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公開番号2024044526
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022150096
出願日2022-09-21
発明の名称マチ付きパウチ
出願人東洋製罐株式会社
代理人個人
主分類B65D 30/16 20060101AFI20240326BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】内容物の円滑な注出性を維持するマチ付きパウチを提供する。
【解決手段】第1サイドシール22によって表側フィルム30および裏側フィルム40に熱溶着される第1マチフィルム50を備えたマチ付きパウチ10であって、第1マチフィルム50は、第1非シール領域53の表裏方向表側に位置する第1表側サイド部分56と、第1非シール領域53の表裏方向裏側に位置する第1裏側サイド部分57とを有し、第1表側サイド部分56および第1裏側サイド部分57には、取手部27がそれぞれ設けられているマチ付きパウチ10。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
表側フィルムと、内容物収容部を挟んで前記表側フィルムに表裏方向に対向する裏側フィルムと、第1サイドシールによって前記表側フィルムおよび前記裏側フィルムに熱溶着される第1マチフィルムと、使用者がパウチを持つための取手部とを備えたマチ付きパウチであって、
前記第1マチフィルムは、前記表側フィルムに熱溶着される第1表側シール領域と、前記裏側フィルムに熱溶着される第1裏側シール領域と、前記第1表側シール領域および前記第1裏側シール領域の内側の領域である第1非シール領域とを有し、
前記第1マチフィルムは、前記第1非シール領域の表裏方向表側に位置する第1表側サイド部分と、前記第1非シール領域の表裏方向裏側に位置する第1裏側サイド部分とを有し、
前記第1表側サイド部分および前記第1裏側サイド部分には、前記取手部がそれぞれ設けられていることを特徴とするマチ付きパウチ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1非シール領域は、前記第1表側シール領域との境界である第1表側外縁と、前記第1裏側シール領域との境界である第1裏側外縁とを有し、
前記第1表側外縁および前記第1裏側外縁は、互いに表裏方向に離間して配置される第1ベース縁部と、前記第1ベース縁部の上端から、前記第1表側外縁および前記第1裏側外縁の上端同士を連結する第1上端連結部まで延びる第1上方側傾斜縁部と、前記第1表側外縁および前記第1裏側外縁の下端同士を連結する第1下端連結部まで延びる第1下方側傾斜縁部とをそれぞれ有し、
前記第1表側サイド部分に設けられた前記取手部は、その少なくとも一部分が、前記第1表側外縁の前記第1ベース縁部の表裏方向表側に位置する部分に形成され、
前記第1裏側サイド部分に設けられた前記取手部は、その少なくとも一部分が、前記第1裏側外縁の前記第1ベース縁部の表裏方向裏側に位置する部分に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のマチ付きパウチ。
【請求項3】
前記取手部は、前記第1表側サイド部分および前記第1裏側サイド部分にフィルム厚み方向に貫通して形成された貫通孔として形成されていることを特徴とする請求項1に記載のマチ付きパウチ。
【請求項4】
前記第1マチフィルムは、前記第1表側サイド部分および前記第1裏側サイド部分の間において前記第1マチフィルムをパウチ内側に向けて谷折り状に折り曲げた第1フィルム折曲部を有していることを特徴とする請求項1に記載のマチ付きパウチ。
【請求項5】
前記内容液収容部内に配置される内側フィルムを更に備え、
前記内容液収容部は、前記内側フィルムによって仕切られた第1収容領域および第2収容領域を有し、
前記第1マチフィルムは、前記第1収容領域を構成する側壁として機能し、
前記内側フィルムは、前記表側フィルムの内側面に固着される表側固着部と、前記裏側フィルムの内側面に熱溶着される裏側固着部と、前記表側固着部および前記裏側固着部の間において前記内側フィルムを前記第2収容領域側に向けて谷折り状に折り曲げた内側フィルム折曲部と、前記内側フィルム折曲部上に形成されたフィルム貫通部とを有していることを特徴とする請求項1に記載のマチ付きパウチ。
【請求項6】
内容液収容部を挟んで前後方向に前記第1マチフィルムに対向して配置され、第2サイドシールによって前記表側フィルムおよび前記裏側フィルムに熱溶着される第2マチフィルムと、スパウトとを更に備え、
前記第2マチフィルムは、前記表側フィルムに熱溶着される第2表側シール領域と、前記裏側フィルムに熱溶着される第2裏側シール領域と、前記第2表側シール領域および前記第2裏側シール領域の内側の部分である第2非シール領域とを有し、
