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公開番号2024055328
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162159
出願日2022-10-07
発明の名称異物検知装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H02J 50/60 20160101AFI20240411BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】受電コイルを搭載した移動体を金属異物と誤検知することを防ぐこと。
【解決手段】移動体が送電コイルの上を通過する際に送電コイルから受電コイルに非接触で電力を伝送する非接触電力伝送システムを対象に、送電コイルの上方に存在する金属異物を検知する異物検知装置であって、金属を検知した場合に電圧が変化するセンサコイルと、センサコイルの稼働中はビッドパルスを発信し続ける発信部と、センサコイルの電圧測定値が基準値から変化した際にビッドパルスのカウントアップを開始し、電圧測定値が基準値に戻った際にカウントアップを終了するカウント部と、カウントアップが所定時間以上継続する場合に金属異物であると判断し、カウントアップが終了する場合に移動体であると判断する判別部とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
地上に設置された送電コイルと、移動体に搭載された受電コイルと、を備え、前記移動体が前記送電コイルの上を通過する際に前記送電コイルから前記受電コイルに非接触で電力を伝送する非接触電力伝送システムを対象に、前記送電コイルの上方に存在する金属異物を検知する異物検知装置であって、
前記送電コイルの上方に設置され、金属を検知した場合に電圧が変化するセンサコイルと、
前記センサコイルの稼働中はビッドパルスを発信し続ける発信部と、
稼働中に前記センサコイルの電圧測定値が基準値から変化した際に前記ビッドパルスのカウントアップを開始し、前記電圧測定値が前記基準値に戻った際に前記カウントアップを終了するカウント部と、
前記カウントアップが所定時間以上継続する場合に金属異物であると判断し、前記カウントアップが終了する場合に前記移動体であると判断する判別部と
を備えることを特徴とする異物検知装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、異物検知装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、送電コイルと受電コイルとを備える非接触電力伝送システムについて、送電コイルと受電コイルとの間に金属異物が存在することを検知するための異物検知装置を設けることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-158787号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、非接触電力伝送システムを対象とする異物検知装置では、受電コイルを搭載した移動体が金属製の本体である場合、送電コイルの上を移動体が通過する際に移動体を金属異物と誤検知する虞がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、受電コイルを搭載した移動体を金属異物と誤検知することを防ぐことができる異物検知装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、地上に設置された送電コイルと、移動体に搭載された受電コイルと、を備え、前記移動体が前記送電コイルの上を通過する際に前記送電コイルから前記受電コイルに非接触で電力を伝送する非接触電力伝送システムを対象に、前記送電コイルの上方に存在する金属異物を検知する異物検知装置であって、前記送電コイルの上方に設置され、金属を検知した場合に電圧が変化するセンサコイルと、前記センサコイルの稼働中はビッドパルスを発信し続ける発信部と、稼働中に前記センサコイルの電圧測定値が基準値から変化した際に前記ビッドパルスのカウントアップを開始し、前記電圧測定値が前記基準値に戻った際に前記カウントアップを終了するカウント部と、前記カウントアップが所定時間以上継続する場合に金属異物であると判断し、前記カウントアップが終了する場合に前記移動体であると判断する判別部とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明では、受電コイルを搭載した移動体を金属異物と誤検知することを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態における非接触電力伝送システムを模式的に示す図である。
図2は、金属異物を検知する原理を説明するための図である。
図3は、金属異物を検知した場合を説明するための図である。
図4は、移動体を金属異物と誤検知した場合を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態における異物検知装置について具体的に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
【0010】
図1は、実施形態における非接触電力伝送システムを模式的に示す図である。非接触電力伝送システム1は、地上2に設置された送電コイル3と、移動体4に搭載された受電コイル5とを備える。非接触電力伝送システム1では、移動体4が走行中に非接触充電を行うことが可能である。移動体4が送電コイル3の上を通過する際、送電コイル3から非接触で伝送される電力を受電コイル5で受け取ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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