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公開番号2024064936
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2023013486
出願日2023-01-31
発明の名称ポリグリセリン脂肪酸エステル
出願人太陽化学株式会社
代理人個人,個人
主分類C07C 69/33 20060101AFI20240507BHJP(有機化学)
要約【課題】本発明が解決しようとする課題は、-5℃のような低温下でも油剤への溶解性に優れるポリグリセリン脂肪酸エステルを提供することを目的とするものである。
【解決手段】下記式(1)で表される分岐グリセロール基の比率が14~36%であり平均重合度が5~22であるポリグリセリンと炭素数6~22の脂肪酸からなり、前記ポリグリセリン中のグリセリン及びジグリセリンの合計含有量が2~20質量%である、ポリグリセリン脂肪酸エステル。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024064936000008.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">34</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">146</com:WidthMeasure> </com:Image> 【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記式(1)で表される分岐グリセロール基の比率が14~36%であり平均重合度が5~22であるポリグリセリンと炭素数6~22の脂肪酸からなり、前記ポリグリセリン中のグリセリン及びジグリセリンの合計含有量が2~20質量%である、ポリグリセリン脂肪酸エステル。
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2024064936000007.tif
34
146
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
HLBが8~13である、請求項1に記載のポリグリセリン脂肪酸エステル。
【請求項3】
前記ポリグリセリン1分子あたりの前記分岐グリセロール基の数が平均1~10個である、請求項1に記載のポリグリセリン脂肪酸エステル。
【請求項4】
前記脂肪酸がイソステアリン酸又はオレイン酸である、請求項1に記載のポリグリセリン脂肪酸エステル。
【請求項5】
前記脂肪酸がカプリル酸、イソノナン酸又はカプリン酸である、請求項1に記載のポリグリセリン脂肪酸エステル。
【請求項6】
請求項1~5いずれかに記載のポリグリセリン脂肪酸エステルと油剤を含む、化粧料用組成物。
【請求項7】
請求項6に記載の化粧料用組成物を含む、化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリグリセリン脂肪酸エステル、該化合物を含有する組成物、並びにこれらを含有する化粧料に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
ポリグリセリン脂肪酸エステルは、食品及び化粧品分野を中心に利用されている。化粧品分野での活用例として、ポリグリセリン脂肪酸エステルを油剤へ溶解させた油性クレンジング化粧料が挙げられる。油性クレンジング化粧料へ配合する際、重要な要素として油剤への溶解性が挙げられる。油剤への溶解性が悪い場合、沈殿や濁りを生じてしまい、外観上の美しさが損なわれた化粧料となってしまう。
【0003】
ポリグリセリン脂肪酸エステルの親水基に用いられるポリグリセリンは、一般的にグリセリンを脱水重合し、必要に応じて蒸留、脱色、脱臭、イオン交換樹脂処理などにより精製して得られる。このような方法で調製されたポリグリセリンは、ポリグリセリン脂肪酸エステルを合成して油剤に溶解させた際、濁りや沈殿が生じる。
【0004】
また、油剤への溶解性を高める方法の1つに、界面活性剤のHLBを下げる方法がある。HLBを下げることにより、一時的に透明な溶液をつくることができるが、長期の保存や低温域での保存で沈殿が生じてしまうため、課題を解決するまでには至っていない。
【0005】
このような課題を解決する技術として、例えば、特許文献1には、ポリグリセリン脂肪酸エステルの未反応のポリグリセリンを除去することで、油剤への溶解性を高める方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平7-173380号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1では未反応のポリグリセリンを除去する工程が必要であり、低温での安定性までは評価されていないため、更なる改善が求められる。
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、-5℃のような低温下でも油剤への溶解性に優れるポリグリセリン脂肪酸エステルを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は下記[1]~[3]に関する。
[1]下記式(1)で表される分岐グリセロール基の比率が14~36%であり平均重合度が5~22であるポリグリセリンと炭素数6~22の脂肪酸からなり、前記ポリグリセリン中のグリセリン及びジグリセリンの合計含有量が2~20質量%である、ポリグリセリン脂肪酸エステル。
TIFF
2024064936000001.tif
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[2][1]に記載のポリグリセリン脂肪酸エステルと油剤を含む、化粧料用組成物。
[3][2]に記載の化粧料用組成物を含む、化粧料。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、-5℃のような低温下でも油剤への溶解性に優れるポリグリセリン脂肪酸エステルを提供することができる。本発明における溶解性は、油剤としてエチルヘキサン酸セチルを用いてポリグリセリン脂肪酸エステルの濃度15質量%とした際の-5℃における溶解性で判断するが、本発明のポリグリセリン脂肪酸エステルは、これ以外の油剤、濃度、温度範囲で使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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