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公開番号2024054598
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-17
出願番号2022160920
出願日2022-10-05
発明の名称扉および扉の製造方法
出願人イビケン株式会社
代理人個人,個人
主分類E06B 3/34 20060101AFI20240410BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】手掛け部を備える板状の扉に関して、手掛け部を改良する。
【解決手段】扉10は、芯材20と、芯材20の表面を覆うメラミン化粧板30と、によって構成されている。扉10は、板状の本体部11を備えている。扉10は、本体部11の端部に設けられている手掛け部12を備えている。手掛け部12は、本体部11の前面に連続する前面側縁部14と、本体部11の後面に連続する後面側縁部13と、前面側縁部14と後面側縁部13との間を窪みによって繋ぐ溝部15と、を有する。溝部15は、後面側縁部13と連続して円弧状に湾曲する円弧部16と、円弧部16と連続して前面側縁部14まで延びる内壁部17と、を備えている。扉10では、本体部11から手掛け部12に亘って一体のメラミン化粧板30が芯材20に貼り付けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
芯材と、該芯材の表面を覆うメラミン化粧板と、によって構成されている板状の扉であって、
板状の本体部と、
前記本体部の端部に設けられている手掛け部と、を備え、
前記手掛け部は、前記本体部の前面に連続する前面側縁部と、前記本体部の後面に連続する後面側縁部と、前記前面側縁部と前記後面側縁部との間を窪みによって繋ぐ溝部と、を有し、
前記溝部は、前記後面側縁部と連続して円弧状に湾曲する円弧部と、前記円弧部と連続して前記前面側縁部まで延びる内壁部と、を有し、
前記本体部から前記手掛け部に亘って一体の前記メラミン化粧板が前記芯材に貼り付けられていることを特徴とする扉。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記メラミン化粧板のうち前記手掛け部に貼り付けられている部分の厚さは、前記手掛け部に貼り付けられている当該部分の全体において、前記メラミン化粧板のうち前記本体部に貼り付けられている部分よりも薄い請求項1に記載の扉。
【請求項3】
前記メラミン化粧板のうち前記手掛け部に貼り付けられている部分を薄肉部として、前記メラミン化粧板のうち前記本体部に貼り付けられている部分を厚肉部として、
前記メラミン化粧板は、前記厚肉部と前記薄肉部との間に、前記厚肉部から前記薄肉部に向かって傾斜するように厚さが薄くなっている中間部を備え、
前記薄肉部における全体の厚さが一定である請求項2に記載の扉。
【請求項4】
前記内壁部は、前記円弧部に近いほど前記後面側縁部に近づくように傾斜しており、
前記内壁部の傾斜角度は、前記本体部の広がる平面に対して24度以上35度以下である請求項1~3のいずれか一項に記載の扉。
【請求項5】
芯材と、該芯材の表面を覆うメラミン化粧板と、によって構成されており、
板状の本体部と、
前記本体部の端部に設けられている手掛け部と、を備え、
前記手掛け部は、前記本体部の前面に連続する前面側縁部と、前記本体部の後面に連続する後面側縁部と、前記前面側縁部と前記後面側縁部との間を窪みによって繋ぐ溝部と、を有し、
前記溝部は、前記後面側縁部と連続して円弧状に湾曲する円弧部と、前記円弧部と連続して前記前面側縁部まで延びる内壁部と、を有し、
前記本体部から前記手掛け部に亘って一体の前記メラミン化粧板が前記芯材に貼り付けられている扉の製造方法であって、
前記メラミン化粧板のうち前記手掛け部に接着する部分の厚さを均一に薄く削る化粧板加工工程と、
前記メラミン化粧板を前記本体部に接着する第1接着工程と、
前記メラミン化粧板を前記手掛け部に接着する第2接着工程と、を行うものであり、
