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公開番号2024051538
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022157757
出願日2022-09-30
発明の名称電気回路
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類H02H 9/02 20060101AFI20240404BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電源から電力が供給される主回路部を、雷サージによって破壊されにくくする。
【解決手段】電源部(10)に、電源(2)からの電流に重畳する雷サージ電流を含む電流の一部を流すバイパス経路(40,40a~40c)を設けるとともに、バイパス経路(40,40a~40c)を流れる電流に基づいて、電源(2)と主回路部(50)との間の等価的なインピーダンスを上昇させるインピーダンス上昇回路(11)を設ける。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電源部(10)と、電源(2)から前記電源部(10)を介して電力が供給される主回路部(50)とを備えた電気回路であって、
前記電源部(10)は、
前記電源(2)からの電流に重畳する雷サージ電流を含む電流の一部を流すバイパス経路(40,40a~40c)を含むとともに、
当該バイパス経路(40,40a~40c)を流れる電流に基づいて、前記電源(2)と前記主回路部(50)との間の等価的なインピーダンスを上昇させるインピーダンス上昇回路(11)を備えたことを特徴とする電気回路。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電気回路において、
前記インピーダンス上昇回路(11)は、前記バイパス経路(40, 40a~40c)に前記雷サージ電流を含む電流の一部が流れるときに、前記バイパス経路(40, 40a~40c)に送られる電気エネルギーにより、前記インピーダンスを上昇させることを特徴とする電気回路。
【請求項3】
請求項1に記載の電気回路において、
前記インピーダンス上昇回路(11)は、前記バイパス経路(40, 40a~40c)を流れる電流に基づいて、前記電源(2)と前記主回路部(50)との間に、前記雷サージ電流を含む電流が前記主回路部(50)に流れるのを抑制する方向の電圧を発生させることを特徴とする電気回路。
【請求項4】
請求項3に記載の電気回路において、
前記インピーダンス上昇回路(11)は、
前記電源(2)から前記主回路部(50)に電力を供給する経路上に設けられる主巻線(30)と、前記バイパス経路(40)に設けられ、前記主巻線(30)と磁気結合された補助巻線(41)とを有し、前記雷サージ電流を含む電流の一部を前記補助巻線(41)に流すことによって、前記主巻線(30)を通る磁束を変化させて、前記電圧を発生させることを特徴とする電気回路。
【請求項5】
請求項4に記載の電気回路において、
前記バイパス経路(40,40a~40c)には、前記補助巻線(41)と直列に接続されたサージアブソーバ(42)が設けられていることを特徴とする電気回路。
【請求項6】
請求項4に記載の電気回路において、
前記主巻線(30)と前記補助巻線(41)とは、互いに極性が同じ向きであることを特徴とする電気回路。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の電気回路において、
前記電源(2)は交流電源であり、
前記電源部(10)は、
前記電源(2)から出力される交流を整流する整流回路(20)を備え、
前記主回路部(50)は、
前記整流回路(20)により出力された直流をスイッチング動作により交流に変換するインバータ回路(60)と、
前記インバータ回路(60)の入力ノード(60a,60b)間に接続され、前記整流回路(20)の出力電圧の脈動を許容するコンデンサ(70)とを有することを特徴とする電気回路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電源部と、電源から前記電源部を介して電力が供給される主回路部とを備えた電気回路に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電源部と、交流電源から電源部を介して電力が供給される主回路部とを備えた電気回路が開示されている。この電気回路では、電源部が、リアクトル及びコンバータ回路を有し、主回路部が、コンデンサ及びインバータ回路を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-124104号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1のような電気回路では、落雷時に、雷サージによって主回路部が破壊される虞がある。
【0005】
本開示は、かかる点に鑑みてなされたものであり、電源から電力が供給される主回路部を、雷サージによって破壊されにくくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様は、電源部(10)と、電源(2)から前記電源部(10)を介して電力が供給される主回路部(50)とを備えた電気回路であって、前記電源部(10)は、前記電源(2)からの電流に重畳する雷サージ電流を含む電流の一部を流すバイパス経路(40,40a~40c)を含むとともに、当該バイパス経路(40,40a~40c)を流れる電流に基づいて、前記電源(2)と前記主回路部(50)との間の等価的なインピーダンスを上昇させるインピーダンス上昇回路(11)を備えたことを特徴とする。
【0007】
ここで、雷サージ電流は、電源(2)から通常供給される電圧によって流れる電流に重畳する電流である。また、雷サージ電流は、雷サージの発生により電源(2)の電圧が上昇したときに流れる。第1の態様では、電源(2)からの電流に雷サージ電流が重畳した場合に、バイパス経路(40, 40a~40c)に雷サージ電流を含む電流の一部を流すとともに、電源(2)と主回路部(50)との間の等価的なインピーダンスを上昇させることにより、電源(2)から主回路部(50)に流れる電流を低減させる。したがって、主回路部(50)が雷サージによって破壊されにくい。
【0008】
第2の態様は、第1の態様において、前記インピーダンス上昇回路(11)は、前記バイパス経路(40, 40a~40c)に前記雷サージ電流を含む電流の一部が流れるときに、前記バイパス経路(40, 40a~40c)に送られる電気エネルギーにより、前記インピーダンスを上昇させることを特徴とする。
【0009】
第2の態様では、雷サージ電流の電気エネルギーを用いて、主回路部(50)への雷サージ電流の侵入を抑制できるため、エネルギーを有効に活用できる。
【0010】
第3の態様は、第1又は第2の態様において、前記インピーダンス上昇回路(11)は、前記バイパス経路(40, 40a~40c)を流れる電流に基づいて、前記電源(2)と前記主回路部(50)との間に、前記雷サージ電流を含む電流が前記主回路部(50)に流れるのを抑制する方向の電圧を発生させることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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