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公開番号2024053866
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-16
出願番号2022160333
出願日2022-10-04
発明の名称鋼管接合構造
出願人株式会社進富,構法開発株式会社
代理人個人
主分類E04B 1/58 20060101AFI20240409BHJP(建築物)
要約【課題】接合対象物に対して、鋼管を簡易に接合することが可能な鋼管接合構造を提案する。
【解決手段】鋼管1と接合対象物2とを接合する鋼管接合構造であって、鋼管1の端部に固定されたエンドプレート4と、鋼管1に固定されたロックプレート5と、接合対象物に突設された接合ピン3とを備えている。エンドプレート4には、接合ピン3を挿通可能な貫通孔41が形成されており、ロックプレート5には、貫通孔41を挿通した接合ピン3と嵌合可能な嵌合部53が形成されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
鋼管と接合対象物とを接合する鋼管接合構造であって、
前記鋼管の端部に固定されたエンドプレートと、
前記鋼管に固定されたロックプレートと、
接合対象物に突設された接合ピンと、を備え、
前記エンドプレートには、前記接合ピンを挿通可能な貫通孔が形成されており、
前記ロックプレートには、前記貫通孔を挿通した前記接合ピンと嵌合可能な嵌合部が形成されていることを特徴とする、鋼管接合構造。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記ロックプレートは、前記エンドプレートに固定されていることを特徴とする、請求項1に記載の鋼管接合構造。
【請求項3】
前記ロックプレートは、前記鋼管の内部に形成されたダイヤフラムに固定されており、
前記ダイヤフラムには、前記貫通孔と同心の孔が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の鋼管接合構造。
【請求項4】
前記嵌合部は、前記ロックプレートに形成された前記貫通孔と同心の孔と、前記孔の周囲に形成された複数のスリットと、からなることを特徴とする、請求項請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の鋼管接合構造。
【請求項5】
前記ロックプレートは、エンドプレートから離れるに従って縮径するように円錐台状を呈した本体部を有し、
前記孔および前記スリットは、前記本体部に設けられていることを特徴とする、請求項4に記載の鋼管接合構造。
【請求項6】
前記接合ピンは、前記嵌合部を挿通可能な頭部と、前記貫通孔に係止可能な係止部と、前記接合対象物に固定される固定部と、を備えており、
前記係止部は、前記頭部に向かうに従って縮径するテーパー部を有し、
前記頭部と前記係止部との境界における前記係止部の外径は、前記嵌合部の内径以下で、前記境界における前記頭部の外径は、前記嵌合部の外径以上であることを特徴とする、請求項4に記載の鋼管接合構造。
【請求項7】
前記接合対象物の端部に第二エンドプレートが固定されており、
前記固定部は、前記第二エンドプレートを挿通したボルトであって、ナットを介して前記第二エンドプレートに固定されていることを特徴とする、請求項6に記載の鋼管接合構造。
【請求項8】
前記固定部は、前記接合対象物に埋め込まれたボルトであり、
前記頭部および前記係止部は、前記固定部に螺着された中空部材であることを特徴とする、請求項6に記載の鋼管接合構造。
【請求項9】
前記固定部は、前記接合対象物に埋設された主筋に固定されていることを特徴とする、請求項6に記載の鋼管接合構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鋼管接合構造に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
鋼管を基礎や他の鋼管などの接合対象物に接合する際には、突き合せ面において溶接したり、接合部に設けられた治具(例えば、複数のボルト)により接合するのが一般的である。ところが、溶接による鋼管接合は、作業に手間がかかる。また、火器を使用するため、狭隘空間に設けられる鋼管の接合においては、作業を慎重に行う必要がある。また、治具による接合は、鋼管を保持した状態で、多数のボルトを締め付ける必要があるため、作業に手間がかかる。
【0003】
また、特許文献1には、端部同士を突き合せた状態で鋼管同士を接合する鋼管継手構造として、鋼管の端部に形成されたフランジ同士を重ね合わせた状態で、両フランジを貫通するボルトにナットを螺合する鋼管継手構造が開示されている。
【0004】
さらに、特許文献2には、鋼管の端部から突設された応力伝達部材同士を突き合せた状態で、両応力伝達部材に跨って配設された鋼板をボルトにより応力伝達部材に固定することで応力伝達部材同士を連結する鋼管継手が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-040073号公報
特開2022-066734号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の鋼管継手構造は、フランジが鋼管から張り出すため、柱などに使用した場合には、居住空間を狭めてしまう。また、複数のボルトを使用する必要があり、作業に手間がかかる。
【0007】
また、特許文献2の鋼管継手も、複数のボルトを使用する必要があり、作業に手間がかかる。また、応力伝達部材は、鋼管の内部において鋼管に固定するため、応力伝達部材の固定時の作業にも手間がかかる。
【0008】
本発明は、接合対象物に対して、鋼管を簡易に接合することが可能な鋼管接合構造を提案することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
このような課題を解決する本発明は、鋼管と接合対象物とを接合する鋼管接合構造であって、前記鋼管の端部に固定されたエンドプレートと、前記鋼管に固定されたロックプレートと、接合対象物に突設された接合ピンとを備え、前記エンドプレートには前記接合ピンを挿通可能な貫通孔が形成されており、前記ロックプレートには前記貫通孔を挿通した前記接合ピンと嵌合可能な嵌合部が形成されている。
【0010】
かかる鋼管接合構造によれば、接合ピンがエンドプレートを挿通した状態で、ロックプレートに嵌合することで、鋼管と接合対象物との接合が完了するため、ボルト接合や溶接などに比べて、作業性に優れている。すなわち、鋼管の端部に形成されたエンドプレートに、他の鋼管や基礎等の接合対象物に形成された接合ピンを挿通させた状態で、鋼管を接合対象物に当接させるのみで、接合が完了する。また、鋼管や接合対象物に対して、複雑な加工を要することもない。
(【0011】以降は省略されています)

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