TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024044709
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022150415
出願日2022-09-21
発明の名称コネクタ
出願人住友電装株式会社
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類H01R 13/52 20060101AFI20240326BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ハウジングの損傷、防水性の低下を抑制する。
【解決手段】ボルトにより相手側部材1に取り付けられ、相手側部材1との間にシールリング5が配されるコネクタ10であって、ハウジングと、挿通孔31が形成された金属製のカラー30と、を備え、ハウジングは、フランジ部20を備え、フランジ部20には、貫通孔23が形成され、フランジ部20は、第1面21と、第2面22と、突出部25と、を備え、第1面21と第2面22との間の距離は、フランジ部20の第1厚さL1とされ、相手側部材1に取り付けられる前の状態における第1面21と突出部25の突出端との間の距離は、フランジ部20の第2厚さL2とされ、カラー30は、相手側部材1に接触する第3面32と、ボルトの座面に接触する第4面33と、を備え、第3面32と第4面33との間の距離は、カラー30の長さL3とされ、L1はL3よりも小さく、L2はL3よりも大きい。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
ボルトを締結することにより第1方向から相手側部材に取り付けられ、前記相手側部材との間にシールリングが配されるコネクタであって、
ハウジングと、
前記ボルトが挿通される挿通孔が形成された金属製のカラーと、を備え、
前記ハウジングは、前記相手側部材と前記第1方向に対向するフランジ部を備え、
前記フランジ部には、前記カラーが挿通される貫通孔が形成され、
前記フランジ部は、前記相手側部材に対向する第1面と、前記第1面と表裏関係にある第2面と、前記貫通孔の孔縁部に配され、前記第2面から前記第1方向に突出する突出部と、を備え、
前記第1面と前記第2面との間の距離は、前記フランジ部の第1厚さとされ、
前記相手側部材に取り付けられる前の状態における前記第1面と前記突出部の突出端との間の距離は、前記フランジ部の第2厚さとされ、
前記カラーは、前記相手側部材に接触する第3面と、前記ボルトの座面に接触する第4面と、を備え、
前記第3面と前記第4面との間の距離は、前記カラーの長さとされ、
前記フランジ部の第1厚さは、前記カラーの長さよりも小さく、
前記フランジ部の第2厚さは、前記カラーの長さよりも大きくなっている、コネクタ。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
ボルトを締結することにより第1方向から相手側部材に取り付けられ、前記相手側部材との間にシールリングが配されるコネクタであって、
ハウジングと、
前記ボルトが挿通される挿通孔が形成された金属製のカラーと、を備え、
前記ハウジングは、前記相手側部材と前記第1方向に対向するフランジ部を備え、
前記フランジ部には、前記カラーが挿通される貫通孔が形成され、
前記フランジ部は、前記相手側部材に対向する第1面と、前記第1面と表裏関係にある第2面と、前記貫通孔の孔縁部に配され、前記第2面から前記第1方向に突出する突出部と、を備え、
前記カラーは、前記相手側部材に接触する第3面と、前記ボルトの座面に接触する第4面と、を備え、
前記相手側部材に取り付けられる際、
前記突出部は、前記ボルトの座面に接触し、
前記第2面は、前記ボルトの座面と接触しないようになっている、コネクタ。
【請求項3】
前記突出部は、各前記貫通孔について複数のリブを備え、
前記複数のリブは、各前記貫通孔の孔縁部において互いに隙間を空けて配されている、請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記カラーは、前記第4面側の外周面に傾斜部を備え、
前記傾斜部は、前記第4面に近づくほど前記挿通孔の径方向の内側に傾斜している、請求項1または請求項2に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
機器ケースに取り付けられるコネクタとして、従来、特開2008-41600号公報(下記特許文献1)に記載のシールドコネクタが知られている。このシールドコネクタはハウジングを備え、ハウジングはフード部と、フード部の後端から突設されるフランジと、を備えている。フランジにはボルトの挿通孔が形成されており、挿通孔には金属カラーが嵌着されている。挿通孔内の金属カラーにボルトを挿通し、機器ケースのねじ孔に螺合することにより、ハウジングが機器ケースに取り付けられる。フランジの機器ケースに対向する面(後面)には、シールリングが装着される装着溝が設けられている。装着溝に装着されたシールリングは、フランジと機器ケースとの間で圧縮され、機器ケースとの取付面を介して外部からシールドコネクタ内に水が浸入することを防止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-41600号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の構成では、ハウジングが機器ケースに取り付けられた状態において、ボルトの座面とフランジの前面との間にはクリアランスが設けられている。一般に、合成樹脂製のハウジングの熱膨張率は金属カラーの熱膨張率よりも大きいため、シールドコネクタの使用環境で急激な温度変化が繰り返されることにより、金属カラーとフランジとの固着が緩くなることがありうる。金属カラーとフランジとの固着が緩くなり、上記のクリアランスの分だけフランジが前方にずれた場合、フランジ及び機器ケースによるシールリングの圧縮が不十分となり、シールドコネクタの防水性が低下することがありうる。
【0005】
