TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024047477
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2022153116
出願日2022-09-26
発明の名称吸収性物品
出願人大王製紙株式会社
代理人弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類A61F 13/505 20060101AFI20240329BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】二つ折りの廃棄形状を保持できると共に、廃棄者がトップシートに触れにくくできる吸収性物品を提供すること。
【解決手段】パッド本体10と、パッド本体10の外側面の第1端部10aに配置されてアウター物品に係合可能な係合部20とを備えた吸収性物品1であって、係合部20は、パッド本体10の内側面に係合可能であり、パッド本体10の第2端部10bには、パッド本体10の内側面を覆い、ポケット部Pを形成するポケットシート30を設けた。そして、パッド本体10は、第1端部10aに、パッド本体10が二つ折りされたとき、幅方向Wの中間部が長手方向Lに沿って内側に屈曲された状態でポケット部Pに差し込まれる差込部Sを有し、第2端部10bに、差込部Sがポケット部Pに差し込まれたとき、長手方向Lに沿って内側に屈曲されて差込部Sを挟み込むと共に、幅方向Wの両側部の少なくとも一部が係合部20に係合する包囲部Hを有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
トップシートとバックシートとこれらの間に配置された吸収体とを有し、着用者の前後に対応する長手方向に延びるパッド本体と、前記パッド本体の外側面に設けられ、アウター物品に係合可能な係合部と、を備え、前記アウター物品に装着されて使用される吸収性物品であって、
前記係合部は、少なくとも前記パッド本体の前記長手方向の一方の端部に配置されると共に前記パッド本体に係合可能であり、
前記パッド本体の前記長手方向の他方の端部には、前記パッド本体の内側面を覆い、前記長手方向の中間部に向かって開放したポケット部を形成するポケットシートが設けられ、
前記パッド本体は、前記長手方向の一方の端部に、前記トップシートを内側にして前記長手方向の中間部に設定された折曲線で二つ折りされたとき、前記長手方向に直交する幅方向の中間部が前記長手方向に沿って内側に屈曲された状態で前記ポケット部に差し込まれる差込部を有し、
前記長手方向の他方の端部に、前記差込部が前記ポケット部に差し込まれたとき、前記長手方向に沿って内側に屈曲されて前記差込部を挟み込むと共に、前記幅方向の両側部の少なくとも一部が前記係合部に係合する包囲部を有する
ことを特徴とする吸収性物品。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
請求項1に記載された吸収性物品において、
前記ポケットシートは、前記ポケット部を形成する開放した縁部が、前記幅方向の両端部から前記幅方向の中央部に向かうにつれて、前記パッド本体の前記長手方向の外方に近づくように斜めに設定されている
ことを特徴とする吸収性物品。
【請求項3】
請求項1に記載された吸収性物品において、
前記ポケットシートは、前記幅方向の中間部に、前記長手方向に延びる破断可能なミシン目が設けられている
ことを特徴とする吸収性物品。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載された吸収性物品において、
前記パッド本体は、前記差込部に、前記長手方向に沿って折り曲げやすくする折り部が形成されている
ことを特徴とする吸収性物品。
【請求項5】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載された吸収性物品において、
前記パッド本体は、前記包囲部に、前記パッド本体が前記係合部に係合する係合力よりも強い力で前記係合部に係合可能な被係合部材が設けられている
ことを特徴とする吸収性物品。
【請求項6】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載された吸収性物品において、
前記パッド本体は、前記差込部と前記折曲線との間に、前記幅方向の両端部から前記幅方向の中央部に向かうにつれて、前記長手方向の外方に近づく方向に延びる第2折り部が形成されている
ことを特徴とする吸収性物品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吸収性物品に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、着用者の肌に接するトップシートと、バックシートと、これらの間に配置された吸収体とを有するパッド本体を備え、アウター物品に装着されて使用される吸収性物品が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。このような吸収性物品は、使用後、廃棄者によって汚損したトップシートを内側にして折り畳まれたり、丸められたりした状態で廃棄される。
【0003】
ここで、特許文献1には、パッド本体の長手方向の両端部の外側面に、それぞれ接着部が設けられた吸収性物品が開示されている。特許文献1に開示の吸収性物品は、廃棄時に接着部が設けられた領域(パッド本体の長手方向の両端部)がトップシート側に折り曲げられ、接着部同士が接着することで、トップシートを内側にした二つ折りの廃棄形状を保持する。また、特許文献2には、パッド本体の外側面に展開可能な後処理テープが設けられた吸収性物品が開示されている。特許文献2に開示の吸収性物品では、使用後にパッド本体が丸められ、後処理テープが巻きつけられて丸めた状態の廃棄形状が保持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6938820号
