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公開番号2024056486
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163385
出願日2022-10-11
発明の名称移動体の電源システム
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人航栄事務所
主分類H02J 7/00 20060101AFI20240416BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】発電部と蓄電部の間に設けられるコンバータを有効に利用して、充電設備の電圧状態に応じた効率的な充電を可能とする、移動体の蓄電システムを提供する。
【解決手段】移動体Vの電源システム1は、発電部50と、バッテリBATと、発電部50とバッテリBATの間に設けられるコンバータCONと、外部電源100と電気的に接続可能な外部接続端子60と、外部接続端子60とバッテリBAT及びコンバータCONのバッテリ側コンバータ端子Tbatの接続状態と遮断状態とを切り替える第1切替部31と、発電部側コンバータ端子Tfcと外部接続端子60の接続状態と遮断状態とを切り替える第2切替部32と、発電部側コンバータ端子Tfcと発電部50の接続状態と遮断状態とを切り替える第3切替部33と、第1切替部31~第3切替部33を制御する制御装置80と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
発電部と、
蓄電部と、
前記発電部と前記蓄電部の間に設けられ、蓄電部側コンバータ端子及び発電部側コンバータ端子を有するコンバータと、
外部装置と電気的に接続可能な外部接続端子と、
前記外部接続端子と前記蓄電部及び前記蓄電部側コンバータ端子の接続状態と遮断状態とを切り替える第1切替部と、
前記発電部側コンバータ端子と前記外部接続端子の接続状態と遮断状態とを切り替える第2切替部と、
前記発電部側コンバータ端子と前記発電部の接続状態と遮断状態とを切り替える第3切替部と、
前記第1切替部、前記第2切替部、及び前記第3切替部を制御する制御装置と、を備える、移動体の電源システム。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の移動体の電源システムであって、
前記制御装置は、
前記外部接続端子と前記蓄電部及び前記蓄電部側コンバータ端子とが接続状態となるよう前記第1切替部を制御し、
前記発電部側コンバータ端子と前記外部接続端子とが遮断状態となるよう前記第2切替部を制御し、且つ、
前記発電部側コンバータ端子と前記発電部とが遮断状態となるよう前記第3切替部を制御した、第1状態において、前記蓄電部の充電を行う、
又は
前記外部接続端子と前記蓄電部及び前記蓄電部側コンバータ端子とが遮断状態となるよう前記第1切替部を制御し、
前記発電部側コンバータ端子と前記外部接続端子とが接続状態となるよう前記第2切替部を制御し、且つ、
前記発電部側コンバータ端子と前記発電部とが遮断状態となるよう前記第3切替部を制御した、第2状態において、前記外部装置から前記蓄電部の充電を行う、移動体の電源システム。
【請求項3】
請求項1に記載の移動体の電源システムであって、
前記コンバータは、双方向コンバータであり、
前記制御装置は、
前記外部接続端子と前記蓄電部及び前記蓄電部側コンバータ端子とが接続状態となるよう前記第1切替部を制御し、
前記発電部側コンバータ端子と前記外部接続端子とが遮断状態となるよう前記第2切替部を制御し、且つ、
前記発電部側コンバータ端子と前記発電部とが遮断状態となるよう前記第3切替部を制御した、第1状態において、前記蓄電部から前記外部装置へ給電を行う、
又は
前記外部接続端子と前記蓄電部及び前記蓄電部側コンバータ端子とが遮断状態となるよう前記第1切替部を制御し、
前記発電部側コンバータ端子と前記外部接続端子とが接続状態となるよう前記第2切替部を制御し、且つ、
前記発電部側コンバータ端子と前記発電部とが遮断状態となるよう前記第3切替部を制御した、第2状態において、前記蓄電部から前記外部装置へ給電を行う、移動体の電源システム。
【請求項4】
請求項1に記載の移動体の電源システムであって、
前記コンバータは、双方向コンバータであり、
前記制御装置は、
前記外部接続端子と前記蓄電部及び前記蓄電部側コンバータ端子とが接続状態となるよう前記第1切替部を制御し、
前記発電部側コンバータ端子と前記外部接続端子とが遮断状態となるよう前記第2切替部を制御し、且つ、
前記発電部側コンバータ端子と前記発電部とが接続状態となるよう前記第3切替部を制御した、第3状態において、前記発電部から前記コンバータを介して前記外部装置へ給電を行う、移動体の電源システム。
【請求項5】
請求項4に記載の移動体の電源システムであって、
前記蓄電部と前記第1切替部及び前記蓄電部側コンバータ端子の接続状態と遮断状態とを切り替える第4切替部をさらに備え、
前記制御装置は、
前記第3状態において、さらに、前記蓄電部と前記第1切替部及び前記蓄電部側コンバータ端子とが遮断状態となるように前記第4切替部を制御した状態で、前記発電部から前記外部装置へ給電を行う、移動体の電源システム。
【請求項6】
請求項1に記載の移動体の電源システムであって、
前記制御装置は、
前記外部接続端子と前記蓄電部及び前記蓄電部側コンバータ端子とが遮断状態となるよう前記第1切替部を制御し、
前記発電部側コンバータ端子と前記外部接続端子とが接続状態となるよう前記第2切替部を制御し、且つ、
前記発電部側コンバータ端子と前記発電部とが接続状態となるよう前記第3切替部を制御した、第4状態において、前記発電部及び前記蓄電部から前記外部装置へ給電を行う、移動体の電源システム。
