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公開番号2024042558
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-28
出願番号2022147346
出願日2022-09-15
発明の名称目地装置
出願人ドーエイ外装有限会社
代理人個人,個人
主分類E04B 1/68 20060101AFI20240321BHJP(建築物)
要約【課題】美観を損なうことなく床面及び壁面の目地部が開口しないように塞ぐことができるとともに、地震時には目地プレートや躯体を破損することなく揺れ動きを吸収することができる目地装置を提供すること。
【解決手段】一方の躯体3と他方の躯体4の床面間の目地部2を塞ぐ床用目地カバー装置5と、前記一方の躯体3と前記他方の躯体4の壁面間の目地部2を塞ぐ壁面用目地カバー装置6からなる目地装置であって、前記壁面用目地カバー装置6は、前記一方の躯体3に一端部が取り付けられ、前記他方の躯体4に他端部が取り付けられ、前記壁面間の目地部2の幅の変位に追従して伸縮可能な壁面用目地カバー26と、下端部が前記床用目地カバー装置5の上面に略当接するように前記壁面用目地カバー26の下端部付近に設けられ、かつ、前記壁面間の目地部2の幅の変位に追従して伸縮可能な下部カバー27とで構成されることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一方の躯体と他方の躯体の床面間の目地部を塞ぐ床用目地カバー装置と、前記一方の躯体と前記他方の躯体の壁面間の目地部を塞ぐ壁面用目地カバー装置からなる目地装置であって、
前記壁面用目地カバー装置は、前記一方の躯体に一端部が取り付けられ、前記他方の躯体に他端部が取り付けられ、前記壁面間の目地部の幅の変位に追従して伸縮可能な壁面用目地カバーと、下端部が前記床用目地カバー装置の上面に略当接するように前記壁面用目地カバーの下端部付近に設けられ、かつ、前記壁面間の目地部の幅の変位に追従して伸縮可能な下部カバーとで構成され、
前記壁面用目地カバーは、前記一方の躯体に一端部が取り付けられ、前記他方の躯体に他端部が取り付けられた複数個の枢支部を有するリンク部材と、前記リンク部材の前記枢支部に接続部材を介して取り付けられた複数個の壁面用目地カバー本体と、前記壁面用目地カバー本体の下端部付近に上下方向に摺動可能に設けられ、その下端部が前記下部カバーに略当接するカバー板とで構成され、
前記下部カバーは、一端部が前記一方の躯体に上下方向に移動可能に取り付けられるとともに、他端部が前記他方の躯体に上下方向に移動可能に取り付けられている目地装置。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記下部カバーは、断面視において略下向きコ字状の下部カバー本体を複数個連結して構成され、前記下向きコ字状の部位に前記下部カバーの下端部が入り込むことを特徴とする請求項1に記載の目地装置。
【請求項3】
前記床用目地カバー装置は、一方の躯体に一端部が取り付けられ、他方の躯体に他端部が取り付けられた目地カバー支持装置と、前記一方の躯体に一端部が支持され、他端部の底部が前記目地カバー支持装置に支持された可動目地カバーと、前記他方の躯体に一端部が取り付けられ、他端部に前記可動目地カバーが乗り上げる乗り上げ傾斜面か形成されるとともに他端部の底部が前記目地カバー支持装置に支持された固定目地カバーとで構成され、
前記目地カバー支持装置は、前記一方の躯体と前記他方の躯体に架け渡すように設けられ、前記床面間の目地部の幅方向に伸縮可能な受け梁と、前記受け梁に設けられ前記可動目地カバー及び固定目地カバーの他端部側の底部を支持する受け部材とで構成され、前記受け部材は、地震によって前記床面間の目地部が広くなり、前記可動目地カバーと前記固定目地カバーが離間した場合に、前記床面間の目地部が開口しないような長さに形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の目地装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は目地部を介して設けられた左右の躯体の間の目地部を塞ぐ目地装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、一方の躯体と他方の躯体間の床面部分の目地部と壁面部分の目地部を塞ぐ目地装置としては、「角部を有する目地部を形成する一方の躯体と、該一方の躯体と前記目地部を介して設けられ、かつ、前記一方の躯体と対向する他方の躯体と、該他方の躯体に設けられた床目地プレート支持部と、該床用目地プレート支持部と対向する側であって前記一方の躯体に設けられた床用目地プレートスライド支持部と、前記床目地プレート支持部にその一端部が左右方向にスライド可能に支持されると共に、前記床用目地プレートスライド支持部にその他端部が前後方向にスライド可能に支持された床用目地プレートと、該床用目地プレートの一端部側の上方に位置し、前記一方の躯体と他方の躯体の壁面間に設けられた壁面用目地装置とで構成され、前記壁面用目地装置は、前記一方の躯体の一側壁面とこの一側壁面に対向する他方の躯体の一側壁面にそれぞれ設けられ、かつ、複数の枢支部を有するリンク部材と、該リンク部材の前記複数の枢支部にそれぞれ取り付けられた複数のバー部材と、該バー部材に固定され、その下端部が前記床用目地プレートと所定間隔を隔てて上方に位置する複数の壁面用目地プレートと、該複数の壁面用目地プレートの下端部に、それぞれ上下方向にスライド移動可能に設けられ、その下端部が前記床用目地プレートに当接する複数の補助板とで構成される目地装置」が知られている(特許文献1)。
