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公開番号2024049597
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022155909
出願日2022-09-29
発明の名称車両用表示装置
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類B60K 35/23 20240101AFI20240403BHJP(車両一般)
要約【課題】視認性を向上させることができる車両用表示装置を提供する。
【解決手段】車両用表示装置1は、上部表示領域30uおよび下部表示領域30dを有する画像表示装置3と、上部表示領域を車両前方から覆うフード部7と、上部表示領域に対してアイポイントの側に配置されたコンバイナ5と、下部表示領域を収容しており、かつ上方に向く開口部61を有する収容部6と、収容部の内部に配置され、かつ開口部を介してコンバイナと対向しており、下部表示領域の表示光Ltをコンバイナに向けて反射する反射部材4と、反射部材を回動させることにより下部表示領域の画像による虚像の画像縦方向における位置を調節するモータ8と、画像表示装置およびモータを制御する制御部9と、を備え、制御部は、アイポイントEPから見た場合の上部表示領域に対する虚像Viの相対位置を予め定められた所定位置に調節できるように構成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
画像を表示する上部表示領域および下部表示領域を有し、前記上部表示領域を車両のアイポイントと対向させて配置される画像表示装置と、
前記上部表示領域を車両前方から覆うフード部と、
前記上部表示領域に対して前記アイポイントの側に配置されたコンバイナと、
前記下部表示領域を収容しており、かつ上方に向く開口部を有し、前記開口部が前記画像表示装置に対して前記アイポイントの側に位置している収容部と、
前記収容部の内部に配置され、かつ前記開口部を介して前記コンバイナと対向しており、前記下部表示領域の表示光を前記コンバイナに向けて反射する反射部材と、
前記反射部材を回動させることにより前記下部表示領域の画像による虚像の画像縦方向における位置を調節するモータと、
前記画像表示装置および前記モータを制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記アイポイントから見た場合の前記上部表示領域に対する前記虚像の相対位置を予め定められた所定位置に調節できるように構成されている
ことを特徴とする車両用表示装置。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記制御部は、車両上下方向の第一の位置にある前記アイポイントから前記虚像を見る場合の視線と、車両上下方向の第二の位置にある前記アイポイントから前記虚像を見る場合の視線とを前記上部表示領域の位置において交差させるように、前記反射部材を位置付ける
請求項1に記載の車両用表示装置。
【請求項3】
車両上下方向における前記アイポイントの位置を取得する取得部を備え、
前記制御部は、取得された前記アイポイントの位置に基づいて前記反射部材を自動的に回動させる
請求項1または2に記載の車両用表示装置。
【請求項4】
画像を表示する上部表示領域および下部表示領域を有し、前記上部表示領域を車両のアイポイントと対向させて配置される画像表示装置と、
前記上部表示領域を車両前方から覆うフード部と、
前記上部表示領域に対して前記アイポイントの側に配置されたコンバイナと、
前記下部表示領域を収容しており、かつ上方に向く開口部を有し、前記開口部が前記画像表示装置に対して前記アイポイントの側に位置している収容部と、
前記収容部の内部に配置され、かつ前記開口部を介して前記コンバイナと対向しており、前記下部表示領域の表示光を前記コンバイナに向けて反射する反射部材と、
前記反射部材を回動させることにより前記下部表示領域の画像による虚像の画像縦方向における位置を調節するモータと、
前記画像表示装置および前記モータを制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、車両上下方向の第一の位置にある前記アイポイントから前記虚像を見る場合の視線と、車両上下方向の第二の位置にある前記アイポイントから前記虚像を見る場合の視線とを前記コンバイナにおいて交差させるように、前記反射部材を位置付ける
ことを特徴とする車両用表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用表示装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、コンバイナを有する車両用表示装置がある。特許文献1には、表示光を出射する表示装置本体と、該表示装置本体の上部に固定されて表示装置本体から出射される表示光が投影されるコンバイナと、を備えた車両用表示装置が開示されている。特許文献1のコンバイナは、表示光が投影される表示領域と、この表示領域の少なくとも片側に設けられた透明透過部とを有し、コンバイナの透明透過部の背面側には、画像を表示させる画像表示部が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-119286号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
コンバイナを用いて実像および虚像を表示する場合の視認性を向上できることが好ましい。例えば、実像と虚像とを画像縦方向に並べて表示する場合に、目の位置に応じて実像に対する虚像の相対位置が変動してしまうと、視認性の低下を招くことがある。
【0005】
コンバイナを用いて実像および虚像を表示する構成において、コンバイナの必要高さを低減できることが好ましい。例えば、高さ方向の異なる位置から虚像を視認できるようにする場合、コンバイナの高さを大きくすれば対応可能である。しかしながら、コンバイナの高さを大きくすると、装置の大型化につながる。
【0006】
本発明の一つの目的は、視認性を向上させることができる車両用表示装置を提供することである。
【0007】
本発明の他の一つの目的は、コンバイナの必要高さを低減できる車両用表示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の車両用表示装置は、画像を表示する上部表示領域および下部表示領域を有し、前記上部表示領域を車両のアイポイントと対向させて配置される画像表示装置と、前記上部表示領域を車両前方から覆うフード部と、前記上部表示領域に対して前記アイポイントの側に配置されたコンバイナと、前記下部表示領域を収容しており、かつ上方に向く開口部を有し、前記開口部が前記画像表示装置に対して前記アイポイントの側に位置している収容部と、前記収容部の内部に配置され、かつ前記開口部を介して前記コンバイナと対向しており、前記下部表示領域の表示光を前記コンバイナに向けて反射する反射部材と、前記反射部材を回動させることにより前記下部表示領域の画像による虚像の画像縦方向における位置を調節するモータと、前記画像表示装置および前記モータを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記アイポイントから見た場合の前記上部表示領域に対する前記虚像の相対位置を予め定められた所定位置に調節できるように構成されていることを特徴とする。
【0009】
本発明の車両用表示装置は、画像を表示する上部表示領域および下部表示領域を有し、前記上部表示領域を車両のアイポイントと対向させて配置される画像表示装置と、前記上部表示領域を車両前方から覆うフード部と、前記上部表示領域に対して前記アイポイントの側に配置されたコンバイナと、前記下部表示領域を収容しており、かつ上方に向く開口部を有し、前記開口部が前記画像表示装置に対して前記アイポイントの側に位置している収容部と、前記収容部の内部に配置され、かつ前記開口部を介して前記コンバイナと対向しており、前記下部表示領域の表示光を前記コンバイナに向けて反射する反射部材と、前記反射部材を回動させることにより前記下部表示領域の画像による虚像の画像縦方向における位置を調節するモータと、前記画像表示装置および前記モータを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、車両上下方向の第一の位置にある前記アイポイントから前記虚像を見る場合の視線と、車両上下方向の第二の位置にある前記アイポイントから前記虚像を見る場合の視線とを前記コンバイナにおいて交差させるように、前記反射部材を位置付けることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る車両用表示装置の制御部は、アイポイントから見た場合の上部表示領域に対する虚像の相対位置を予め定められた所定位置に調節できるように構成されている。この車両用表示装置によれば、視認性を向上させることができるという効果を奏する。
(【0011】以降は省略されています)

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