【請求項7】
請求項1に記載の移動体の電源システムであって、
前記蓄電部に対し前記コンバータと並列に設けられ、蓄電部側コンバータ端子及び発電部側コンバータ端子を有する第2コンバータをさらに備え、
前記第2コンバータの前記発電部側コンバータ端子は、前記発電部と前記第3切替部の間に接続される、移動体の電源システム。
【請求項8】
請求項7に記載の移動体の電源システムであって、
前記制御装置は、
前記外部接続端子と前記蓄電部及び前記蓄電部側コンバータ端子とが遮断状態となるよう前記第1切替部を制御し、
前記発電部側コンバータ端子と前記外部接続端子とが接続状態となるよう前記第2切替部を制御し、且つ、
前記発電部側コンバータ端子と前記発電部とが遮断状態となるよう前記第3切替部を制御した、第2状態において、前記発電部から前記第2コンバータを介して伝送される電力と前記蓄電部からの電力とを足し合わせて前記コンバータを介して前記外部装置へ給電を行う、移動体の電源システム。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか1項に記載の移動体の電源システムであって、
前記移動体は、電気自動車である、移動体の電源システム。
【請求項10】
請求項1から8のいずれか1項に記載の移動体の電源システムであって、
前記発電部は、燃料電池であり、
前記移動体は、燃料電池車である、移動体の電源システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、移動体の電源システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、持続可能かつ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献する二次電池を搭載するモビリティにおける充給電に関する研究開発が行われている。
【0003】
二次電池を搭載するモビリティにおける充給電に関し、充電スタンド等の充電設備には400V級対応及び800V級対応の2種類が存在する。モビリティが400V級対応の充電設備にしか対応していない場合、800V級対応の充電設備では、800V級対応の充電設備の急速充電性能を享受することができない。
【0004】
そこで、特許文献1には、充電用の電圧変換器を設けることで、400V級対応及び800V級対応のいずれの充電設備であっても充電が可能であることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許出願公開第2022/0032789号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、充電用の電圧変換器は一般的に大型で重量も重く、高価であるという課題があった。特に、燃料電池のような発電部を備えるシステムでは、発電部と二次電池との間に電圧変換器が設けられているため、充電設備からの充電時においてもこの電圧変換器を有効に利用できることが望まれる。
【0007】
本発明は、発電部と蓄電部の間に設けられるコンバータを有効に利用して、充電設備の電圧状態に応じた効率的な充電を可能とする、移動体の蓄電システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の移動体の電源システムは、
発電部と、
蓄電部と、
前記発電部と前記蓄電部の間に設けられ、蓄電部側コンバータ端子及び発電部側コンバータ端子を有するコンバータと、
外部装置と電気的に接続可能な外部接続端子と、
前記外部接続端子と前記蓄電部及び前記蓄電部側コンバータ端子の接続状態と遮断状態とを切り替える第1切替部と、
前記発電部側コンバータ端子と前記外部接続端子の接続状態と遮断状態とを切り替える第2切替部と、
前記発電部側コンバータ端子と前記発電部の接続状態と遮断状態とを切り替える第3切替部と、
前記第1切替部、前記第2切替部、及び前記第3切替部を制御する制御装置と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、発電部と蓄電部の間に設けられるコンバータを有効に利用して、充電設備の電圧状態に応じて効率よく充電を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態の電源システム1が搭載された移動体Vの構成を示す図である。
第1実施形態の電源システム1の外部電源100(第1電圧)によるバッテリBATの充電状態(第1外部充電)を示す図である。
第1実施形態の電源システム1の外部電源100(第2電圧)によるバッテリBATの充電状態(第2外部充電)を示す図である。
第1実施形態の電源システム1のバッテリBATから外部電気機器200(第1電圧)への給電状態(第1外部給電)を示す図である。
第1実施形態の電源システム1のバッテリBATから外部電気機器200への給電状態(第2外部給電)を示す図である。
第1実施形態の電源システム1の発電部50から外部電気機器200への給電状態(第3外部給電)を示す図である。
第1実施形態の電源システム1のバッテリBAT及び発電部50から外部電気機器200(第1電圧)への給電状態(第4外部給電)を示す図である。
第1実施形態の電源システム1のバッテリBAT及び発電部50から外部電気機器200への給電状態(第5外部給電)を示す図である。
第2実施形態の電源システム1が搭載された移動体Vの構成を示す図である。
第2実施形態の電源システム1のバッテリBAT及び発電部50から外部電気機器200への給電状態(第6外部給電)を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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