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公開番号2024057325
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022163983
出願日2022-10-12
発明の名称蓄電システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H02J 7/00 20060101AFI20240417BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】組電池の満充電容量を精度よく把握する。
【解決手段】外部システムとの間で充放電を行う蓄電は、電力変換装置と、電力変換装置に互いに並列接続された複数の組電池と、電力変換装置の動作を制御する制御装置とを備える。制御装置は、複数の組電池のうちの指定された第1の組電池から複数の組電池のうちの指定された少なくとも1つの第2の組電池に電力を供給するように電力変換装置を動作させて、第1の組電池を完全放電する。制御装置は、少なくとも1つの第2の組電池から第1の組電池に電力を供給するように電力変換装置を動作させて、第1の組電池を満充電する。制御装置は、完全放電の状態から満充電の状態への遷移に基づき、第1の組電池の満充電容量を算出する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
外部システムとの間で充放電を行う蓄電システムであって、
電力変換装置と、
前記電力変換装置に互いに並列接続された複数の組電池と、
前記電力変換装置の動作を制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、
前記複数の組電池のうちの指定された第1の組電池から前記複数の組電池のうちの指定された少なくとも1つの第2の組電池に電力を供給するように前記電力変換装置を動作させて、前記第1の組電池を完全放電し、
前記少なくとも1つの第2の組電池から前記第1の組電池に電力を供給するように前記電力変換装置を動作させて、前記第1の組電池を満充電し、
前記完全放電の状態から前記満充電の状態への遷移に基づき、前記第1の組電池の満充電容量を算出する、蓄電システム。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記制御装置は、
前記第1の組電池と、前記複数の組電池から前記第1の組電池を除いた残りの複数の組電池との間の配線の長さを特定する情報を記憶しており、
前記情報に基づき、前記残りの複数の組電池のうち前記第1の組電池との間の配線の長さが最も短い組電池を、前記少なくとも1つの第2の組電池の1つに指定する、請求項1に記載の蓄電システム。
【請求項3】
前記複数の組電池の各々の温度を測定するセンサ装置をさらに備え、
前記制御装置は、前記複数の組電池から前記第1の組電池を除いた残りの複数の組電池のうち前記温度が最も高い組電池を、前記少なくとも1つの第2の組電池の1つに指定する、請求項1に記載の蓄電システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特開2014-103804号公報(特許文献1)には、複数の組電池が並列に接続された電池システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-103804号公報
特開2013-169051号公報
特開2012-85487号公報
特開2011-188700号公報
特開2010-142040号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されるようなシステムにおいて、組電池の過充電および過放電を抑制する観点から、組電池の満充電容量を精度よく把握することが望まれる。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、組電池の満充電容量を精度よく把握することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のある局面に従うと、外部システムとの間で充放電を行う蓄電システムは、電力変換装置と、電力変換装置に互いに並列接続された複数の組電池と、電力変換装置の動作を制御する制御装置とを備える。制御装置は、複数の組電池のうちの指定された第1の組電池から複数の組電池のうちの指定された少なくとも1つの第2の組電池に電力を供給するように電力変換装置を動作させて、第1の組電池を完全放電する。制御装置は、少なくとも1つの第2の組電池から第1の組電池に電力を供給するように電力変換装置を動作させて、第1の組電池を満充電する。制御装置は、完全放電の状態から満充電の状態への遷移に基づき、第1の組電池の満充電容量を算出する。
【0007】
上記の構成によれば、第1の組電池を完全放電の状態から満充電の状態に遷移させることにより第1の組電池の満充電容量を算出するため、第1の組電池の満充電容量を精度よく把握することができる。
【0008】
好ましくは、制御装置は、第1の組電池と、複数の組電池から第1の組電池を除いた残りの複数の組電池との間の配線の長さを特定する情報を記憶している。制御装置は、情報に基づき、残りの複数の組電池のうち第1の組電池との間の配線の長さが最も短い組電池を、少なくとも1つの第2の組電池の1つに指定する。
【0009】
上記の構成によれば、第1の組電池の充放電の際に用いる配線の長さを短くすることができる。したがって、放電先および充電元の対象として上記指定された第2の組電池以外の組電池を用いる場合に比べて、第1の組電池の満充電容量を測定する際の電力損失量を低減することができる。
【0010】
好ましくは、蓄電システムは、複数の組電池の各々の温度を測定するセンサ装置をさらに備える。制御装置は、複数の組電池から第1の組電池を除いた残りの複数の組電池のうち温度が最も高い組電池を、少なくとも1つの第2の組電池の1つに指定する。
(【0011】以降は省略されています)

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