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公開番号2023051624
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-11
出願番号2021175949
出願日2021-09-30
発明の名称団扇
出願人個人
代理人
主分類A45B 27/00 20060101AFI20230404BHJP(手持品または旅行用品)
要約【課題】 小さな力で比較的に強い風を起こすことができ、かつ、製造が容易な団扇を提供する。
【解決手段】 団扇は、使用者によって把持される柄2と、風を発生させる扇部3と、柄と扇部との間に設けられたタワミ部5と、を備えている。柄2とタワミ部5は、同一材料によって一体に形成されている。柄2とタワミ部5について扇部の平面と直交する方向の曲げモーメントに対する断面二次モーメントを計算すると、タワミ部の断面二次モーメントは柄の断面二次モーメントよりも小さい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
使用者によって把持される柄と、
風を発生させる扇部と、
前記柄と前記扇部との間に設けられたタワミ部と、を備え、
前記柄と前記タワミ部は、一体に形成されており、
前記柄と前記タワミ部は、前記扇部の平面と直交する方向の曲げモーメントが作用したときに、前記タワミ部の撓み量が前記柄の撓み量より大きくなるように構成されている、団扇。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記柄と前記タワミ部は、同一材料によって一体に形成されており、
前記柄と前記タワミ部について前記扇部の平面と直交する方向の曲げモーメントに対する断面二次モーメントを計算すると、前記タワミ部の断面二次モーメントは前記柄の断面二次モーメントよりも小さい、請求項1に記載の団扇。
【請求項3】
前記タワミ部と前記柄の間に設けられた幅広部をさらに備えており、
前記柄と前記タワミ部と前記幅広部は、同一材料によって一体に形成されており、
前記幅広部の幅方向の寸法は、前記柄の幅方向の寸法より大きくされている、請求項2に記載の団扇。
【請求項4】
前記タワミ部の幅方向の寸法は、前記柄の幅方向の寸法よりも大きく、
前記タワミ部の厚み方向の寸法は、前記柄の厚み方向の寸法よりも小さい、請求項1~3のいずれか一項に記載の団扇。
【請求項5】
前記タワミ部には、前記柄から前記扇部に向かって伸びる1又は複数の貫通溝が形成されている、請求項1~4のいずれか一項に記載の団扇。
【請求項6】
前記扇部は、前記タワミ部の先端に固定される糸山部と、前記糸山部に取付けられる扇形のシート材と、を備えており、
前記糸山部と前記幅広部は、前記タワミ部のみによって接続されている、請求項3に記載の団扇。
【請求項7】
前記扇部は、前記糸山部から放射状に伸びる複数の穂骨部と、前記複数の穂骨部の先端を連結する外縁部と、をさらに備えており、
前記シート材は、前記複数の穂骨部及び前記外縁部に貼り付けられることで、前記糸山部に取付けられている、請求項6に記載の団扇。
【請求項8】
前記扇部は、前記タワミ部の先端に設けられる第1板状部と、前記第1板状部と対向して配置される第2板状部と、前記第1板状部と前記第2板状部とに挟持される扇形のシート材と、を備えており、
前記第1板状部と前記幅広部は、前記タワミ部のみによって接続されている、請求項3に記載の団扇。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の技術は、団扇に関する。詳しくは、小さな力で比較的に強い風を起こすことができる団扇に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
一般的な団扇は、使用者が把持するための柄と、起風のための扇部(すなわち、柄から放射状に広がる平面の部分)と、を備えている。使用者は柄を把持して煽ぐと、柄に対して扇部が前後に撓んで風を生じさせる。近年、団扇の製造を容易に行うために、扇部の穂骨や鎌等の骨組みと柄とがプラスチック等の材料で一体成型されている。このため、団扇の重量が重くなり、しなやかな曲がりが得にくく、煽ぎ難さが増している。そこで、特許文献1の団扇では、柄と扇部の間に板バネを配置し、小さな力で比較的に強い風を起こすようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-049843
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載の団扇では、柄と扇部との間に板バネを配置するため、板バネの一端を柄に接続すると共に、板バネの他端を扇部に接続しなければならない。このため、特許文献1の団扇は、製造工程が複雑化するという問題を有していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示する団扇は、使用者によって把持される柄と、風を発生させる扇部と、柄と扇部との間に設けられたタワミ部と、を備える。柄とタワミ部は、一体に形成されている。柄とタワミ部は、扇部の平面と直交する方向の曲げモーメントが作用したときに、タワミ部の撓み量が柄の撓み量より大きくなるように構成されている。
【0007】
上記の団扇では、柄とタワミ部が同一材料で一体に形成されているため、団扇を容易に製造することができる。また、柄とタワミ部を一体で形成しても、タワミ部は柄と比較して撓み易くなっている。このため、小さな力で比較的に大きな風を起こすことができる。
なお、柄とタワミ部は、同一材料によって一体に形成されていてもよい。この場合、例えば、柄とタワミ部について扇部の平面と直交する方向の曲げモーメントに対する断面二次モーメントを計算すると、タワミ部の断面二次モーメントは柄の断面二次モーメントよりも小さくなっていてもよい。これによって、タワミ部の撓み量が柄の撓み量より大きくなるように構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1実施例に係る団扇の平面図。
第1実施例に係る団扇の側面図。
本発明の第2実施例に係る団扇の平面図。
第2実施例に係る団扇の側面図。
第2実施例の団扇を構成する柄本体の正面図であって、扇部が取り付けられる前の状態を示す。
図5に示す柄本体の側面図。
図5に示す柄本体のVII-VII線断面図。
第2実施例の団扇を構成する挟持板の正面図。
図8に示す挟持板のIX-IX線断面図。
図8に示す挟持板のX-X線断面図
第2実施例の団扇を構成する扇部の正面図。
第2実施例の団扇を位置決めピンを設けた部位で切断した縦断面図であって、位置決めピンを設けた部分の近傍を拡大して示す。
第2実施例の団扇を溶着ピンを設けた部位で切断した縦断面図であって、溶着ピンを設けた部分の近傍を拡大して示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書に開示の技術では、タワミ部と柄の間に設けられた幅広部をさらに備えていてもよい。柄とタワミ部と幅広部は、同一材料によって一体に形成されていてもよい。幅広部の幅方向の寸法は、柄の幅方向の寸法より大きくされていてもよい。このような構成によると、柄とタワミ部の間に幅広部が設けられているため、使用者は幅広部に親指を当てて団扇をあおぐことができる。
【0010】
本明細書に開示の技術では、タワミ部の幅方向の寸法は、柄の幅方向の寸法よりも大きくてもよい。タワミ部の厚み方向の寸法は、柄の厚み方向の寸法よりも小さくてもよい。このような構成によると、タワミ部を撓み易くしながら、タワミ部と扇部との接続部分の幅方向の寸法が大きくなり、接続部分に発生する応力を低減することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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