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公開番号2024048599
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022154606
出願日2022-09-28
発明の名称伝熱管
出願人イビデン株式会社
代理人弁理士法人WisePlus
主分類C04B 37/00 20060101AFI20240402BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約【課題】 樹脂の耐熱温度を超える高温でも使用可能な伝熱管を提供する。
【解決手段】 第1の黒鉛パイプと、第2の黒鉛パイプと、上記第1の黒鉛パイプと上記第2の黒鉛パイプとの間に炭素質の接着層を有する接合部と、を有し、さらに少なくとも上記第1の黒鉛パイプ、上記第2の黒鉛パイプ及び上記接合部の外側表面を覆う熱分解炭素層を有することを特徴とする伝熱管。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の黒鉛パイプと、第2の黒鉛パイプと、前記第1の黒鉛パイプと前記第2の黒鉛パイプとの間に炭素質の接着層を有する接合部と、を有し、
さらに少なくとも前記第1の黒鉛パイプ、前記第2の黒鉛パイプ及び前記接合部の外側表面を覆う熱分解炭素層を有することを特徴とする伝熱管。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記接合部は、前記炭素質の接着層が存在する外周側領域と、前記炭素質の接着層が存在しない内周側領域とからなることを特徴とする請求項1に記載の伝熱管。
【請求項3】
前記接合部は、前記内周側領域と前記外周側領域の間に前記第1の黒鉛パイプと前記第2の黒鉛パイプの間隔が広がった溜まり部を有することを特徴とする請求項2に記載の伝熱管。
【請求項4】
前記接合部は、前記外周側領域と前記内周側領域が段差状に形成された差し込み構造になっていることを特徴とする請求項2又は3に記載の伝熱管。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、伝熱管に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
黒鉛は、化学的に安定で高い耐食性を有し、さらに高い伝熱性を有していることから、内部に冷媒を通し、熱交換器、ヒートシンク、などとして広く使用されている。
【0003】
特許文献1には、リターンベント形状の伝熱管を備える熱交換器構造において、直管部分を不浸透性黒鉛材、ベント部分を黒鉛粉を混入した無機質繊維強化樹脂により各構成した伝熱管部材を、黒鉛粉混入樹脂接着剤を介して接合してなる熱交換器が記載されている。
このような熱交換器においては、ベント部分が無機質強化繊維で構成されるため、極めて容易に所定の曲管形状に成形加工することができ、黒鉛粉の混入作用により材質の耐食性ならびに熱伝導性も高水準に維持されることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開昭63-54983号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載された発明において、不浸透性黒鉛材は、黒鉛素材の組織気孔にフェノール系あるいはフラン系などの熱硬化性樹脂を強制含浸して硬化充填した材料である。また、ベント部分は、無機質繊維強化樹脂で構成され、接合部には、黒鉛粉混入樹脂接着剤が用いられているので、伝熱管自体の耐熱温度は樹脂に左右される。
このため、直接火炎があたる場合、高温の熱媒体を使用する場合など、高温に曝される用途での使用は制限される。
【0006】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、樹脂の耐熱温度を超える高温でも使用可能な伝熱管を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の伝熱管は、
(1)第1の黒鉛パイプと、第2の黒鉛パイプと、上記第1の黒鉛パイプと上記第2の黒鉛パイプとの間に炭素質の接着層を有する接合部と、を有し、
さらに少なくとも上記第1の黒鉛パイプ、上記第2の黒鉛パイプ及び上記接合部の外側表面を覆う熱分解炭素層を有する。
【0008】
また、本発明の伝熱管は以下の態様であることが好ましい。
【0009】
(2)上記接合部は、上記炭素質の接着層が存在する外周側領域と、上記炭素質の接着層が存在しない内周側領域とからなる。
【0010】
(3)上記接合部は、上記内周側領域と上記外周側領域の間に上記第1の黒鉛パイプと上記第2の黒鉛パイプの間隔が広がった溜まり部を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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