TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024048424
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022154311
出願日2022-09-28
発明の名称電源回路
出願人株式会社ダイヘン
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H02M 1/08 20060101AFI20240402BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】本開示は、小型化できる電源回路を提供する。
【解決手段】本開示に係る電源装置は、所定の電位差を有する直流電圧を出力する直流電圧出力部と、第1のスイッチング素子と、第2のスイッチング素子と、前記直流電圧出力部と前記第1のスイッチング素子との間に接続される第1の駆動回路と、前記直流電圧出力部と前記第2のスイッチング素子との間に接続される第2の駆動回路と、前記直流電圧出力部と前記第2の駆動回路との間に接続され、第1のダイオード及び第1のコンデンサを有する第1のブートストラップ回路とを有し、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子とは、オン・オフの状態が互いに同じになるように制御される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1のスイッチング素子と、
第2のスイッチング素子と、
所定の電位差を有する直流電圧を出力する直流電圧出力部と、
前記直流電圧出力部と前記第1のスイッチング素子との間に接続される第1の駆動回路と、
前記直流電圧出力部と前記第2のスイッチング素子との間に接続される第2の駆動回路と、
前記直流電圧出力部と前記第2の駆動回路との間に接続され、第1のダイオード及び第1のコンデンサを有する第1のブートストラップ回路と、
を備え、
前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子とは、オン・オフの状態が互いに同じになるように制御される
電源回路。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第1の駆動回路は、入力側に第1の電圧調整手段を含んでおり、入力された直流電圧の電位差を前記第1のスイッチング素子のオン・オフの状態を切り替えるのに適した電位差に調整し、
前記第2の駆動回路は、入力側に第2の電圧調整手段を含んでおり、入力される直流電圧の電位差を前記第2のスイッチング素子のオン・オフの状態を切り替えるのに適した電位差に調整する
請求項1に記載の電源回路。
【請求項3】
前記直流電圧出力部は、前記直流電圧出力部の出力端と電気的に接続されるスイッチング素子に印加される電位の絶対値の最大値に応じて、第1の構成、第2の構成、第3の構成のいずれかを有し、
前記第1の構成は、
所定の電位差の電圧を出力する直流電圧源を含み、
前記第2の構成は、
所定の電位差の電圧を出力する直流電圧源と、
前記直流電圧源の後段に接続された1つの直流コンバータと、
を含み、
前記第3の構成は、
所定の電位差の電圧を出力する直流電圧源と、
前記直流電圧源の後段に直列接続された複数の直流コンバータと、
を含む請求項1に記載の電源回路。
【請求項4】
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子は、それぞれ、第1端子、オンしたときに前記第1端子と電気的に接続される第2端子及びオン・オフの状態を切り替えるための電圧信号が入力される第3端子を有しており、
前記第2のスイッチング素子は、第2端子が前記第1のスイッチング素子の第1端子と電気的に接続されており、
前記第1の駆動回路は、第1の高電位側端子及び第1の低電位側端子を有しているとともに、前記第1の低電位側端子は、前記第1のスイッチング素子の第2端子と電気的に接続されており、
前記第2の駆動回路は、第2の高電位側端子及び第2の低電位側端子を有しているとともに、前記第2の低電位側端子は、前記第2のスイッチング素子の第2端子と電気的に接続されており、
前記直流電圧出力部は、高電位側出力端子及び低電位側出力端子を有しているとともに、前記高電位側出力端子は、前記第1の駆動回路の第1の高電位側端子と電気的に接続されており、前記低電位側出力端子は、前記第1のスイッチング素子の第2端子と電気的に接続されており、
前記第1のダイオードは、前記直流電圧出力部の高電位側出力端子と前記第2の駆動回路の第2の高電位側端子との間に接続され、
前記第1のコンデンサは、前記第2の駆動回路の高電位側端子と前記第2のスイッチング素子の第2端子との間に接続されている
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電源回路。
【請求項5】
第3のスイッチング素子と、
前記直流電圧出力部と前記第3のスイッチング素子との間に接続される第3の駆動回路と、
前記直流電圧出力部と前記第3の駆動回路との間に接続され、第2のダイオード及び第2のコンデンサを有する第2のブートストラップ回路と、
をさらに備え、
第3のスイッチング素子は、第2端子が前記第2のスイッチング素子の第1端子と電気的に接続されているとともに、前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子とオン・オフの状態が同じになるように制御され、
前記第3の駆動回路は、第2の高電位側端子及び第2の低電位側端子を有しているとともに、前記第3の駆動回路の第2の低電位側端子は、前記第2のスイッチング素子の第2端子と電気的に接続されており、
前記第2のダイオードは、前記直流電圧出力部の高電位側出力端子と前記第3の駆動回路の第2の高電位側端子との間に接続され、
前記第2のコンデンサは、前記第3の駆動回路の高電位側端子と前記第3のスイッチング素子の第2端子との間に接続されている
