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公開番号2024050309
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022157111
出願日2022-09-29
発明の名称レンズ装置
出願人富士フイルム株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G02B 7/02 20210101AFI20240403BHJP(光学)
要約【課題】例えば、押圧部材の中心軸上で押圧部が制動部材の第1面に対して押圧力を付与する構造に比して、制動力を安定して発揮することができるレンズ装置を提供する。
【解決手段】レンズ装置は、レンズ機構と、レンズ機構を移動させる移動部材を有する移動機構と、移動部材の移動に対して制動力を発生させる制動機構とを備える。制動機構は、移動部材の被押圧面を押圧する押圧面を有する制動部材と、制動部材を支持する支持部材と、制動部材の第1面に押圧力を付与する押圧部を有する押圧部材とを有する。押圧部と第1面との接触部は、凹部の周囲に形成されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
レンズ機構と、
前記レンズ機構を移動させる移動部材を有する移動機構と、
前記移動部材の移動に対して制動力を発生させる制動機構と、
を備え、
前記制動機構は、
前記移動部材の被押圧面を押圧する押圧面を有する制動部材と、
前記制動部材を支持する支持部材と、
前記制動部材の第1面に押圧力を付与する押圧部を有する押圧部材と、
を有し、
前記押圧部と前記第1面との接触部は、凹部の周囲に形成されている
レンズ装置。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記接触部では、前記押圧部と前記第1面とが線接触する
請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項3】
前記被押圧面及び前記押圧面は、前記押圧部材の軸方向に対する直交方向に対して傾斜する斜面である
請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項4】
前記押圧部材は、前記凹部を有し、
前記凹部は、前記押圧部材の先端部に開口を有し、
前記押圧部は、前記開口の周縁部に形成されている
請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項5】
前記押圧部材は、
本体部と、
前記本体部の前記制動部材側の端部に形成され、前記本体部に対して拡径された拡径部と、
を有し、
前記凹部は、前記凹部の有効穴径を規定する有効穴径部を有し、
前記有効穴径部は、前記本体部と前記拡径部との境界よりも前記押圧部材の先端部側に形成されている
請求項4に記載のレンズ装置。
【請求項6】
前記押圧部材の先端部のうちの前記開口の周辺の領域は、傾斜して形成されている
請求項4に記載のレンズ装置。
【請求項7】
前記押圧部材には、操作部材が設けられており、
前記操作部材は、軸部と、頭部とを有し、
前記軸部は、前記レンズ装置の側面よりも突出している
請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項8】
前記押圧部材は、旋削で加工されている
請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項9】
前記斜面の傾斜角度は、30°から60°である
請求項3に記載のレンズ装置。
【請求項10】
前記制動部材の前記押圧面側の端部は、前記押圧面と異なる角度で形成されている
請求項1に記載のレンズ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、レンズ装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、固定部材、可動部材、及びクランプ部材を有するレンズ鏡筒が開示されている。固定部材は、光学部材を保持するレンズ保持部と、光学部材の光軸と直行する方向にアリ溝とを具える。固定部材は、カメラ本体またはレンズ保持部のどちらか一方を固定可能である。可動部材は、固定部材のアリ溝と嵌合するアリガタを具える。可動部材は、カメラ本体またはレンズ保持部のどちらか他方を取り付け可能であり、固定部材に対し可動である。クランプ部材は、可動部材に対して回転可能に支持され、固定部材へ、その一部が接触することで摩擦力を発生することにより、可動部材を固定部材に固定する。クランプ部材の回転軸は固定部材のアリ溝の方向と平行であり、その回転軸はクランプ部材の固定部材への作用点とクランプ部材を駆動する力点の間にある。
【0003】
特許文献2には、ベース部材と、シフト部材とを備える光学機器が開示されている。シフト部材は、レンズを保持すると共に、光軸と直交する方向においてベース部材に対して相対移動可能である。シフト部材またはベース部材の一方は、第1の接触部を含み、弾性変形可能な抜け止め部を有する。シフト部材またはベース部材の他方は、第1の接触部と接触することにより、ベース部材に対するシフト部材の、光軸方向における移動を規制する第2の接触部を含んでいる。光軸に直交する方向において、第1の接触部と第2の接触部とがオーバーラップする長さが、シフト部材のベース部材に対する、オーバーラップする長さを減らす方向に向かっての最大の駆動可能量よりも大きい。
【0004】
特許文献3には、レンズ保持部材と、案内部材と、カム部材とを有するレンズ鏡筒が開示されている。レンズ保持部材は、レンズを保持し、レンズの光軸に沿って移動可能である。案内部材は、レンズ保持部材を支持する。カム部材は、光軸周りに回転可能である。案内部材は、レンズ保持部材の光軸方向への移動を案内する直溝を有する。カム部材は、レンズ保持部材を光軸方向に移動させるためのカム溝を有する。レンズ保持部材は、複数の第1のコロ部材と複数の第2のコロ部材とを有する。複数の第1のコロ部材のうち少なくとも一つの第1のコロ部材は、直溝およびカム溝に係合する。複数の第2のコロ部材のそれぞれは、レンズ保持部材の周方向において複数の第1のコロ部材のそれぞれと同じ位相であって、かつ複数の第1のコロ部材のそれぞれに対して光軸方向に離れた位置に設けられている。複数の第2のコロ部材のうち少なくとも一つの第1のコロ部材と同じ位相に設けられた第2のコロ部材の径は、少なくとも一つの第1のコロ部材の径よりも小さい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-266578号公報
特開2017-053923号公報
特開2019-040092号公報
【発明の概要】
【0006】
本開示の技術に係る一つの実施形態は、例えば、押圧部材の中心軸上で押圧部が制動部材の第1面に対して押圧力を付与する構造に比して、制動力を安定して発揮することができるレンズ装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の技術に係る第1の態様は、レンズ機構と、レンズ機構を移動させる移動部材を有する移動機構と、移動部材の移動に対して制動力を発生させる制動機構と、を備え、制動機構は、移動部材の被押圧面を押圧する押圧面を有する制動部材と、制動部材を支持する支持部材と、制動部材の第1面に押圧力を付与する押圧部を有する押圧部材と、を有し、押圧部と第1面との接触部は、凹部の周囲に形成されているレンズ装置である。
【0008】
本開示の技術に係る第2の態様は、第1の態様に係るレンズ装置において、接触部では、押圧部と第1面とが線接触するレンズ装置である。
【0009】
本開示の技術に係る第3の態様は、第1の態様に係るレンズ装置において、被押圧面及び押圧面は、押圧部材の軸方向に対する直交方向に対して傾斜する斜面であるレンズ装置である。
【0010】
本開示の技術に係る第4の態様は、第1の態様に係るレンズ装置において、押圧部材は、凹部を有し、凹部は、押圧部材の先端部に開口を有し、押圧部は、開口の周縁部に形成されているレンズ装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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