分な糊液が搾り出されつつ経糸シートに対する糊付けが行われるようになっている。
【0003】
また、その経糸糊付装置においては、糊付け槽は、前後方向に関し、サイジングロール及び2つのスクイズロールの存在範囲よりも大きい寸法を有している。したがって、その経糸糊付装置においては、糊付け槽のサイズが大きく、貯留される糊液の量が多いものとなっている。そのため、そのような経糸糊付装置では、糊液の使用量が多くなることから、糊付けのためのコストが高くなってしまう。
【0004】
一方で、特許文献2に開示された経糸糊付装置では、その糊付け槽は、前後方向における大きさがロールの直径よりも若干大きい程度の、小型のものとなっている。したがって、その経糸糊付装置では、特許文献1の装置と比べ、貯留される糊液が少ないものとなるため、糊液の使用量が抑えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-96657号公報
特開2013-2029号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、その特許文献2の経糸糊付装置も、サイジングロールと後側のスクイズロールとの外接位置に上方から糊液を供給する糊液供給装置を備えている。なお、特許文献1の装置も含め、そのような糊液供給装置を備えた経糸糊付装置の場合には、その上方から供給された糊液が、ロールの回転に伴い、後側のスクイズロールの下方において後方へ向けて飛び散ることとなる。その上で、特許文献2の経糸糊付装置のように前後方向における糊付け槽の大きさが小さい場合には、その飛び散る糊液が糊付け槽の後方へ飛散し、経糸糊付装置の周辺が汚れてしまう。
【0007】
そこで、本発明は、前記した糊液供給装置を備えると共に糊付け槽が小型である経糸糊付装置において、後方へ飛散する糊液によって装置周辺が汚れてしまうのを可及的に防止することができる構成を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成すべく、本発明は、糊液が貯留される糊付け槽と、経糸シートが巻き掛けられる第1ロールと、経糸シートの進行方向における上流側で第1ロールに外接するように第1ロールに対する後側に設けられる第2ロールと、第1ロール及び第2ロールの外接位置に糊液を供給する糊液供給装置とを含み、糊付け槽の後側の端壁が第2ロールの軸心よりも前側に位置するように構成された経糸糊付装置を前提とする。その上で、その経糸糊付装置が、上下方向に関し第2ロールの下方で幅方向に関し第2ロールの存在範囲を含むように設けられる板状の受け部であって上方を向く受け面を有する受け部と、受け部で受けた糊液を回収する回収部とを備え、受け部は、受け面の前端において糊付け槽の後側の端壁に接するように設けられ、受け面の後端が第2ロールよりも後方に位置するような大きさを有すると共に、受け面が回収部へ向けて下向きに傾斜するように構成されていることを特徴とする。
【0009】
また、本発明において、受け部は、受け面の後端から上方へ伸びる規制面を有するように構成されても良い。さらに、回収部は、前記幅方向に関し糊付け槽の存在範囲を含むように延在すると共に前後方向に関し糊付け槽の前側の端壁に接する位置に設けられる回収路であって外部に連通する回収孔が形成された回収路、及び糊付け槽の両側方の少なくとも一方で前記前後方向に延在すると共に前記幅方向に関し側壁に接する位置に設けられる誘導路であって受け部と回収路とを連続させると共に回収路に向けて下向きに傾斜する誘導路を含むように構成されても良い。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、後側の端壁が第2ロールの軸心よりも前側に位置するように糊付け槽が設けられた経糸糊付装置、すなわち、そのような小型の糊付け槽を備えた経糸糊付装置を前提とする。そして、その経糸糊付装置が、第2ロールの下方で幅方向における第2ロールの存在範囲を含むように設けられる受け部を備えている。また、その受け部は、上方を向く受け面の前端において糊付け槽の後側の端壁に接するように設けられている。さらに、その受け部は、受け面の後端が第2ロールよりも後方に位置するような大きさを有している。
(【0011】以降は省略されています)

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