実用新案登録第3237902号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示の吸収性物品では、廃棄する際、接着部が設けられたパッド本体の両端部をそれぞれトップシート側に折り曲げる必要がある。このため、パッド本体を折り曲げる際に、廃棄者がトップシートに触れるおそれがある。また、パッド本体は、丸めて廃棄される際、長手方向の一端部から、長手方向に沿って丸められることが一般的である。このとき、廃棄者は、パッド本体の長手方向の他端部を押さえる必要があり、特許文献2に開示の吸収性物品においてもトップシートに触れてしまうことがある。
【0006】
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、二つ折りの廃棄形状を保持できると共に、廃棄時に廃棄者がトップシートに触れにくくできる吸収性物品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明は、トップシートとバックシートとこれらの間に配置された吸収体とを有し、着用者の前後に対応する長手方向に延びるパッド本体と、前記パッド本体の外側面に設けられ、アウター物品に係合可能な係合部と、を備え、前記アウター物品に装着されて使用される吸収性物品であって、前記係合部は、少なくとも前記パッド本体の前記長手方向の一方の端部に配置されると共に前記パッド本体の内側面に係合可能であり、前記パッド本体の前記長手方向の他方の端部には、前記パッド本体の内側面を覆い、前記長手方向の中間部に向かって開放したポケット部を形成するポケットシートが設けられ、前記パッド本体は、前記長手方向の一方の端部に、前記トップシートを内側にして前記長手方向の中間部に設定された折曲位置で二つ折りされたとき、前記長手方向に直交する幅方向の中間部が前記長手方向に沿って内側に屈曲された状態で前記ポケット部に差し込み可能な差込部を有し、前記長手方向の他方の端部に、前記差込部が前記ポケット部に差し込まれたとき、前記長手方向に沿って内側に屈曲されて前記差込部を挟み込むと共に、前記幅方向の両側部の少なくとも一部が前記係合部に係合する包囲部を有する構成とした。
【発明の効果】
【0008】
これにより、本発明の吸収性物品は、二つ折りの廃棄形状を保持できると共に、廃棄時に廃棄者がトップシートに触れにくくできる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1の吸収性物品を内側からみたときの一部を破断した平面図である。
実施例1の吸収性物品を外側からみたときの平面図である。
図1におけるA部の拡大図である。
図3におけるB-B断面図である。
図3におけるC-C断面図である。
実施例1の吸収性物品において、差込部を外側から摘まんでパッド本体を二つ折りする状態を示す説明図である。
実施例1の吸収性物品において、差込部をポケット部に差し込んだ状態を示す説明図である。
実施例1の吸収性物品において、包囲部で差込部を挟んだ状態を示す説明図である。
第1変形例の吸収性物品を内側からみたときの一部を破断した平面図である。
第2変形例の吸収性物品を内側からみたときの一部を破断した平面図である。
第3変形例の吸収性物品を外側からみたときの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明による吸収性物品を実施するための形態は、図面に示す実施例1に基づいて以下の通り説明される。なお、以下の説明では、着用者の身体の前後に対応する方向が「長手方向L」とされ、長手方向Lに直交する方向が「幅方向W」とされる。また、長手方向L及び幅方向Wの双方に直交する方向が「厚さ方向T」とされる。さらに、厚さ方向Tにおいて、着用者に近い方が「内側(肌側)」とされ、アウター物品に近い方が「外側(非肌側)」とされる。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

大王製紙株式会社
衛生用薄葉紙収納容器
1日前
大王製紙株式会社
シート集合包装体、及びシート包装体
19日前
大王製紙株式会社
多層紙
1か月前
大王製紙株式会社
セルロースナノファイバー含有乾燥体の再分散液の製造方法
4日前
大王製紙株式会社
カトラリー
10日前
大王製紙株式会社
カトラリー
29日前
大王製紙株式会社
箱積層体及び箱の製造方法
8日前
大王製紙株式会社
カルバメート化セルロース繊維の製造方法
9日前
個人
穿刺補助具
24日前
個人
男性用下着
16日前
個人
蓋付きしびん
2か月前
個人
聴診器
2か月前
個人
段差昇降装置
5か月前
個人
入れ歯
2か月前
個人
エアリフター
5か月前
個人
逆流防止用具
5か月前
個人
介護浴槽
2か月前
個人
排便漏れ予防装具
18日前
個人
鼻腔拡張具
4か月前
個人
入浴介護補助装置
2か月前
個人
透析装置の洗浄方法
4か月前
株式会社コーセー
組成物
4か月前
株式会社東亜産業
温熱具
4か月前
個人
電動式孫の手
5か月前
個人
スプレー式目薬容器
2か月前
個人
座椅子脱着式車椅子
2か月前
個人
マウスピース
26日前
オンキヨー株式会社
聴診器
4か月前
個人
マッサージガン保持具
3か月前
個人
根管治療用のファイル
4か月前
株式会社ダリヤ
酸性染毛料
5か月前
個人
圧排器具
19日前
個人
弾性材一体コルセット
3か月前
個人
光脱毛器
5か月前
株式会社ニデック
眼科装置
1か月前
株式会社いうら
介助リフト
3か月前
続きを見る