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公開番号2024051865
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158235
出願日2022-09-30
発明の名称棒状化粧料収納容器
出願人竹内工業株式会社
代理人
主分類A45D 40/06 20060101AFI20240404BHJP(手持品または旅行用品)
要約【課題】 金属板を菱形に加工しておいてそれを丸めることでその間隙をラセン溝とする場合に丸める前の金属板の幅を狭くしておいてその材料を丸め加工すると、丸めた後のラセン部材の強度が下がってしまい、外力によって変形しやすいものとなってしまうので棒状化粧料収納容器の繰り出しトルクにばらつきが生じて高級感を下げてしまうという課題があった。
【解決手段】 金属材で筒状に形成されたラセン収納筒内にラセン部材を収納固定しさらにそのラセン収納筒をハカマ部材内に固定することでラセン部材をハカマ部材に固定した棒状化粧料収納容器とすることで解決した。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
金属材を筒状に成形しほぼ中央部には周状に外方向へ突出する膨出部が形成され下部に軸心方向の切割り溝が形成された内筒部材と、金属材を菱形に加工しそれを丸め加工することによりその間隙によって螺旋溝を形成し内筒部材の切割り溝が形成された部位を回動可能に覆うラセン部材と、上部に口紅などの棒状化粧料を保持し下部外面に内筒部材の切割り溝及びラセン部材の螺旋溝と係合する係合ピンが形成され内筒部材内に上下移動可能に配置された金属材で加工された皿部材と、内筒部材の膨出部を抜け出し不能に覆い上部に蓋嵌合部が形成された金属材製の袴部材と、袴部材の上部を着脱自在に覆う蓋とから構成されることを特徴とする口紅などの棒状化粧料収納容器において、ラセン部材を内部に収納固定し金属材で筒状に形成されたラセン収納筒をハカマ部材内に固定することでラセン部材をハカマ部材に固定したことを特徴とする口紅などの棒状化粧料収納容器。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
ラセン収納筒はラセン部材の上端部よりも上部まで達し内筒部材に形成された膨出部を係止することによって膨出部がラセン部材に接触することを防止することを特徴とする請求項1記載の口紅などの棒状化粧料収納容器。
【請求項3】
金属材はアルミニウム材であることを特徴とする請求項1ないし請求項2記載の口紅などの棒状化粧料収納容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は口紅、リップクリーム、スチックアイシャドウ、スチックフアンデーション等の棒状化粧料を収納する棒状化粧料収納容器に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来の棒状化粧料収納容器は、下部に軸心方向の切割り溝が形成された筒状の内筒部材と、内部に螺旋溝が形成され前記内筒部材の切割り溝が形成された部位を回動可能ではあるが抜け出し不能に覆うラセン部材と、上部に口紅などの棒状化粧料を保持し下部外面に内筒部材の切割り溝及びラセン部材の螺旋溝と係合する係合ピンが形成され内筒部材内に上下移動可能に配置された皿部材と、上部に蓋嵌合部が形成されラセン部材の外周を回動不能に覆う袴部材と、袴部材の上部を着脱自在に覆う蓋で構成されていた。
【0003】
しかしながらこのように構成された棒状化粧料収納容器ではその材質としてはプラスチックが多く利用されていたが、昨今の環境問題として主に石油より生産されるプラスチック材は時間が経過しても自然分解されることがほとんど無く環境に悪影響を与えることが懸念されており、また資源として再利用するにも手間がかかる為、使用を控えることが求められている。
【0004】
この改善策として棒状化粧料収納容器を構成する部材を環境に悪影響を与えることが少ない金属材に置き換えることが求められているが、プラスチック材と金属材では成型、加工方法が違うため容易に置き換えることができるものでは無く、中でも繰り出しに使用されるラセン部材を金属材に置き換える場合には、プラスチック材の場合には金型に熔解した材料を流し込むことでラセン溝を成形できるが金属材の場合にはそのような手段をとるわけにはゆかず、公開実用新案公報昭57-30110号に示されるように、金属板を菱形に加工しておいてそれを丸めることでその間隙をラセン溝とすることでラセン部材を構成するという手段が取られている。
【0005】
さらにこのラセン部材は棒状化粧料収納容器に収納された化粧料の繰り出しに使用されるものであるが、内筒部材とラセン部材が一回転する際に繰り出される化粧料の長さは容器ごとに違っているものであり、容器の形状や化粧料の硬さ、太さ、量などによって使用する際に最適となるように一回転での繰り出し長さが決められるものである。
【0006】
それによって従来の棒状化粧品収納容器では内筒部材とハカマ部材をほぼ一回転させることで収納された棒状化粧料がすべて内筒部材の上端面から外部に繰り出ししてしまうものから、棒状化粧料のすべてを繰り出しするためには数十回回転させねばならないものまで存在する。
【0007】
公開実用新案公報昭57-30110号に示されるものは収納された棒状化粧料がほぼ一回転ですべて繰り出されるような形状であるがそれに限らず、一回転での繰り出し長さを小さくすることが必要な場合があり、そのためには丸める前の金属板の幅を狭くしておいてその材料を丸め加工することになるが、そのような場合には丸めた後のラセン部材がコイルばねのような状態になって強度が下がってしまうことにより外力によって変形しやすいものとなってしまい、棒状化粧料収納容器の繰り出しトルク値あるいはスムーズ感にばらつきが生じてしまうことで棒状化粧料収納容器の高級感を下げてしまうという欠点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
公開実用新案公報昭57-30110号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
解決しようとする課題は一回転での繰り出し長さを小さくした場合に丸める前の金属板の幅が狭くなってしまい、それによって丸めた後のラセン部材の強度が下がってしまうものであっても、外力によって変形を起こしにくくそれによって棒状化粧品収納容器の繰り出しトルク値にばらつきが生じたり、スムーズ感が無くなることによって高級感を下げてしまうということのない棒状化粧品収納容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は金属材を筒状に成形しほぼ中央部には周状に外方向へ突出する膨出部が形成され下部に軸心方向の切割り溝が形成された内筒部材と、金属材を菱形に加工しそれを丸め加工することによりその間隙によって螺旋溝を形成し内筒部材の切割り溝が形成された部位を回動可能に覆うラセン部材と、上部に口紅などの棒状化粧料を保持し下部外面に内筒部材の切割り溝及びラセン部材の螺旋溝と係合する係合ピンが形成され内筒部材内に上下移動可能に配置された金属材で加工された皿部材と、内筒部材の膨出部を抜け出し不能に覆い上部に蓋嵌合部が形成された金属材製の袴部材と、袴部材の上部を着脱自在に覆う蓋とから構成されることを特徴とする口紅などの棒状化粧料収納容器において、ラセン部材を内部に収納固定し金属材で筒状に形成されたラセン収納筒をハカマ部材内に固定することでラセン部材をハカマ部材に固定したことを特徴とする口紅などの棒状化粧料収納容器であることを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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