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公開番号2024057272
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022163885
出願日2022-10-12
発明の名称鉄心ユニット、および、回転子
出願人三菱重工業株式会社
代理人SSIP弁理士法人
主分類H02K 1/02 20060101AFI20240417BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】圧粉磁心の形状を維持できると共に鉄心の冷却性能を向上した鉄心ユニット、および、回転子を提供する。
【解決手段】鉄心ユニットは、少なくとも1つの鉄心と、パイプとを備える。少なくとも1つの鉄心にはそれぞれ、第1方向に貫通された圧粉磁心孔が形成される。パイプは第1方向に延在する。さらに、パイプは圧粉磁心孔に差し込まれる。これにより、圧粉磁心の形状を維持できると共に鉄心の冷却性能を向上した鉄心ユニットが実現される。
【選択図】図2A
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向に貫通された圧粉磁心孔が形成された少なくとも1つの圧粉磁心を含む鉄心と、
前記第1方向に延在し、前記圧粉磁心孔に差し込まれるパイプと、
を備える鉄心ユニット。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記パイプは、
周壁と、
前記周壁を径方向に貫通すると共に前記第1方向に沿って延在するスリットと、
を含む、
請求項1に記載の鉄心ユニット。
【請求項3】
前記パイプのパイプ外周面と前記圧粉磁心孔を規定する前記圧粉磁心の圧粉磁心内周面との間に介在する接着剤をさらに備える、
請求項1または2に記載の鉄心ユニット。
【請求項4】
前記パイプ外周面は、外周面凹部または外周面凸部の少なくとも一方を有する、
請求項3に記載の鉄心ユニット。
【請求項5】
前記鉄心の前記第1方向における端部に積み重なるように配置される絶縁体であって、前記第1方向に貫通された絶縁体孔が形成される絶縁体をさらに備え、
前記パイプは、前記絶縁体孔に差し込まれる、
請求項1または2に記載の鉄心ユニット。
【請求項6】
前記第1方向の一方側における前記パイプの一端は、前記一方側における前記絶縁体の端よりも、前記一方側とは反対側に位置する、
請求項5に記載の鉄心ユニット。
【請求項7】
前記鉄心は、前記第1方向に積層された複数の前記圧粉磁心を含み、
前記パイプは、各々の前記圧粉磁心の前記圧粉磁心孔に差し込まれる、
請求項1または2に記載の鉄心ユニット。
【請求項8】
前記鉄心は、
前記第1方向に積層される複数の鋼板を有する鋼板積層体と、
前記鋼板積層体よりも前記第1方向の一方側に配置される前記圧粉磁心であって、前記鉄心の前記一方側における端部を形成する一方側圧粉磁心と、
をさらに含む、
請求項1または2に記載の鉄心ユニット。
【請求項9】
前記パイプは、前記第1方向において前記鉄心よりも長く、且つ、前記鉄心の前記第1方向における一方側の端部から他方側の端部に亘って差し込まれる、
請求項1または2に記載の鉄心ユニット。
【請求項10】
前記パイプは、非磁性材料によって形成される、
請求項1または2に記載の鉄心ユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、鉄心ユニット、および、回転子に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、圧粉磁心を含む鉄心ユニットが知られている。例えば特許文献1は、圧粉磁心によって構成されるステータコアを鉄心ユニットの一例として開示する(同文献の図2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-271713号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の鉄心ユニットの圧粉磁心にて例えば引張り応力が発生すると、圧粉磁心の欠損が発生し、鉄心ユニットの形状を維持することが困難になるおそれがある。また、例えば鉄損などに起因して鉄心ユニットの温度は上昇するおそれがある。
【0005】
本開示の目的は、圧粉磁心の形状を維持できると共に鉄心の冷却性能を向上した鉄心ユニット、および、回転子を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の少なくとも一実施形態に係る鉄心ユニットは、
第1方向に貫通された圧粉磁心孔が形成された少なくとも1つの圧粉磁心を含む鉄心と、
前記第1方向に延在し、前記圧粉磁心孔に差し込まれるパイプと、
を備える。
【0007】
本開示の一実施形態に係る回転子は、
上記の複数の鉄心ユニットと、前記第1方向と直交する方向である周方向において前記複数の鉄心ユニットと交互に配置される複数の非磁性体とを含むリングユニットと、
前記リングユニットの前記第1方向の両端部にそれぞれ連結される一対のフランジであって、前記第1方向に延在する回転軸に連結されるようにそれぞれ構成される一対のフランジと、
を備え、
前記各々のフランジには、前記複数の鉄心ユニットの各々の前記パイプの内側空間と連通する少なくとも1つのフランジ孔が形成される。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、圧粉磁心の形状を維持できると共に鉄心の冷却性能を向上した鉄心ユニット、および、回転子を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係る鉄心ユニットの概略図である。
一実施形態に係る鉄心を示す概略図である。
他の実施形態に係る鉄心を示す概略図である。
一実施形態に係る鉄心とパイプとの接合構造を示す概略図である。
一実施形態に係るパイプの詳細構造を示す概略図である。
他の実施形態に係る鉄心とパイプとの接合構造を示す概略図である。
一実施形態に係るパイプを示す概略図である(第1の例示)。
一実施形態に係るパイプを示す概略図である(第2の例示)。
一実施形態に係るパイプを示す概略図である(第3の例示)。
一実施形態に係る回転子の概略図である。
一実施形態に係るリングユニットの構成の一部を示す概略図である。
一実施形態に係る磁気ギヤード電気機械の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して本開示の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本開示の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
なお、同様の構成については同じ符号を付し説明を省略することがある。
(【0011】以降は省略されています)

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