TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024046482
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-03
出願番号2022151904
出願日2022-09-22
発明の名称モータ
出願人ニデック株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類H02K 5/16 20060101AFI20240327BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】軸受の温度上昇を抑制し、長期間にわたって安定して駆動可能なモータを提供する。
【解決手段】モータは、筒状の保持部と、保持部の内部に配置されて中心軸を中心に回転するシャフトを有するロータと、シャフトを回転可能に支持する軸受部と、保持部の径方向外方に配置されたステータと、を有する。軸受部は、第1軸受と、第2軸受とを有する。保持部は、第1保持部と、第1保持部の上端部より上方に延びる第2保持部と、を有する。第1保持部の外周面にはステータが固定され、内周面の下端部には第1軸受の外輪が固定される。第2保持部の内周面には、第2軸受の外輪の少なくとも一部が固定される。第2保持部は、ステータコアと径方向に隙間を介して配置され、第2保持部の径方向の厚みは、第2保持部の外周面と前記ステータコアの内周面との距離よりも小さい。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
上下に延びる中心軸を中心に回転するシャフト及びロータマグネットを有するロータと、
ステータコアを有して前記ロータマグネットの径方向内方と径方向に対向するステータと、
前記シャフトを回転可能に支持する軸受部と、
前記中心軸を中心とする筒状であって、前記軸受部を保持する保持部と、を有し、
前記軸受部は、第1軸受と、前記第1軸受の上方に配置される第2軸受とを有し、
前記保持部は、
前記中心軸に沿って延びる筒状の第1保持部と、
前記第1保持部の上端部より前記中心軸に沿って上方に延びる筒状の第2保持部と、を有し、
前記第1保持部の外周面には前記ステータコアが固定され、内周面の下端部には第1軸受の外輪が固定され、
前記第2保持部の内周面には、前記第2軸受の外輪の少なくとも一部が固定され、
前記第2保持部は、前記ステータコアと径方向に隙間を介して配置され、前記第2保持部の径方向の厚みは、前記第2保持部の外周面と前記ステータコアの内周面との径方向の距離よりも小さいモータ。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記保持部は、前記第1保持部の上端部よりも下方で内周面から径方向内方に拡がる内保持面を有し、
前記第2軸受の外輪の下端部は前記内保持面に直接的又は間接的に接触する請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記第1保持部の上端部が前記ステータコアの軸方向の中央よりも上方に位置し、
前記第2保持部の上端部が前記ステータコアの上端部よりも下方に位置する請求項1に記載のモータ。
【請求項4】
前記第1保持部は、前記第1保持部の上端部よりも下方で径方向外方に拡がり前記ステータコアの下端部が接触する外保持面を有し、
前記外保持面から前記第1保持部の上端部までの軸方向の長さが、前記第2保持部の軸方向の長さよりも大きい請求項1に記載のモータ。
【請求項5】
第1保持部は、外周面の上部に、下部の前記ステータコアと接触する部分よりも小径の小径部を有する請求項4に記載のモータ。
【請求項6】
前記ロータは、前記シャフトに固定されるロータハブを有し、
前記ロータハブは、
軸方向から見て中心に配置されて前記シャフトが配置される貫通孔と、
前記貫通孔の辺縁部から軸方向下方に延びる筒状であり、前記シャフトが固定されるロータボスと、を有し、
前記ロータボスの下端部が前記ステータコアの上端部よりも下方で前記第2軸受の内輪と接触する請求項1に記載のモータ。
【請求項7】
前記第1保持部は、前記第1軸受と径方向に重なる外周面上に、径方向内方に凹む凹溝を有し、
前記凹溝は、周方向に連続している請求項1に記載のモータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モータに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来のモータは、ベースプレートに圧入された軸受ハウジングに固定された軸受を介してシャフトが回転可能に支持されている。そして、軸受ハウジングの外周面にステータコアが固定されている。(例えば、特開2022-95017号公報参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-95017号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述のモータでは、軸受ハウジングの軸受を支持している部分とステータコアとが接触しているため、ステータコアの熱が軸受に伝わりやすい。そのため、ステータコアからの熱によって軸受の温度が上昇し、軸受の寿命が低下してしまうことで、軸受の動作が長期間にわたって安定して回転が困難になる虞がある。
