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公開番号2024054639
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-17
出願番号2022160995
出願日2022-10-05
発明の名称光ファイバ被覆層形成装置および光ファイバ被覆層形成用型
出願人株式会社フジクラ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G02B 6/44 20060101AFI20240410BHJP(光学)
要約【課題】光ファイバの被覆層に凹部が形成されることによる保護機能の低下を抑えることができる光ファイバ被覆層形成装置および光ファイバ被覆層形成用型を提供する。
【解決手段】光ファイバ被覆層形成用型10は、第1の対向面3を有する上型1と、第2の対向面4を有する下型2と、を備える。第1の対向面3に、第1の溝5が形成されている。第2の対向面4に、第2の溝6が形成されている。第1の溝5と第2の溝6は、組み合されることによって、光ファイバ25に被覆層を形成する主成形空間9を構成する。幅方向Xは、主成形空間9の長手方向Yと、第1の対向面3および第2の対向面4の対向方向Zと、に直交する。第1の対向面3と第2の対向面4の少なくとも一方に、拡張凹部7,8が形成されている。拡張凹部7,8は、主成形空間9から幅方向Xに拡張された拡張空間17,18を構成する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
光ファイバの外周面に被覆層を形成する光ファイバ被覆層形成装置であって、
光ファイバ被覆層形成用型と、前記光ファイバ被覆層形成用型に液状樹脂を供給する液状樹脂供給部と、前記光ファイバ被覆層形成用型に供給された前記液状樹脂に紫外線を照射する光源と、を備え、
前記光ファイバ被覆層形成用型は、
第1の対向面を有する上型と、
前記第1の対向面と対向する第2の対向面を有する下型と、を備え、
前記第1の対向面に、第1の溝が形成され、
前記第2の対向面に、第2の溝が形成され、
前記第1の溝と前記第2の溝は、組み合されることによって、前記光ファイバに前記被覆層を形成する主成形空間を構成し、
前記主成形空間の長手方向と、前記第1の対向面および前記第2の対向面の対向方向と、に直交する方向を幅方向として、
前記第1の対向面と前記第2の対向面の少なくとも一方に、前記主成形空間から前記幅方向に拡張された拡張空間を構成する拡張凹部が形成されている、
光ファイバ被覆層形成装置。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記上型および前記下型のうち一方は、紫外線透過性を有する型であり、
前記紫外線透過性を有する型が構成する前記拡張空間の上面または下面には、前記光源から照射される前記紫外線を遮る遮光膜が形成されている、
請求項1記載の光ファイバ被覆層形成装置。
【請求項3】
前記上型および前記下型は、紫外線透過性を有する型であり、
前記拡張空間の上面および下面のうち少なくとも一方には、前記光源から照射される紫外線を遮る遮光膜が形成されている、
請求項1記載の光ファイバ被覆層形成装置。
【請求項4】
前記上型または前記下型に、前記液状樹脂を前記主成形空間に導く導入口が形成され、
前記拡張空間は、前記長手方向に前記導入口から離れるほど幅が大きくなる、
請求項1記載の光ファイバ被覆層形成装置。
【請求項5】
前記拡張空間の高さは、2μm~50μmである、
請求項1記載の光ファイバ被覆層形成装置。
【請求項6】
光ファイバの外周面に被覆層を形成する光ファイバ被覆層形成用型であって、
第1の対向面を有する上型と、
前記第1の対向面と対向する第2の対向面を有する下型と、を備え、
前記第1の対向面に、第1の溝が形成され、
前記第2の対向面に、第2の溝が形成され、
前記第1の溝と前記第2の溝は、組み合されることによって、前記光ファイバに前記被覆層を形成する主成形空間を構成し、
前記主成形空間の長手方向と、前記第1の対向面および前記第2の対向面の対向方向と、に直交する方向を幅方向として、
前記第1の対向面と前記第2の対向面の少なくとも一方に、前記主成形空間から前記幅方向に拡張された拡張空間を構成する拡張凹部が形成されている、
光ファイバ被覆層形成用型。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光ファイバ被覆層形成装置および光ファイバ被覆層形成用型に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
光ファイバに被覆層を形成するには、一対の型を備えた光ファイバ被覆層形成装置を用いることができる。一対の型には、それぞれモールド溝が形成されている。2つのモールド溝は組み合わされてモールド空間を構成する。モールド空間に液状樹脂を充てんし、硬化させることによって、光ファイバに被覆層を形成することができる(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-167150号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述の光ファイバ被覆層形成装置では、モールド空間に充てんされた液状樹脂中に気泡が残る場合がある。気泡が残ると、被覆層の表面に凹部(気泡痕)が形成される。凹部が形成された箇所は被覆層の厚さが薄いため、被覆層の保護機能が低くなる可能性がある。
【0005】
本発明の一態様は、光ファイバの被覆層に凹部が形成されることによる保護機能の低下を抑えることができる光ファイバ被覆層形成装置および光ファイバ被覆層形成用型を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、光ファイバの外周面に被覆層を形成する光ファイバ被覆層形成装置であって、光ファイバ被覆層形成用型と、前記光ファイバ被覆層形成用型に液状樹脂を供給する液状樹脂供給部と、前記光ファイバ被覆層形成用型に供給された前記液状樹脂に紫外線を照射する光源と、を備え、前記光ファイバ被覆層形成用型は、第1の対向面を有する上型と、前記第1の対向面と対向する第2の対向面を有する下型と、を備え、前記第1の対向面に、第1の溝が形成され、前記第2の対向面に、第2の溝が形成され、前記第1の溝と前記第2の溝は、組み合されることによって、前記光ファイバに前記被覆層を形成する主成形空間を構成し、前記主成形空間の長手方向と、前記第1の対向面および前記第2の対向面の対向方向と、に直交する方向を幅方向として、前記第1の対向面と前記第2の対向面の少なくとも一方に、前記主成形空間から前記幅方向に拡張された拡張空間を構成する拡張凹部が形成されている、光ファイバ被覆層形成装置を提供する。
【0007】
この構成によれば、主成形空間内の液状樹脂に気泡は残りにくい。したがって、被覆層に凹部(気泡痕)は形成されにくい。よって、光ファイバを保護する機能に優れた被覆層を形成することができる。
【0008】
前記上型および前記下型のうち一方は、紫外線透過性を有する型であり、前記紫外線透過性を有する型が構成する前記拡張空間の上面または下面には、前記光源から照射される前記紫外線を遮る遮光膜が形成されていることが好ましい。
【0009】
この構成によれば、拡張空間内の液状樹脂に対する紫外線の照射量を抑えることができるため、拡張空間内の液状樹脂は硬化しにくい。よって、バリなどの不規則形状部分がない被覆層を形成することができる。
【0010】
前記上型および前記下型は、紫外線透過性を有する型であり、前記拡張空間の上面および下面のうち少なくとも一方には、前記光源から照射される紫外線を遮る遮光膜が形成されていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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