一方で、ボルトの座面とフランジの前面との間にクリアランスが設けられない場合には、機器ケースにハウジングを取り付ける際、フランジがボルトから応力を受けて損傷することがありうる。また、上記したハウジングと金属カラーとの熱膨張率の差により、温度上昇に伴ってフランジがボルトの頭部に押し付けられ、ハウジングが損傷することがありうる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、ボルトを締結することにより第1方向から相手側部材に取り付けられ、前記相手側部材との間にシールリングが配されるコネクタであって、ハウジングと、前記ボルトが挿通される挿通孔が形成された金属製のカラーと、を備え、前記ハウジングは、前記相手側部材と前記第1方向に対向するフランジ部を備え、前記フランジ部には、前記カラーが挿通される貫通孔が形成され、前記フランジ部は、前記相手側部材に対向する第1面と、前記第1面と表裏関係にある第2面と、前記貫通孔の孔縁部に配され、前記第2面から前記第1方向に突出する突出部と、を備え、前記第1面と前記第2面との間の距離は、前記フランジ部の第1厚さとされ、前記相手側部材に取り付けられる前の状態における前記第1面と前記突出部の突出端との間の距離は、前記フランジ部の第2厚さとされ、前記カラーは、前記相手側部材に接触する第3面と、前記ボルトの座面に接触する第4面と、を備え、前記第3面と前記第4面との間の距離は、前記カラーの長さとされ、前記フランジ部の第1厚さは、前記カラーの長さよりも小さく、前記フランジ部の第2厚さは、前記カラーの長さよりも大きくなっている、コネクタである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、コネクタにおいてハウジングの損傷及び防水性の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態1にかかるコネクタの相手側部材への取り付けについて示す図である。
図2は、相手側部材に取り付けられたコネクタの正面図である。
図3は、図2のA-A断面図である。
図4は、図2のB-B断面図である。
図5は、図2のC-C断面図である。
図6は、図2のC-C断面においてハウジング及びカラーを相手側部材にあてがった様子を示す図である。
図7は、ハウジングの正面図である。
図8は、突出部について示すフランジ部の拡大斜視図である。
図9は、カラーの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。
【0010】
(1)本開示のコネクタは、ボルトを締結することにより第1方向から相手側部材に取り付けられ、前記相手側部材との間にシールリングが配されるコネクタであって、ハウジングと、前記ボルトが挿通される挿通孔が形成された金属製のカラーと、を備え、前記ハウジングは、前記相手側部材と前記第1方向に対向するフランジ部を備え、前記フランジ部には、前記カラーが挿通される貫通孔が形成され、前記フランジ部は、前記相手側部材に対向する第1面と、前記第1面と表裏関係にある第2面と、前記貫通孔の孔縁部に配され、前記第2面から前記第1方向に突出する突出部と、を備え、前記第1面と前記第2面との間の距離は、前記フランジ部の第1厚さとされ、前記相手側部材に取り付けられる前の状態における前記第1面と前記突出部の突出端との間の距離は、前記フランジ部の第2厚さとされ、前記カラーは、前記相手側部材に接触する第3面と、前記ボルトの座面に接触する第4面と、を備え、前記第3面と前記第4面との間の距離は、前記カラーの長さとされ、前記フランジ部の第1厚さは、前記カラーの長さよりも小さく、前記フランジ部の第2厚さは、前記カラーの長さよりも大きくなっている、コネクタである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

住友電装株式会社
端子金具
2日前
住友電装株式会社
電気接続箱
5日前
住友電装株式会社
レバー式コネクタ
2日前
住友電装株式会社
レバー式コネクタ
12日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
2日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
多相モータ
3日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
ワイヤハーネス
6日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
多相モータ用切替装置
3日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
ワイヤハーネス配索装置
17日前
住友電装株式会社
電池配線モジュール
12日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタおよびコネクタユニット
2日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
車載装置、機能制御方法および機能制御プログラム
2日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
車載装置、車載システム、制御方法及び制御プログラム
5日前
トヨタ自動車株式会社
設定装置
4日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
給電制御装置、給電制御方法及びコンピュータプログラム
12日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
車載中継装置、スリープ制御方法およびスリープ制御プログラム
5日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
更新管理装置、車載システム、制御方法及びコンピュータプログラム
5日前
トヨタ自動車株式会社
設定装置及び車載機器
4日前
トヨタ自動車株式会社
設定装置及び車載機器
4日前
トヨタ自動車株式会社
電池
5日前
株式会社GSユアサ
蓄電素子
25日前
三菱電機株式会社
静止誘導器
3日前
三菱電機株式会社
回路遮断器
1か月前
東京パーツ工業株式会社
コイル装置
26日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
3日前
電気興業株式会社
反射板装置
5日前
NTN株式会社
圧粉磁心
24日前
株式会社村田製作所
コイル部品
4日前
キヤノン株式会社
液滴吐出装置
24日前
住友電気工業株式会社
半導体装置
1か月前
トヨタ紡織株式会社
加湿器
24日前
シャープ株式会社
通信装置
1か月前
ローム株式会社
半導体装置
2日前
ローム株式会社
半導体装置
1か月前
太陽社電気株式会社
チップ抵抗器
18日前
オムロン株式会社
コイル部品
4日前
続きを見る