【0005】
そこで本発明は、軸受の温度上昇を抑制し、長期間にわたって安定して駆動可能なモータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の例示的なモータは、上下に延びる中心軸を中心に回転するシャフト及びロータマグネットを有するロータと、ステータコアを有して前記ロータマグネットの径方向内方と径方向に対向するステータと、前記シャフトを回転可能に支持する軸受部と、前記中心軸を中心とする筒状であって、前記軸受部を保持する保持部と、を有する。前記軸受部は、第1軸受と、前記第1軸受の上方に配置される第2軸受とを有する。前記保持部は、前記中心軸に沿って延びる筒状の第1保持部と、前記第1保持部の上端部より前記中心軸に沿って上方に延びる筒状の第2保持部と、を有する。前記第1保持部の外周面には前記ステータコアが固定され、内周面の下端部には第1軸受の外輪が固定され、前記第2保持部の内周面には、前記第2軸受の外輪の少なくとも一部が固定され、前記第2保持部は、前記ステータコアと径方向に隙間を介して配置され、前記第2保持部の径方向の厚みは、前記第2保持部の外周面と前記ステータコアの内周面との径方向の距離よりも小さい。
【発明の効果】
【0007】
例示的な本発明のモータによれば、軸受の温度上昇を抑制し、長期間にわたって安定して駆動可能なモータを提供することを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、モータの斜視図である。
図2は、モータの分解斜視図である。
図3は、モータの縦断面図である。
図4は、モータの保持部及び軸受部を拡大した断面図である。
図5は、変形例のモータの保持部の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本明細書では、モータ100の中心軸Cxと平行な方向を「軸方向」、中心軸Cxと直交する方向を「径方向」、中心軸Cxを中心とする円弧に沿う方向を「周方向」とそれぞれ称する。
【0010】
また、本明細書では、モータ100において、軸方向を上下方向とするが、上下方向は単に説明のために用いられる名称であって、モータ100の実際の使用状態における位置関係及び方向を限定しない。さらに、本明細書において、「平行」とは、正確に平行だけでなく、実用上の範囲内で交差せずに並んで配置される場合も含む。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
2軸モーター
5日前
ニデック株式会社
モータ
20日前
個人
バッテリーの補助装置
13日前
ヨツギ株式会社
鳥害防止具
21日前
株式会社プロテリアル
リニアモータ
21日前
個人
磁力のみを動力とするモーター
14日前
株式会社アイドゥス企画
モータシリンダ
20日前
日産自動車株式会社
発電装置
13日前
富士電機株式会社
電力変換装置
1日前
株式会社ミツバ
制動装置
6日前
ブラザー工業株式会社
制御装置
20日前
オムロン株式会社
電力変換装置
6日前
株式会社ミツバ
回転電機
13日前
株式会社ミツバ
回転電機
13日前
株式会社ミツバ
回転電機
今日
個人
非対称鏡像力駆動型の静電発電機
1日前
ヴィガラクス株式会社
電気供給システム
7日前
矢崎総業株式会社
電源装置
22日前
住友電装株式会社
ワイヤハーネス
21日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
7日前
株式会社ダイヘン
双方向コンバータ
今日
富士電機株式会社
半導体モジュール
6日前
個人
超電導ロータリー式発電原動機
6日前
ニチコン株式会社
電源装置
13日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
7日前
株式会社デンソー
電力変換装置
7日前
トヨタ紡織株式会社
ロータの製造方法
14日前
株式会社日立製作所
電気機器
13日前
大阪瓦斯株式会社
電力調達装置
20日前
株式会社日立製作所
電気機器
13日前
株式会社デンソー
電力変換装置
7日前
株式会社アイシン
熱電発電装置
21日前
ニデック株式会社
駆動装置
20日前
ニデック株式会社
駆動装置
20日前
株式会社テイエルブイ
発電装置
7日前
ボーンズ株式会社
放電回路
13日前
続きを見る