請求項4に記載の電源回路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電源回路に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、絶対値が10kV以上の高電圧と基準電位とが交互に繰り返される矩形波状のパルス電圧を出力する電源回路では、スイッチング部において複数のスイッチング素子を直列に多段接続するように構成されることがある。この理由は、各スイッチング素子に印加される高電圧を分担負担させて、スイッチング素子を保護するためである。また、各スイッチング素子には、それぞれ対応する駆動回路が備わっており、駆動回路によって各スイッチング素子のオン・オフの状態を切り替えている。そのため、駆動回路には、各スイッチング素子のオン・オフの状態を切り替えるために必要な所定の電位差(例えば24Vの電位差)を有する電圧が入力される。このような構成では、駆動回路及びスイッチング素子が配置される部分が高電圧部位になる。
【0003】
一方、電源回路の入力部には、例えば、基準電位に対する電位差が24Vの電圧が入力される。すなわち、電源回路の入力部は低電圧部位である。そのため、低電圧部位と高電圧部位との絶縁が必要になるので、電源回路の入力部と駆動回路との間には、例えば、絶縁型DC-DCコンバータが配置される。
【0004】
したがって、複数のスイッチング素子のそれぞれについて、低電圧部位である電源回路の入力部と高電圧部位である駆動回路及びスイッチング素子との間に、絶縁型DC-DCコンバータを配置する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-195361号公報
特開2009-106115号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のような構成では、絶縁型DC-DCコンバータの入力部と出力部との間の電位差が大きく、例えば、絶対値が10kV以上になる。そのため、絶縁型DC-DCコンバータを複数段構成にして、1つの絶縁型DC-DCコンバータに印加される電圧を低減させる必要が生じる。また、このような絶縁型DC-DCコンバータは、スイッチング素子毎に必要であるため、電源回路が大型化してしまう。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、絶縁型DC-DCコンバータの数を減らし、電源回路全体としての小型化を実現する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る電源装置は、第1のスイッチング素子と、第2のスイッチング素子と、所定の電位差を有する直流電圧を出力する直流電圧出力部と、前記直流電圧出力部と前記第1のスイッチング素子との間に接続される第1の駆動回路と、前記直流電圧出力部と前記第2のスイッチング素子との間に接続される第2の駆動回路と、前記直流電圧出力部と前記第2の駆動回路との間に接続され、第1のダイオード及び第1のコンデンサを有する第1のブートストラップ回路とを備え、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子とは、オン・オフの状態が互いに同じになるように制御される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、電源回路を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態及びその第1の変形例に係る電源回路の概略構成を示す回路図。
実施形態における第1スイッチング部及び第2スイッチング部の構成を示す回路図。
実施形態における第1スイッチング部の動作を示す回路図。
実施形態の第1の変形例における第1スイッチング部及び第2スイッチング部の構成を示す回路図。
実施形態の第2の変形例における第1スイッチング部及び第2スイッチング部の構成を示す回路図。
実施形態の第3の変形例における第1スイッチング部及び第2スイッチング部の構成を示す回路図。
実施形態の第4の変形例における第1スイッチング部及び第2スイッチング部の構成を示す回路図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
2軸モーター
4日前
ニデック株式会社
モータ
19日前
個人
バッテリーの補助装置
12日前
ヨツギ株式会社
鳥害防止具
20日前
個人
磁力のみを動力とするモーター
13日前
株式会社アイドゥス企画
モータシリンダ
19日前
日産自動車株式会社
発電装置
12日前
個人
非対称鏡像力駆動型の静電発電機
今日
富士電機株式会社
電力変換装置
今日
ブラザー工業株式会社
制御装置
19日前
株式会社ミツバ
回転電機
12日前
株式会社ミツバ
回転電機
12日前
株式会社ミツバ
制動装置
5日前
オムロン株式会社
電力変換装置
5日前
住友電装株式会社
ワイヤハーネス
20日前
ヴィガラクス株式会社
電気供給システム
6日前
富士電機株式会社
半導体モジュール
5日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
6日前
個人
超電導ロータリー式発電原動機
5日前
ニチコン株式会社
電源装置
12日前
株式会社日立製作所
電気機器
12日前
株式会社デンソー
電力変換装置
6日前
株式会社デンソー
電力変換装置
6日前
株式会社日立製作所
電気機器
12日前
大阪瓦斯株式会社
電力調達装置
19日前
トヨタ紡織株式会社
ロータの製造方法
13日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
6日前
株式会社テイエルブイ
発電装置
6日前
住友電装株式会社
配線部材
7日前
ダイハツ工業株式会社
グロメット
5日前
株式会社ダイフク
非接触給電設備
6日前
ニデック株式会社
駆動装置
19日前
ニデック株式会社
駆動装置
19日前
ニデック株式会社
駆動装置
19日前
ボーンズ株式会社
放電回路
12日前
株式会社明電舎
直流負荷装置
今日
続きを見る