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公開番号2024056324
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163121
出願日2022-10-11
発明の名称水硬性組成物用添加剤及び水硬性組成物
出願人竹本油脂株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C04B 24/30 20060101AFI20240416BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約【課題】流動性と材料分離抵抗性を共に有する水硬性組成物を得ることができる水硬性組成物用添加剤を提供する。
【解決手段】一般式(1)で示される化合物(A1)と、カルボニル化合物(A2)と、を縮合させた縮合物(A)を含有することを特徴とする水硬性組成物用添加剤。
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(但し、一般式(1)中、R1は、炭素数14~30のスチレン化フェニル基である。AOは、炭素数2~4のオキシアルキレン基(但し、当該オキシアルキレン基が複数存在する場合、1種単独又は2種以上とすることができる)である。nは、AOの平均付加モル数であり、1~300の数である。R2は、水素原子または炭素数1~6の炭化水素基である。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記一般式(1)で示される化合物(A1)と、カルボニル化合物(A2)と、を縮合させた縮合物(A)を含有することを特徴とする水硬性組成物用添加剤。
TIFF
2024056324000008.tif
11
170
(但し、一般式(1)中、R

は、炭素数14~30のスチレン化フェニル基である。AOは、炭素数2~4のオキシアルキレン基(但し、当該オキシアルキレン基が複数存在する場合、1種単独又は2種以上とすることができる)である。nは、AOの平均付加モル数であり、1~300の数である。R

は、水素原子または炭素数1~6の炭化水素基である。)
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
更に、オキシカルボン酸系分散剤、リグニンスルホン酸系分散剤、ポリカルボン酸系分散剤、メラミンスルホン酸系分散剤、及び、ナフタレンスルホン酸系分散剤からなる群より選択される少なくとも1種の分散剤(B)を含有する、請求項1に記載の水硬性組成物用添加剤。
【請求項3】
前記縮合物(A)と、前記分散剤(B)との質量比((A)/(B))が、5/1~1/20である、請求項2に記載の水硬性組成物用添加剤。
【請求項4】
前記一般式(1)におけるAOは、総量の30モル%以上がオキシエチレン基である、請求項1~3のいずれか一項に記載の水硬性組成物用添加剤。
【請求項5】
前記一般式(1)におけるnは、1~120の数である、請求項1~3のいずれか一項に記載の水硬性組成物用添加剤。
【請求項6】
前記縮合物(A)は、その平均縮合度が1.1~5.0である、請求項1~3のいずれか一項に記載の水硬性組成物用添加剤。
【請求項7】
炭素数14~30のスチレン化フェノールとカルボニル化合物(A2)とを縮合反応させ、その後、炭素数2~4のアルキレンオキサイドを平均付加モル数1~300で付加反応させた反応物(a)及び更に当該反応物(a)の末端水酸基の水素原子を炭素数1~6の炭化水素基に置換させた反応物(b)の少なくとも一方を含有することを特徴とする水硬性組成物用添加剤。
【請求項8】
請求項1~3のいずれか一項に記載の水硬性組成物用添加剤を含有することを特徴とする水硬性組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水硬性組成物用添加剤及び水硬性組成物に関する。更に詳しくは、流動性と材料分離抵抗性を共に付与することができる水硬性組成物用添加剤及びこれを含有する水硬性組成物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、モルタルやコンクリートなどの水硬性組成物は、作業性を向上させるという観点から、適切な流動性を有しているものであることがよい。また、水硬性組成物の硬化体の耐久性の観点から、水硬性組成物の単位水量を減少させる場合があるが、このような場合には流動性が低下する傾向があることから、単位水量を減少させない場合と同様の流動性を付与するために、その調製時に分散剤が用いられている。つまり、分散剤によって、高い流動性を付与できれば、より単位水量を減少させることができ、また、幅広い流動性の設定に対応できる(即ち、使用環境ごとに水硬性組成物に求められる流動性は大きく異なることがあるが、このような幅広い要求に対応しても適切に流動性を設定できる)。分散剤としては、リグニンスルホン酸系分散剤、ナフタレンスルホン酸系分散剤、メラミンスルホン酸系分散剤やポリカルボン酸系分散剤などが知られている。
【0003】
上記分散剤の中でも、アルデヒドとの縮合により製造されるナフタレンスルホン酸系分散剤やメラミンスルホン酸系分散剤は、ポリカルボン酸系分散剤と比べて、水硬性組成物に良好な流動性を付与しつつ、添加により強度発現性が損なわれにくい特徴があり、近年でも広く用いられている(例えば、特許文献1、2参照)。
【0004】
なお、特許文献1には、(A)ナフタレン環を含むモノマー単位を有する高分子化合物と、(B)所定の化合物とを含有し、(A)中のナフタレン環を含むモノマー単位に対する(B)の総量のモル比が、3%以上16%以下である水硬性組成物用分散剤組成物が開示されている。特許文献2には、所定の芳香族化合物又は複素芳香族化合物、所定の芳香族化合物、及び所定のアルデヒドからなる重縮合生成物が開示されている。
【0005】
しかし、水硬性組成物の流動性を大きくすると、水硬性組成物を構成する各材料の比重差により均一性が損なわれ、その骨材等の材料の分離が生じやすくなる。また、水硬性組成物中の結合材の比率が小さくなるほど、流動性の増大に伴う材料の分離は生じやすい傾向にある。そして、材料の分離が生じると、水硬性組成物におけるポンプ圧送性の低下や品質低下の原因となる。そこで、流動性と材料分離抵抗性を共に付与できる混和剤などが報告されている(例えば、特許文献3参照)。
【0006】
なお、特許文献3には、カルボキシル基を有する2種類の共重合体からなるセメント混和剤液が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2016-172687号公報
特開2008-517080号公報
特開2001-89212号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献3のように流動性を付与しつつも材料分離抵抗性を付与できる水硬性組成物用添加剤が知られているが、これらの性能を有する新たな添加剤の開発が更に求められている。
【0009】
そこで、本発明の課題は、上記実情に鑑み、流動性と材料分離抵抗性を共に付与することができる水硬性組成物用の添加剤を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、所定の化合物(一般式(1)で表される化合物)とカルボニル化合物とを縮合させた縮合物(A)を含有することによって上記課題を解決できることを見出した。本発明によれば、以下の水硬性組成物用添加剤及び水硬性組成物が提供される。
(【0011】以降は省略されています)

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