前記第2接着工程は、前記第1接着工程によって前記本体部に前記メラミン化粧板が接着されている前記芯材に対して、前記化粧板加工工程によって薄くした前記メラミン化粧板を、加熱しながら前記手掛け部の形状に沿って曲げることで前記手掛け部に接着する扉の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、扉を開閉するための手掛けを備える扉および扉の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、扉に適用できる積層体として、指を掛けることができる窪みを端部に有している積層体が開示されている。積層体の基材における平面部分には、化粧板が接着されている。積層体の端部には、上記平面部分に接着されている化粧板とは別の化粧材が接着されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2009/025273号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
平面部分の化粧板と端部の化粧材とが別である特許文献1に開示されているような積層体では、化粧板と化粧材との継ぎ目が露出する。このため、端部に指を掛ける際に、指に付着している水分等が継ぎ目から浸入するおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための扉は、芯材と、該芯材の表面を覆うメラミン化粧板と、によって構成されている板状の扉であって、板状の本体部と、前記本体部の端部に設けられている手掛け部と、を備え、前記手掛け部は、前記本体部の前面に連続する前面側縁部と、前記本体部の後面に連続する後面側縁部と、前記前面側縁部と前記後面側縁部との間を窪みによって繋ぐ溝部と、を有し、前記溝部は、前記後面側縁部と連続して円弧状に湾曲する円弧部と、前記円弧部と連続して前記前面側縁部まで延びる内壁部と、を有し、前記本体部から前記手掛け部に亘って一体の前記メラミン化粧板が前記芯材に貼り付けられていることをその要旨とする。
【0006】
上記構成では、手掛け部にはメラミン化粧板の継ぎ目が存在しない。これによって、芯材とメラミン化粧板との間に水分等が浸入することを抑制できる。
上記扉の一例では、前記メラミン化粧板のうち前記手掛け部に貼り付けられている部分の厚さは、前記手掛け部に貼り付けられている当該部分の全体において、前記メラミン化粧板のうち前記本体部に貼り付けられている部分よりも薄い。
【0007】
上記扉の一例では、前記メラミン化粧板のうち前記手掛け部に貼り付けられている部分を薄肉部として、前記メラミン化粧板のうち前記本体部に貼り付けられている部分を厚肉部として、前記メラミン化粧板は、前記厚肉部と前記薄肉部との間に、前記厚肉部から前記薄肉部に向かって傾斜するように厚さが薄くなっている中間部を備え、前記薄肉部における全体の厚さが一定である。
【0008】
上記構成によれば、手掛け部のように湾曲した形状であっても、その形状に沿ってメラミン化粧板を貼り付けることができる。
上記扉の一例では、前記内壁部は、前記円弧部に近いほど前記後面側縁部に近づくように傾斜しており、前記内壁部の傾斜角度は、前記本体部の広がる平面に対して24度以上35度以下である。
【0009】
上記構成によれば、内壁部が傾斜していることで手掛け部に指を掛けやすい。さらに、手掛け部に指を掛けた手を引くことによって扉を開閉しやすい。
上記課題を解決するための扉の製造方法は、芯材と、該芯材の表面を覆うメラミン化粧板と、によって構成されており、板状の本体部と、前記本体部の端部に設けられている手掛け部と、を備え、前記手掛け部は、前記本体部の前面に連続する前面側縁部と、前記本体部の後面に連続する後面側縁部と、前記前面側縁部と前記後面側縁部との間を窪みによって繋ぐ溝部と、を有し、前記溝部は、前記後面側縁部と連続して円弧状に湾曲する円弧部と、前記円弧部と連続して前記前面側縁部まで延びる内壁部と、を有し、前記本体部から前記手掛け部に亘って一体の前記メラミン化粧板が前記芯材に貼り付けられている扉の製造方法であって、前記メラミン化粧板のうち前記手掛け部に接着する部分の厚さを均一に薄く削る化粧板加工工程と、前記メラミン化粧板を前記本体部に接着する第1接着工程と、前記メラミン化粧板を前記手掛け部に接着する第2接着工程と、を行うものであり、前記第2接着工程は、前記第1接着工程によって前記本体部に前記メラミン化粧板が接着されている前記芯材に対して、前記化粧板加工工程によって薄くした前記メラミン化粧板を、前記手掛け部の形状に沿って曲げながら前記手掛け部に接着することをその要旨とする。
【0010】
上記構成によれば、手掛け部にメラミン化粧板の継ぎ目が存在しない扉を製造することができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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