前記スパウトは、前記第2非シール領域に装着されていることを特徴とする請求項1に記載のマチ付きパウチ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、第1サイドシールによって表側フィルムおよび裏側フィルムに熱溶着される第1マチフィルムを備えたマチ付きパウチに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、本出願人は、飲料水や液体洗剤等の内容物を収容する容器として、特許文献1において、第1サイドシールによって表側フィルムおよび裏側フィルムに熱溶着される第1マチフィルムを備えたマチ付きパウチを提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-132177号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、このようなマチ付きパウチでは、注出口を通じて内容物を注出している途中で、注出口から外部空気がパウチ内に入り込んでしまう現象が生じることがあり、この外部空気の侵入の発生によって、所謂脈動が生じる等、円滑な注出が阻害されることがある。
【0005】
そこで、本発明は、これらの問題点を解決するものであり、簡素な構成で、内容物の円滑な注出性を維持するマチ付きパウチを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、表側フィルムと、内容物収容部を挟んで前記表側フィルムに表裏方向に対向する裏側フィルムと、第1サイドシールによって前記表側フィルムおよび前記裏側フィルムに熱溶着される第1マチフィルムと、使用者がパウチを持つための取手部とを備えたマチ付きパウチであって、前記第1マチフィルムは、前記表側フィルムに熱溶着される第1表側シール領域と、前記裏側フィルムに熱溶着される第1裏側シール領域と、前記第1表側シール領域および前記第1裏側シール領域の内側の領域である第1非シール領域とを有し、前記第1マチフィルムは、前記第1非シール領域の表裏方向表側に位置する第1表側サイド部分と、前記第1非シール領域の表裏方向裏側に位置する第1裏側サイド部分とを有し、前記第1表側サイド部分および前記第1裏側サイド部分には、前記取手部がそれぞれ設けられていることにより、前記課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0007】
本請求項1に係る発明によれば、第1マチフィルムの第1表側サイド部分および第1裏側サイド部分の両方にそれぞれ取手部を設けている。これにより、両サイドの取手部を利用してパウチを持ち上げた状態で内容物を注出する時に、内容物の注出が進むに従って、使用者によって持たれた両サイドの第1表側サイド部分および第1裏側サイド部分が徐々に近づき、第1マチフィルム側において表側フィルムおよび裏側フィルム間の間隔を狭まるようにすることが可能であるため、内容物の注出を進めるに従って内容物収容部の容積を徐々に減少させることができ、内容物の注出時に注出口から外部空気が入り込んでしまうことを抑制して、内容物の円滑な注出を維持することができる。
【0008】
本請求項2に係る発明によれば、第1表側サイド部分および第1裏側サイド部分に設けられた取手部の少なくとも一部分が、第1ベース縁部の表裏方向の側方に位置する部分に形成されていることにより、内容物の注出が進むに従って、使用者によって持たれた両サイドの第1表側サイド部分および第1裏側サイド部分を近づける動きをより確実に生じさせることができる。
本請求項3に係る発明によれば、取手部が、第1表側サイド部分および第1裏側サイド部分にフィルム厚み方向に貫通して形成された貫通孔として形成されていることにより、取手部の構造を簡素化でき、パウチ構造が複雑になることを回避できる。
本請求項4に係る発明によれば、第1マチフィルムに、第1マチフィルムをパウチ内側に向けて谷折り状に折り曲げた第1フィルム折曲部が形成されていることにより、内容物の注出が進むに従って第1マチフィルムの折り曲がり具合を徐々に大きくして、両サイドの第1表側サイド部分および第1裏側サイド部分を円滑に近づくようにすることが可能であるため、内容物収容部の容積を円滑に減少させることができる。
本請求項5に係る発明によれば、内側フィルムが、第2収容領域側に向けて内側フィルムを谷折り状に折り曲げた内側フィルム折曲部と、内側フィルム折曲部上に形成されたフィルム貫通部とを有している。これにより、内容物の注出が進むに従って内側フィルムの折れ曲がり具合を大きくして、内側フィルムの第1収容領域側の側面を、内容物を第1収容領域側から第2収容領域側に誘導するガイドとして機能させることが可能であるため、第1収容領域に内容物が残留することを抑制できる。
本請求項6に係る発明によれば、スパウトが第2マチフィルムの第2非シール領域に装着されていることにより、内容物の注出時に、第1マチフィルム側においては、表側フィルムおよび裏側フィルム間の間隔が狭まるのに対して、第2マチフィルム側においては、スパウトが装着されていることによって、表側フィルムおよび裏側フィルム間の間隔が狭まることが防止されるため、第1マチフィルムの両サイドの取手部を利用してパウチを持ち上げた状態での、内容物の重量バランスが良好になるため、安定して注出作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係るマチ付きパウチを示す斜視図。
パウチ本体を構成する各フィルムを示す説明図。
第1マチフィルムを示す説明図。
第2マチフィルムを示す説明図。
マチ付きパウチの使用態様の一例を示す説明図。
マチ付きパウチの変形例を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の一実施形態であるマチ付きパウチ10について、図面に基づいて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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