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公開番号2024054878
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022157840
出願日2022-09-30
発明の名称熱交換器
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類F28F 1/32 20060101AFI20240411BHJP(熱交換一般)
要約【課題】扁平管とフィンを備える熱交換器において、フィンピッチを確保する際に生じる熱交換効率の低下を抑制する。
【解決手段】1つ以上のフィンピッチ規定部340は、隣接するフィン30に接してフィンピッチを規定する。フィンピッチ規定部340は、各フィン30において、N本(Nは2以上の整数)の扁平管に対して1つ設けられている。各フィン30のフィンピッチ規定部340は、連通部320以外の場所に位置する各フィン30の伝熱部330を、2方向以上に切り起こしてなる2以上の立上部341を含む。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
複数のフィン(30)と複数の扁平管(20)とを備え、前記複数の扁平管と前記複数のフィンの間を第1方向に通過する空気の熱交換を行う熱交換器(1)であって、
前記各フィンは、
前記複数の扁平管が貫通している複数の貫通部(310)と、
前記複数の扁平管を貫通させずに前記第1方向と交差する第2方向に延びる連通部(320)と、
隣接するフィンに接してフィンピッチを規定する1つ以上のフィンピッチ規定部(340)と、
を有し、
前記フィンピッチ規定部は、前記各フィンにおいて、N本(Nは2以上の整数)の扁平管に対して1つ設けられ、
前記各フィンの前記フィンピッチ規定部は、前記連通部以外の場所に位置する前記各フィンの伝熱部(330)を2方向以上に切り起こしてなる2以上の立上部(341)を含む、熱交換器(1)。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記フィンピッチ規定部は、前記連通部以外の場所に位置する前記各フィンの前記伝熱部を3方向に切り起こしてなる3つの前記立上部を含む、
請求項1に記載の熱交換器(1)。
【請求項3】
前記フィンピッチ規定部は、前記連通部以外の場所に位置する前記各フィンの前記伝熱部を4方向に切り起こしてなる4つの前記立上部を含む、
請求項1に記載の熱交換器(1)。
【請求項4】
扁平管の数が4本以上であり、
前記フィンピッチ規定部は、扁平管4本に対して1つ設けられている、
請求項1から3のいずれか一項に記載の熱交換器(1)。
【請求項5】
扁平管の数が6本以上であり、
前記フィンピッチ規定部は、扁平管6本に対して1つ設けられている、
請求項1から3のいずれか一項に記載の熱交換器(1)。
【請求項6】
前記各フィンにおける前記フィンピッチ規定部の数が3つ以上であり、
前記各フィンの3つ以上の前記フィンピッチ規定部は、互いに隣り合う前記フィンピッチ規定部の間の扁平管の数が同じになるように配置されている、
請求項1から3のいずれか一項に記載の熱交換器(1)。
【請求項7】
前記各フィンの前記各貫通部は、対応する扁平管に沿って立ち上がっており且つ隣接するフィンと接している第1起立部(316)と、前記対応する扁平管に沿って立ち上がっており且つ前記隣接するフィンと接しない第2起立部(317)とを有する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の熱交換器(1)。
【請求項8】
前記第1方向に通過する空気が、室内の空調を行う室内機の中で熱交換される室内空気である、
請求項1から3のいずれか一項に記載の熱交換器(1)。
【請求項9】
複数の扁平管(20)と複数のフィン(30)とを備える熱交換器(1)であって、
前記各フィンは、前記複数の扁平管が貫通している複数の貫通部(310)を有し、
前記各貫通部は、対応する扁平管に沿って立ち上がっており且つ隣接するフィンと接している第1起立部(316)を有する、熱交換器(1)。
【請求項10】
前記第1起立部は、前記各フィンの長手方向における前記各扁平管の2つの側面のうちの片側のみに対して設けられている、
請求項9に記載の熱交換器(1)。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、複数のフィンと複数の扁平管とを備える熱交換器に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
複数の扁平管と複数のフィンを備える熱交換器は、空気調和機の室外機などに用いられている。特許文献1(特開2012-163318号公報)には、空気調和機の室外機で用いられる室外熱交換器が、扁平管とフィンを備える例が示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1に記載されている室外熱交換器では、フィンに設けられているスペーサが、隣のフィンに当接して互いに隣り合うフィンの間を所定の間隔に保持している。このフィンの間の所定の間隔がフィンピッチである。しかし、フィンピッチの確保のために、スペーサをフィンに配置すると熱交換効率の低下に繋がる。特に、熱交換器が、室内機に用いられるなど、小型化を要求される場合には、スペーサによる熱交換効率の低下が問題となる。
【0004】
扁平管とフィンを備える熱交換器においては、フィンピッチを確保する際に生じる熱交換効率の低下を抑制するという課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1観点の熱交換器は、複数のフィンと複数の扁平管とを備え、複数の扁平管と複数のフィンの間を第1方向に通過する空気の熱交換を行う熱交換器である。各フィンは、複数の貫通部と連通部と1つ以上のフィンピッチ規定部を有する伝熱部とを備える。複数の貫通部には、複数の扁平管が貫通している。連通部は、複数の扁平管を貫通させずに第1方向と交差する第2方向に延びている。1つ以上のフィンピッチ規定部は、隣接するフィンに接してフィンピッチを規定する。フィンピッチ規定部は、各フィンにおいて、N本(Nは2以上の整数)の扁平管に対して1つ設けられている。各フィンのフィンピッチ規定部は、連通部以外の場所に位置する各フィンの伝熱部を、2方向以上に切り起こしてなる2以上の立上部を含む。
【0006】
第1観点の熱交換器では、フィンピッチ規定部の2以上の立上部が2方向以上に切起されているので、2以上の立上部の間に隙間ができ、通風経路及び排水経路のうちの少なくとも一方がフィンピッチ規定部で狭まるのを抑制することができる。
【0007】
第2観点の熱交換器は、第1観点の熱交換器であって、フィンピッチ規定部は、連通部以外の場所に位置する各フィンの伝熱部を、3方向に切り起こしてなる3つの立上部を含む。
【0008】
第2観点の熱交換器では、3つの立上部の間に3つの隙間が形成されるので、通風経路及び排水経路のうちの少なくとも一方がフィンピッチ規定部で狭まるのを抑制しつつフィンピッチを安定的に規定することができる。
【0009】
第3観点の熱交換器は、第1観点の熱交換器であって、フィンピッチ規定部は、連通部以外の場所に位置する各フィンの伝熱部を、4方向に切り起こしてなる4つの立上部を含む。
【0010】
第3観点の熱交換器では、4つの立上部の間の4つの隙間が形成されるので、通風経路及び排水経路がフィンピッチ規定部で狭まるのを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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