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公開番号2024052639
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2023170209
出願日2023-09-29
発明の名称α-アミノボロン酸誘導体及びその中間体の製造方法
出願人国立大学法人千葉大学,株式会社エーピーアイ コーポレーション
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類C07F 5/02 20060101AFI20240404BHJP(有機化学)
要約【課題】安定でかつ温和な条件で容易に脱保護が可能な中間体を経由し、より安価で高い生産性で、α-アミノボロン酸誘導体を工業的に製造できる方法を提供する。
【解決手段】一般式(4)で表されるα-アミノスルホン誘導体と、ビス(ピナコラート)ジボロンとを、銅源、N-ヘテロ環状カルベン配位子、及び塩基の存在下、溶媒中で反応させることにより、一般式(5)で表されるα-アミノボロン酸誘導体を得るホウ素化工程を含む製造方法で、α-アミノボロン酸誘導体を製造する。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024052639000036.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">34</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">127</com:WidthMeasure> </com:Image> (式中、Rは置換基を有していてもよい炭素数1~18の炭化水素基を表し、Pはアミノ基の保護基を表し、nは0~2の整数を表す。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
一般式(4)
JPEG
2024052639000032.jpg
27
44
(式中、Rは置換基を有していてもよい炭素数1~18の炭化水素基を表し、Pはアミノ基の保護基を表し、nは0~2の整数を表す。)
で表されるα-アミノスルホン誘導体と、ビス(ピナコラート)ジボロンとを、銅源、N-ヘテロ環状カルベン配位子、及び塩基の存在下、溶媒中で反応させることにより、一般式(5)
JPEG
2024052639000033.jpg
27
47
(式中、各記号は上記で定義した通りである。)
で表されるα-アミノボロン酸誘導体を得るホウ素化工程;
を含む、α-アミノボロン酸誘導体の製造方法。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
Pがカルバメート系保護基である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
ホウ素化工程の前に、一般式(1)
JPEG
2024052639000034.jpg
18
32
(式中、各記号は請求項1で定義した通りである。)
で表されるアルデヒドと、一般式(2)
P-NH

(2)
(式中、Pはアミノ基の保護基を表す。)
で表されるアミン、及び一般式(3)
Ph-SO

-M (3)
(式中、Mは金属原子を表す。)
で表されるスルホニル基導入剤とを、酸存在下、溶媒中で反応させることにより、一般式(4)
JPEG
2024052639000035.jpg
27
44
(式中、各記号は上記で定義した通りである。)
で表されるα-アミノスルホン誘導体を得るα-アミノスルホニル化工程;
をさらに含む、請求項1又は2に記載の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、医薬品の合成中間体として有用なα-アミノボロン酸誘導体及びその中間体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
α-アミノボロン酸誘導体及びその中間体は医薬品の合成中間体として有用である。
従来、α-アミノボロン酸誘導体の製造方法としては、例えば、α-アミノボロン酸骨格を有する原薬ボルテゾミブの製造方法が知られている。具体的には、出発原料であるイソブチルボロン酸を(+)-ピナンジオールで保護してボロン酸エステル体を得、次いで、Matteson反応により不斉炭素を導入した化合物を得、さらに、リチウムヘキサメチルジシラジドを用いたSN2反応により窒素源を導入した化合物を得た後、酸によって脱保護したアミン体と、ピラジン体との縮合反応を経て、最後にピナンジオールを除去(脱保護)することによりボルテゾミブを得る製造方法が知られている(非特許文献1)。
【0003】
JPEG
2024052639000001.jpg
59
149
【0004】
しかしながら、非特許文献1の製造方法は、合成工程が多く製造コストが高いため、より安価で生産性の高い工業的な製造方法が望まれている。
【0005】
一方、アルデヒドから不斉補助基を有するイミンを経由してキラルなα-アミノボロン酸誘導体を製造する方法が知られている。例えば、出発原料であるアルデヒドとキラルtert-ブチルスルフィンアミドとを反応させて得られる不斉補助基を有するイミンと、ビス(ピナコラート)ジボロンとを、硫酸銅(II)、トリシクロヘキシルホスホニウムテトラフルオロボラート(PCy
3
・HBF
4
)及びベンジルアミンの存在下で反応させることにより、キラルなα-アミノボロン酸誘導体を製造する方法が知られている(非特許文献2)。
【0006】
JPEG
2024052639000002.jpg
27
135
【0007】
しかしながら、非特許文献2の製造方法では、高価なキラルtert-ブチルスルフィンアミドが、出発原料であるアルデヒドに対して当量必要となり、製造コストが高いため、より安価で生産性の高い工業的な製造方法が望まれている。
【0008】
また、アルジミンから不斉配位子を用いてキラルなα-アミノボロン酸誘導体を製造する方法が知られている(非特許文献3)。
【0009】
JPEG
2024052639000003.jpg
54
137
【0010】
さらに、アルジミンから不斉ホスフィン配位子を用いてキラルなα-アミノボロン酸誘導体を製造する方法が知られている(非特許文献4)。
(【0011】以降は省略されています)

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