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公開番号2024055812
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2023172471
出願日2023-10-04
発明の名称誘電体及びその製造方法
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人タス・マイスター
主分類H05K 1/03 20060101AFI20240411BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】比誘電率のテラヘルツ高周波帯域(110~330GHz)における、比誘電率の周波数依存性を小さくする誘電体及びその製造方法を得る。
【解決手段】ファブリペロー共振器 Jバンドで測定した220GHzから330GHzまでの周波数に対する比誘電率(Dk)の傾きが0.00001以上0.0005以下である誘電体。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
ファブリペロー共振器 Jバンドで測定した220GHzから330GHzまでの周波数に対する比誘電率(Dk)の傾きが0.00001以上0.0005以下であることを特徴とする誘電体。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
ファブリペロー共振器 Jバンドで測定した170GHzの比誘電率(Dk)の平面方向の90°異方性が0.02以下であることを特徴とする誘電体。
【請求項3】
ファブリペロー共振器 Jバンドで測定した220GHzの誘電正接(Df)が0.00153以下であることを特徴とする誘電体。
【請求項4】
ファブリペロー共振器 Jバンドで測定した330GHzの誘電正接(Df)が0.00165以下であることを特徴とする誘電体。
【請求項5】
誘電体は、樹脂及び球状のフィラーを含む請求項1~4のいずれかに記載の誘電体。
【請求項6】
フィラーは、シリカ、酸化チタン、アルミナ及びフォルステライトからなる群より選択される少なくとも1である請求項5に記載の誘電体。
【請求項7】
フィラーは、実質的に球状シリカである請求項5記載の誘電体。
【請求項8】
フィラーは、平均粒径が0.1~10μmである請求項5記載の誘電体。
【請求項9】
樹脂は、フッ素樹脂である請求項5記載の誘電体。
【請求項10】
フッ素樹脂は、ポリテトラフルオロエチレン樹脂、テトラフロロエチレン-パーフロロアルキルビニルエーテル共重合体及びテトラフロロエチレン-ヘキサフロロプロピレン共重合体からなる群より選択される少なくとも1の重合体を一部又は全部とするものである請求項9記載の誘電体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は誘電体及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
高周波用プリント配線板において、伝送損失が小さい高周波用プリント配線板が求められている。このような高周波用プリント配線板において、フッ素樹脂フィルムを使用することが公知である(特許文献1等)。また、配線基板材料としてフィラーを配合したフッ素樹脂を使用することについて、特許文献2、3に記載されている。
【0003】
さらに、特許文献4には、真球状シリカ粒子をフッ素樹脂に配合したフッ素樹脂組成物を回路用基板に使用することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-8260
特開昭63-259907号公報
特表2022-510017
国際公開2020/145133
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、テラヘルツ高周波帯域(110~330GHz)における、比誘電率の周波数依存性を小さくする誘電体及びその製造方法を得ることを目的とするものである。
更に、比誘電率の異方性が小さい誘電体及びその製造方法を提供することを目的とするものである。
更に、高周波帯域における誘電正接が小さい誘電体及びその製造方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、ファブリペロー共振器 Jバンドで測定した220GHzから330GHzまでの周波数に対する比誘電率(Dk)の傾きが0.00001以上0.0005以下であることを特徴とする誘電体である。
本開示は、ファブリペロー共振器 Jバンドで測定した170GHzの比誘電率(Dk)の平面方向の90°異方性が0.02以下であることを特徴とする誘電体でもある。
【0007】
本開示は、ファブリペロー共振器 Jバンドで測定した220GHzの誘電正接(Df)が0.00153以下であることを特徴とする誘電体でもある。
本開示は、ファブリペロー共振器 Jバンドで測定した330GHzの誘電正接(Df)が0.00165以下であることを特徴とする誘電体でもある。
【0008】
上記誘電体は、樹脂及び球状のフィラーを含むことが好ましい
上記フィラーは、シリカ、酸化チタン、アルミナ及びフォルステライトからなる群より選択される少なくとも1であることが好ましい。
上記フィラーは、球状シリカのみであることが好ましい。
上記フィラーは、平均粒径が0.1~10μmであることが好ましい。
【0009】
上記樹脂は、フッ素樹脂であることが好ましい。
上記フッ素樹脂は、ポリテトラフルオロエチレン樹脂、テトラフロロエチレン-パーフロロアルキルビニルエーテル共重合体及びテトラフロロエチレン-ヘキサフロロプロピレン共重合体からなる群より選択される少なくとも1の重合体を一部又は全部とするものであることが好ましい。
上記誘電体は、一次粒子径が0.05~10μmのフッ素樹脂粒子を原料として使用して得られたものであることが好ましい。
【0010】
上記フッ素樹脂粒子は、体積基準累積50%径が0.05~40μmであることが好ましい。
上記誘電体は、
テラヘルツ帯用プリント基板、テラヘルツ帯用誘電材料又はテラヘルツ帯用積層回路基板に使用されるものであることが好ましい。
上記誘電体は、シート形状を有するものであることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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