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公開番号2024054614
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-17
出願番号2022160950
出願日2022-10-05
発明の名称水冷モータ
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H02K 5/20 20060101AFI20240410BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ステータを安定して冷却可能な水冷モータを提供する。
【解決手段】水冷モータ100は、中心軸C1を有する環状のステータ20と、中心軸回りにステータ20を囲い、内部に冷却流路Rが設けられた環状のハウジング30と、を備え、ハウジング30は、環状の非磁性の金属管32と、中心軸C1回りに金属管32を鋳包む鋳包み材31とを含み、金属管32は、ステータ20の径方向において、冷却流路Rよりも内側、かつ、ステータ20が有する外側面よりも外側に位置する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
中心軸を有する環状のステータと、
前記中心軸回りに前記ステータを囲い、内部に冷却流路が設けられた環状のハウジングと、を備え、
前記ハウジングは、環状の非磁性の金属管と、前記中心軸回りに前記金属管を鋳包む鋳包み材とを含み、
前記金属管は、前記ステータの径方向において、前記冷却流路よりも内側、かつ、前記ステータが有する外側面よりも外側に位置する、水冷モータ。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記金属管が有する内側面は、前記ステータの前記外側面に当接する、請求項1に記載の水冷モータ。
【請求項3】
前記ステータは、前記中心軸の軸方向の一方に端面を有するステータコアと、前記端面に設けられたエンドコイルとを含み、
前記金属管は、前記端面よりも前記軸方向の前記一方側に突出する突出部を有し、
前記突出部は、絶縁部材を介して前記エンドコイルに熱的に接触している、請求項1または2に記載の水冷モータ。
【請求項4】
前記鋳包み材は、前記径方向の外側に位置する第1壁部と、前記第1壁部よりも前記径方向の内側に位置する第2壁部とを含み、
前記第1壁部と前記第2壁部との間の隙間に前記冷却流路が形成されており、
前記金属管は、前記径方向において、前記第2壁部の内側に配置されており、
前記径方向における前記第2壁部の厚さは、前記径方向における前記第1壁部の厚さよりも小さい、請求項1または2に記載の水冷モータ。
【請求項5】
前記第2壁部の前記厚さは、5mm以下である、請求項4に記載の水冷モータ。
【請求項6】
前記金属管が有する外側面は、凹凸形状を有する、請求項1または2に記載の水冷モータ。
【請求項7】
前記凹凸形状は、前記金属管の前記外側面に設けられた複数の突起部によって構成されており、
前記突起部は、前記径方向の外側に位置する頂部と、前記径方向の内側に位置する根元部と、前記頂部と前記根元部とを接続する柱状部と、を含み、
前記頂部は、前記柱状部よりも広がった形状を有する、請求項6に記載の水冷モータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、水冷モータに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来の水冷モータとして、特開2021-118590号公報には、モータ本体の外周面を覆う円筒形のウォータジャケットを設け、ウォータジャケットに冷却水を流動させることにより、モータ本体を冷却する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-118590号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
冷却流路が設けられたハウジング内にステータを収容する冷却モータにおいて、ハウジングとして鋳物を用いる場合がある。鋳物には、製造時に鋳巣が形成されることがあり、ステータを鋳物で製造されたハウジングに焼き嵌めによって固定する場合には、ハウジングの内表面が削れ、鋳巣を介して、冷却流路の一部とステータの外表面とが連通することが起こり得る。このような場合には、安定してステータを冷却することが困難となる。
【0005】
本開示は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本開示の目的は、ステータを安定して冷却可能な水冷モータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に基づく水冷モータは、中心軸を有する環状のステータと、上記中心軸回りに上記ステータを囲い、内部に冷却流路が設けられた環状のハウジングと、を備える。上記ハウジングは、環状の非磁性の金属管と、上記中心軸回りに上記金属管を鋳包む鋳包み材とを含む。上記金属管は、上記ステータの径方向において、上記冷却流路よりも内側、かつ、上記ステータが有する外側面よりも外側に位置する。
【0007】
上記構成によれば、ハウジングとして鋳物を用いて焼き嵌め等によってハウジングにステータを固定する際に、ハウジングの内表面が削れた場合であっても、金属管が冷却流路より内側、かつ、ステータの外側面より外側に位置することにより、鋳物に含まれる鋳巣を介して冷却流路とステータの外側面が連通することを防止することができる。これにより、安定してステータを冷却することができる。
【0008】
上記本開示に基づく水冷モータにあっては、上記金属管が有する内側面は、上記ステータの上記外側面に当接してもよい。
【0009】
上記構成によれば、冷却流路の内側に配置された金属管によってステータを直接冷却することができる。これにより、金属管とステータの外側面との間に他の物が介在する場合と比較して、冷却効率を高めることができる。
【0010】
上記本開示に基づく水冷モータにあっては、上記ステータは、上記中心軸の軸方向の一方に端面を有するステータコアと、上記端面に設けられたエンドコイルとを含んでいてもよい。上記金属管は、上記端面よりも上記軸方向の上記一方側に突出する突出部を有していてもよい。この場合には、上記突出部は、絶縁部材を介して上記エンドコイルに熱的に接触していることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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