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公開番号2024023012
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-21
出願番号2022126530
出願日2022-08-08
発明の名称繊維集束剤
出願人第一工業製薬株式会社
代理人個人,個人
主分類D06M 15/564 20060101AFI20240214BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】集束性と、繊維集束剤に用いるポリウレタン樹脂水分散体の貯蔵安定性とを両立させる技術を提供する。
【解決手段】繊維集束剤は、ポリウレタン樹脂の水分散体を含む繊維集束剤であって、前記ポリウレタン樹脂は、構成成分として、スルホン酸基とスルホン酸塩基とのいずれも有しないポリオール(a)成分と、ポリイソシアネート(b)成分と、スルホン酸基とスルホン酸塩基との少なくとも一方を有し、かつ、活性水素基を有する化合物(c)成分と、を備え、前記ポリオール(a)成分は、ポリエステルポリオール(a1)と、ポリエーテルポリオール(a2)と、を含み、前記ポリエーテルポリオール(a2)の成分は、前記ポリオール(a)成分と前記ポリイソシアネート(b)成分と前記化合物(c)成分との合計量100質量部に対して、10質量部以上30質量部以下である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリウレタン樹脂の水分散体を含む繊維集束剤であって、
前記ポリウレタン樹脂は、構成成分として、
スルホン酸基とスルホン酸塩基とのいずれも有しないポリオール(a)成分と、
ポリイソシアネート(b)成分と、
スルホン酸基とスルホン酸塩基との少なくとも一方を有し、かつ、活性水素基を有する化合物(c)成分と、を備え、
前記ポリオール(a)成分は、ポリエステルポリオール(a1)と、ポリエーテルポリオール(a2)と、を含み、
前記ポリエーテルポリオール(a2)の成分は、前記ポリオール(a)成分と前記ポリイソシアネート(b)成分と前記化合物(c)成分との合計量100質量部に対して、10質量部以上30質量部以下であることを特徴とする、
繊維集束剤。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
請求項1に記載の繊維集束剤であって、
前記ポリエーテルポリオール(a2)の成分に対する前記ポリエステルポリオール(a1)の成分の質量比率(a1/a2)は、2.0以上8.0以下であることを特徴とする、
繊維集束剤。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の繊維集束剤であって、
前記ポリイソシアネート(b)成分は、脂肪族ポリイソシアネートと、脂環族ポリイソシアネートとの少なくとも一方を含むことを特徴とする、
繊維集束剤。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の繊維集束剤であって、
前記ポリオール(a)成分および前記化合物(c)成分に含まれる活性水素基の合計量1モルに対する、前記ポリイソシアネート(b)成分に含まれるイソシアネート基の割合が、1.01モル以上2モル以下であることを特徴とする、
繊維集束剤。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載の繊維集束剤であって、
前記ポリウレタン樹脂は、ポリアミン成分を実質的に含まないことを特徴とする、
繊維集束剤。
【請求項6】
請求項1または請求項2に記載の繊維集束剤であって、
ガラス繊維に用いることを特徴とする、
繊維集束剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、繊維集束剤に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、繊維材料とマトリックス樹脂とを混錬する際に、摩擦によって生じる繊維材料の毛羽立ちを抑制することにより繊維材料を集束させる繊維集束剤が知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
特許文献1には、繊維集束剤の一種であるガラス繊維集束剤として、(i)ジオールとしてネオペンチルグリコール、ジカルボン酸としてアジピン酸とテレフタル酸の混合物(モル比:1/1)を用いて得られる、数平均分子量2000のポリエステルポリオール86.4質量部と、(ii)数平均分子量600のポリエチレングリコール2質量部と、(iii)ヘキサメチレンジイソシアネート11質量部と、(iv)アミノエチルスルホン酸ナトリウム0.6質量部と、(v)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール6質量部と、(vi)ジエチレントリアミン0.63質量部と、(vii)エチレンジアミン0.08質量部と、を反応させて得られるポリウレタン樹脂の水分散体を含むガラス繊維集束剤が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-253364号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般に、ポリウレタン樹脂水分散体の貯蔵安定性に優れることは、繊維集束剤の製造時の自由度を向上させる観点から好ましい。しかしながら、特許文献1に記載のガラス繊維集束剤は、繊維集束剤としての集束性に優れるものの、ポリウレタン樹脂水分散体の貯蔵安定性については改善の余地があることを本願発明者らは見出した。このため、ポリウレタン樹脂を含む繊維集束剤において、集束性に優れ、当該繊維収束剤に用いるポリウレタン樹脂水分散体は貯蔵安定性に優れる技術の開発が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することができる。
【0007】
(1)本発明の一形態によれば、繊維集束剤が提供される。この繊維集束剤は、ポリウレタン樹脂の水分散体を含む繊維集束剤であって、前記ポリウレタン樹脂は、構成成分として、スルホン酸基とスルホン酸塩基とのいずれも有しないポリオール(a)成分と、ポリイソシアネート(b)成分と、スルホン酸基とスルホン酸塩基との少なくとも一方を有し、かつ、活性水素基を有する化合物(c)成分と、を備え、前記ポリオール(a)成分は、ポリエステルポリオール(a1)と、ポリエーテルポリオール(a2)と、を含み、前記ポリエーテルポリオール(a2)の成分は、前記ポリオール(a)成分と前記ポリイソシアネート(b)成分と前記化合物(c)成分との合計量100質量部に対して、10質量部以上30質量部以下であることを特徴とする。
【0008】
この形態の繊維集束剤によれば、集束性に優れ、当該繊維収束剤に用いるポリウレタン樹脂水分散体は貯蔵安定性に優れる。
【0009】
(2)上記(1)に記載の繊維集束剤において、前記ポリエーテルポリオール(a2)の成分に対する前記ポリエステルポリオール(a1)の成分の質量比率(a1/a2)は、2.0以上8.0以下であってもよい。
【0010】
この形態の繊維集束剤によれば、ポリウレタン樹脂水分散体の貯蔵安定性に優れる。
(【0011】以降は省略されています)

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