TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024055607
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162671
出願日2022-10-07
発明の名称再生砂原料組成物及びその製造方法、並びに再生砂及びレジンコーテッドサンドの製造方法
出願人旭有機材株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B22C 5/00 20060101AFI20240411BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約【課題】廃砂の再生に際して、取扱いが容易であり、安定的かつ効率的に焼成可能な再生砂原料を提供する。
【解決手段】廃砂と平均粒径10μm~20mmの可燃性物質とを含む再生砂原料組成物。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
廃砂と平均粒径10μm~20mmの可燃性物質とを含む再生砂原料組成物。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記再生砂原料組成物の強熱減量が1.0%~6.0%である、請求項1に記載の再生砂原料組成物。
【請求項3】
前記可燃性物質が、RPF、フラフ燃料、RDF、木粉、石炭粉、油脂、及び食物残渣からなる群より選ばれる少なくとも一種を含む、請求項1又は2に記載の再生砂原料組成物。
【請求項4】
前記可燃性物質の比重と前記廃砂の比重との比(前記可燃性物質の比重/前記廃砂の比重)が0.1~1.0である、請求項1又は2に記載の再生砂原料組成物。
【請求項5】
前記廃砂が有機粘結剤を含む鋳物砂に由来する廃砂を含む、請求項1又は2に記載の再生砂原料組成物。
【請求項6】
廃砂と平均粒径10μm~20mmの可燃性物質とを混合することを含む再生砂原料組成物の製造方法。
【請求項7】
前記再生砂原料組成物の強熱減量が1.0%~6.0%となるように、前記可燃性物質の混合量を調整することを更に含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記可燃性物質が、RPF、フラフ燃料、RDF、木粉、石炭粉、油脂、及び食物残渣からなる群より選ばれる少なくとも一種を含む、請求項6又は7に記載の方法。
【請求項9】
前記可燃性物質の比重と前記廃砂の比重との比(前記可燃性物質の比重/前記廃砂の比重)が0.1~1.0である、請求項6又は7に記載の方法。
【請求項10】
前記廃砂が有機粘結剤を含む鋳物砂に由来する廃砂を含む、請求項6又は7に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、再生砂原料組成物及びその製造方法、並びに再生砂及びレジンコーテッドサンドの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
鋳造工場で生型又は中子の形成に使用された鋳物砂(廃砂)を再生して使用することが広く行われている。廃砂から再生砂を製造する場合、廃砂の耐火性骨材に付着した有機分及び無機分を除去する必要がある。廃砂の再生方法としては、例えば、ロータリーキルン等の焙焼炉を用い、廃砂を流動させつつ上部又は下部からバーナーで加熱することにより、廃砂の付着物を燃焼除去する方法が知られている。
【0003】
特許文献1(特開昭60-216950号公報)には、鋳物砂に含有される可燃物が少ない又は鋳物砂に可燃物が含有されていない場合に、コークス粉、炭素系ダスト等の粒状可燃物を鋳物砂に添加し、この鋳物砂を自然焙焼することを含む鋳物砂の再生方法が記載されている。
【0004】
特許文献2(特公昭54-3042号公報)には、鋳物古砂に油脂、合成樹脂等の液体又は粉状、細粒状等の固体の可燃物を添加混合して流動層焙焼炉に入れ、古砂中に既に含まれている可燃性の粘結剤、配合剤及びそれらが不完全燃焼した炭化物とともに、炉内に送入される空気中の酸素と燃焼反応させることによって恒温で焙焼を行い、古砂に含まれている可燃物の燃焼並びに付着水及び構造水の蒸発を行うことを特徴とする鋳物古砂の再生方法が記載されている。
【0005】
特許文献3(特開2018-183812号公報)には、使用済み鋳物砂の再生方法であって、少なくとも砂及びゴムチップを混合した補助可燃物を用意する工程と、上記鋳物砂と上記補助可燃物とを混合する工程と、上記混合工程で得られた混合物を焼成する工程とを有する鋳物砂の再生方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開昭60-216950号公報
