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公開番号2024063466
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-13
出願番号2022171444
出願日2022-10-26
発明の名称ワイヤハーネス
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01B 7/00 20060101AFI20240502BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】品質を向上できるワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス10は、複数の電線20を有する電線束30と、電線束30の外周に螺旋状に巻き付けられた粘着テープ40と、を備える。電線束30のねじれ量は、電線束30の長さ方向に沿う長さ10cm当たりにおける電線20の回転量が2回転以内となるねじれ量である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の電線を有する電線束と、
前記電線束の外周に螺旋状に巻き付けられた粘着テープと、を備え、
前記電線束のねじれ量は、前記電線束の長さ方向に沿う長さ10cm当たりにおける前記電線の回転量が2回転以内となるねじれ量である、ワイヤハーネス。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記複数の電線の各々は、導体断面積が5mm

以下の電線である、請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項3】
前記電線束は、2本の前記電線により構成されている、請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項4】
前記粘着テープの長さ方向の端面は、切断面であり、
前記切断面は、前記粘着テープの長さ方向と交差する第1方向に沿って直線状に延びている、請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項5】
前記切断面は、前記第1方向における第1端部および第2端部を有し、
前記第1端部と前記第2端部との間の長さのうち前記粘着テープの長さ方向に沿う長さである前記切断面の突出長は、5mm以下である、請求項4に記載のワイヤハーネス。
【請求項6】
前記粘着テープは、第1の幅を有する第1部分と、前記第1の幅よりも小さい第2の幅を有する第2部分とを有し、
前記第2の幅は、前記第1の幅の0.5倍以上1倍未満の長さである、請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項7】
前記第1部分は、第1の厚みを有し、
前記第2部分は、前記第1の厚みよりも小さい第2の厚みを有し、
前記第2の厚みは、前記第1の厚みの0.5倍以上1倍未満の厚みである、請求項6に記載のワイヤハーネス。
【請求項8】
前記第1部分は、前記第2部分よりも前記粘着テープの長さ方向に沿う寸法が大きい、請求項6に記載のワイヤハーネス。
【請求項9】
前記粘着テープは、複数の前記第1部分と複数の前記第2部分とを有し、前記粘着テープの長さ方向に沿って前記第1部分と前記第2部分とが1つずつ交互に連なって設けられており、
前記粘着テープは、前記電線束の外周に螺旋状に複数回巻き付けられており、
前記複数の第1部分は、前記電線束の周方向において互いに同じ位置に設けられており、
前記複数の第2部分は、前記電線束の周方向において互いに同じ位置に設けられている、請求項6に記載のワイヤハーネス。
【請求項10】
前記粘着テープは、前記電線束の外周に一定のピッチで螺旋状に巻き付けられている、請求項1に記載のワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ワイヤハーネスに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両の内部に配索されるワイヤハーネスとしては、複数の電線を有する電線束と、複数の電線を束ねる粘着テープとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この種のワイヤハーネスでは、電線束の外周に対して粘着テープを巻き付けるテープ巻き作業がテープ巻き装置を用いて実施される。テープ巻き装置を用いたテープ巻き作業では、粘着テープに一定の張力を与えつつ、その粘着テープを電線束の外周に螺旋状に巻き付けていく。テープ巻き装置を用いることにより、テープ巻き作業を自動化および機械化することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-304571号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記ワイヤハーネスにおいては、品質の向上が望まれている。
本開示の目的は、品質を向上できるワイヤハーネスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示のワイヤハーネスは、複数の電線を有する電線束と、前記電線束の外周に螺旋状に巻き付けられた粘着テープと、を備え、前記電線束のねじれ量は、前記電線束の長さ方向に沿う長さ10cm当たりにおける前記電線の回転量が2回転以内となるねじれ量である。
【発明の効果】
【0006】
本開示のワイヤハーネスによれば、品質を向上できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略構成図である。
図2は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略側面図である。
図3は、一実施形態のワイヤハーネスの一例を示す概略斜視図である。
図4は、一実施形態のワイヤハーネスの一例を示す概略斜視図である。
図5は、一実施形態の粘着テープを示す概略平面図である。
図6は、一実施形態の粘着テープを示す概略平面図である。
図7は、一実施形態の粘着テープを示す概略縦断面図である。
図8は、一実施形態のテープ巻き装置を示す概略構成図である。
図9は、一実施形態のテープ巻き装置の装置本体を示す概略正面図である。
図10は、一実施形態のテープ巻き装置の装置本体を示す概略正面図である。
図11は、一実施形態のテープ巻き装置の装置本体を示す概略正面図である。
図12は、一実施形態のテープ巻き装置の装置本体を示す概略正面図である。
図13は、一実施形態のテープ巻き装置を用いたテープ巻き方法を示す説明図である。
図14は、従来のテープ巻き装置を用いてテープ巻きした場合のワイヤハーネスを示す概略斜視図である。
図15は、従来のテープ巻き装置を用いてテープ巻きした場合の粘着テープを示す概略平面図である。
図16は、従来のテープ巻き装置を用いてテープ巻きした場合の粘着テープを示す概略縦断面図である。
図17は、比較例の粘着テープを示す概略平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列挙して説明する。
[1]本開示のワイヤハーネスは、複数の電線を有する電線束と、前記電線束の外周に螺旋状に巻き付けられた粘着テープと、を備え、前記電線束のねじれ量は、前記電線束の長さ方向に沿う長さ10cm当たりにおける前記電線の回転量が2回転以内となるねじれ量である。
【0009】
この構成によれば、電線束のねじれ量が2回転以内/10cmとなり、電線束のねじれ量が小さくなる。これにより、電線束のねじれに起因して電線束の長さ方向の寸法が短くなることを好適に抑制でき、ワイヤハーネスの品質を向上できる。
【0010】
[2]上記[1]において、前記複数の電線の各々は、導体断面積が5mm

以下の電線であってもよい。
この構成によれば、電線束を構成する各電線がねじれの生じやすい細物電線であっても、電線束のねじれ量を小さく抑えることができる。これにより、電線束を構成する各電線が細物電線であっても、電線束のねじれに起因して電線束の長さ方向の寸法が短くなることを好適に抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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