【0003】
しかしながら、このような目地装置では、床用目地プレートの長辺側の壁面間の目地部を塞ぐ場合、床用目地プレートのせり上がりによって床用目地プレートや壁面用目地プレート、補助板等が破損するおそれがあった。すなわち、床用目地プレートがせり上がった場合、当初から床用目地プレートが配置されている部位に設けられた補助板は床用目地プレートのせり上がりに合わせて上方へせり上がるものの、床用目地プレートの他端部(せり上がる方の端部)よりも、他方の躯体側に設置されている壁面用目地プレートの補助板は上方へせり上がらず、床用目地プレートの他端部が補助板等に衝突し、破損等するおそれがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-214700号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、美観を損なうことなく床面及び壁面の目地部が開口しないように塞ぐことができるとともに、地震時には目地プレートや躯体を破損することなく揺れ動きを吸収することができる目地装置を提供することを目的としている。
【0006】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の目地装置は、一方の躯体と他方の躯体の床面間の目地部を塞ぐ床用目地カバー装置と、前記一方の躯体と前記他方の躯体の壁面間の目地部を塞ぐ壁面用目地カバー装置からなる目地装置であって、前記壁面用目地カバー装置は、前記一方の躯体に一端部が取り付けられ、前記他方の躯体に他端部が取り付けられ、前記壁面間の目地部の幅の変位に追従して伸縮可能な壁面用目地カバーと、下端部が前記床用目地カバー装置の上面に略当接するように前記壁面用目地カバーの下端部付近に設けられ、かつ、前記壁面間の目地部の幅の変位に追従して伸縮可能な下部カバーとで構成され、前記壁面用目地カバーは、前記一方の躯体に一端部が取り付けられ、前記他方の躯体に他端部が取り付けられた複数個の枢支部を有するリンク部材と、前記リンク部材の前記枢支部に接続部材を介して取り付けられた複数個の壁面用目地カバー本体と、前記壁面用目地カバー本体の下端部付近に上下方向に摺動可能に設けられ、その下端部が前記下部カバーに略当接するカバー板とで構成され、前記下部カバーは、一端部が前記一方の躯体に上下方向に移動可能に取り付けられるとともに、他端部が前記他方の躯体に上下方向に移動可能に取り付けられていることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の目地装置の前記下部カバーは、断面視において略下向きコ字状の下部カバー本体を複数個連結して構成され、前記下向きコ字状の部位に前記下部カバーの下端部が入り込むことを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の目地装置の前記床用目地カバー装置は、一方の躯体に一端部が取り付けられ、他方の躯体に他端部が取り付けられた目地カバー支持装置と、前記一方の躯体に一端部が支持され、他端部の底部が前記目地カバー支持装置に支持された可動目地カバーと、前記他方の躯体に一端部が取り付けられ、他端部に前記可動目地カバーが乗り上げる乗り上げ傾斜面か形成されるとともに他端部の底部が前記目地カバー支持装置に支持された固定目地カバーとで構成され、前記目地カバー支持装置は、前記一方の躯体と前記他方の躯体に架け渡すように設けられ、前記床面間の目地部の幅方向に伸縮可能な受け梁と、前記受け梁に設けられ前記可動目地カバー及び固定目地カバーの他端部側の底部を支持する受け部材とで構成され、前記受け部材は、地震によって前記床面間の目地部が広くなり、前記可動目地カバーと前記固定目地カバーが離間した場合に、前記床面間の目地部が開口しないような長さに形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1に記載の発明においては、上下方向に変位可動で、かつ、伸縮する下部カバーを備えているので、床用目地カバーが変位等した場合に、下部カバーが複数のカバー板をまとめて上下方向へ変位させることができ、床用目地カバー装置が壁面用目地カバー装置等に衝突することを確実に防止することができる。
(2)樹脂等のシール部材を用いる必要がないため、美観を損なうこと防止できる。
(3)請求項2に記載の発明においても前記(1)~(2)と同様な効果を得られるとともに、カバー板が下部カバーの凹所状の部位に入り込むので、より下部カバーとカバー板を一体的に動作させることができる。
(3)請求項3に記載の発明においても、前記(1)~(3)と同様な効果が得られるとともに、例えば車両等の重量が大きいものも通行させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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