特公昭54-3042号公報
特開2018-183812号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
廃砂は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(以下、「廃棄物処理法」という。)に基づく産業廃棄物のうち鉱さいに該当する。廃砂の再生を、鋳造工場とは別の場所で行う場合、又は鋳造業者とは別の事業者が行う場合、廃砂の収集、運搬、中間処理、受渡し等は、廃棄物処理法に従って行われる必要がある。そのため、廃砂の再生に際しては、作業、処理費、及び事務手続に関連する多大なコストが発生する。また、産業廃棄物に該当する廃砂を焼成する場合、一般的には600℃~850℃の高温焼成が要求されるため、焙焼炉内の温度維持に多量の燃料を必要とし、このこともコストの増大を招く。
【0008】
廃砂に含まれる可燃物の量は、鋳造品の種類及び鋳造工程によって様々である。一般に、生型砂にはベントナイト等の無機粘結剤及び有機系添加物が使用され、中子砂にはフェノール樹脂等の有機粘結剤が使用される。鋳造品の形状によって生型砂及び中子砂の使用量は異なるため、使用済みの生型砂と中子砂とが分離されずに廃砂として回収されると、廃砂に含まれる可燃物の量は変動する。また、鋳造工程、特に鋳造温度は、鋳造品に含まれる金属の種類によって異なることから、鋳造工程は有機粘結剤の炭化度に影響する。
【0009】
廃砂に含まれる有機系添加物、有機粘結剤及びその炭化物は、廃砂の焼成の際に可燃物として燃焼して熱を生成する。この生成熱は焙焼炉内の温度に影響する。可燃物の付着量の少ない廃砂を焼成するときに、外部から燃料を加えずに焼成を行うと、焙焼炉内の温度が低下してしまい、焼成が不十分となるおそれがある。焙焼炉内への燃料の投入量が多いと、燃焼を制御して焙焼炉内の温度を安定させることが難しく、燃料のコストも増大する。したがって、廃砂の焼成時に外部から焙焼炉に投入する燃料、例えばA重油の量は、処理される廃砂の種類に応じて、焙焼炉の温度を監視しながら精密に制御する必要がある。
【0010】
本発明は、廃砂の再生に際して、取扱いが容易であり、安定的かつ効率的に焼成可能な再生砂原料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

旭有機材株式会社
バルブ支持具及びバルブ支持構造
13日前
旭有機材株式会社
薬液組成物及び空隙充填用組成物
22日前
旭有機材株式会社
薬液組成物及び地盤注入用組成物
22日前
旭有機材株式会社
薬液組成物及び地盤注入用組成物
22日前
旭有機材株式会社
薬液組成物及び地盤注入用組成物
22日前
旭有機材株式会社
薬液組成物及び地盤注入用組成物
22日前
旭有機材株式会社
鋳型の製造法
2日前
旭有機材株式会社
バタフライバルブ用積層部材及びそれを用いたバタフライバルブ
28日前
旭有機材株式会社
再生砂原料組成物及びその製造方法、並びに再生砂及びレジンコーテッドサンドの製造方法
1か月前
芝浦機械株式会社
成形機
1か月前
芝浦機械株式会社
成形装置
7日前
トヨタ自動車株式会社
保持炉
1か月前
トヨタ自動車株式会社
金型装置
1か月前
株式会社プロテリアル
WMo合金粉末
3か月前
トヨタ自動車株式会社
鋳造装置
1か月前
リョービ株式会社
ダイカスト金型
2か月前
芝浦機械株式会社
ダイカストマシン
20日前
日本製鉄株式会社
電磁ブレーキ装置
14日前
大同特殊鋼株式会社
溶鋼被覆パウダー
2か月前
芝浦機械株式会社
射出装置及び成形機
1か月前
大同特殊鋼株式会社
金属粉末材料の製造方法
13日前
株式会社プロテリアル
インゴットの鋳造方法
2か月前
トヨタ自動車株式会社
離型剤の塗布方法
1か月前
ユニチカ株式会社
軟磁性ナノワイヤーの分散液
2か月前
トヨタ自動車株式会社
ダイカスト鋳造装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
複合中子の製造方法
1か月前
日本鋳造株式会社
押湯切断方法および押湯
14日前
トヨタ自動車株式会社
金型の温度制御方法
1か月前
株式会社イーエム
固形潤滑剤供給装置
2か月前
旭有機材株式会社
低膨張鋳型用鋳物砂
1か月前
芝浦機械株式会社
ダイカストマシン
20日前
日本製鉄株式会社
鋼の連続鋳造方法
2か月前
三菱重工業株式会社
金属粉末製造装置
2か月前
トヨタ自動車株式会社
金型の水漏れ検知システム
1か月前
石福金属興業株式会社
PtAu合金粉末の製造方法
1か月前
黒崎播磨株式会社
浸漬ノズル
2か月前
続きを見る