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公開番号2024041587
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2022146480
出願日2022-09-14
発明の名称電気部品
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類H02M 7/48 20070101AFI20240319BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】リアクトルが受け取る熱が抑制された電気部品を提供する。
【解決手段】電気部品は、リアクトル23と、外部の第1発熱部品4に接続されている第1スイッチモジュール34A、34B、34Cと、第1発熱部品よりも発熱量が大きい第2発熱部品5に接続されている第2スイッチモジュール44A、44B、44Cと、第1発熱部品と第1スイッチモジュールとを接続している第1導電部材33A、33B、33Cと、第2発熱部品と第2スイッチモジュールとを接続している第2導電部材43A、43B、43Cと、を備える。第1導電部材とリアクトルとの最短距離が、第2導電部材とリアクトルとの最短距離よりも短い。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
リアクトル(23)と、
外部の第1発熱部品(4)に接続されている第1スイッチモジュール(34A、34B、34C)と、
前記第1発熱部品よりも発熱量が大きい第2発熱部品(5)に接続されている第2スイッチモジュール(44A、44B、44C)と、
前記第1発熱部品と前記第1スイッチモジュールとを接続している第1導電部材(33A、33B、33C)と、
前記第2発熱部品と前記第2スイッチモジュールとを接続している第2導電部材(43A、43B、43C)と、を備え、
前記第1導電部材と前記リアクトルとの最短距離(L1)が、前記第2導電部材と前記リアクトルとの最短距離(L2)よりも短い構成である電気部品。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第2導電部材の有する熱が、前記第1導電部材の有する熱よりも大きい請求項1に記載の電気部品。
【請求項3】
前記第1スイッチモジュールと前記第2スイッチモジュールが並ぶ並び方向(TD)に関して、前記リアクトル、前記第1スイッチモジュール、および、前記第2スイッチモジュールが、前記リアクトル、前記第1スイッチモジュール、前記第2スイッチモジュールの順に並んでいる請求項2に記載の電気部品。
【請求項4】
前記第1導電部材および前記第2導電部材を支持する端子台(170)をさらに備え、
前記並び方向に直交する幅方向(WD)に関して、前記端子台が、前記第1スイッチモジュール、および、前記第2スイッチモジュールと並び、
前記第1導電部材および前記第2導電部材が、前記端子台に向かって延びている請求項3に記載の電気部品。
【請求項5】
前記第1導電部材における前記第1発熱部品に繋がる第1ケーブル(91)に接続される端子である第1出力端子(36)、および、前記第2導電部材における前記第2発熱部品に繋がる第2ケーブル(92)に接続される端子である第2出力端子(46)が前記端子台に設けられ、
前記第1出力端子と前記リアクトルとの最短距離(L3)が、前記第2出力端子と前記リアクトルとの最短距離(L4)よりも短い請求項4に記載の電気部品。
【請求項6】
前記第1スイッチモジュールと前記リアクトルの間に設けられる断熱材(180)をさらに備える請求項1~5のいずれか1項に記載の電気部品。
【請求項7】
前記第1スイッチモジュールと前記端子台との間に設けられる断熱材(180)をさらに備える請求項5に記載の電気部品。
【請求項8】
前記第1スイッチモジュールおよび前記第2スイッチモジュールを冷却する冷媒が内部に流れる冷却器(100)をさらに備え、
前記冷却器は、前記冷媒が供給される供給口(110A)を備えるとともに前記並び方向に延びる供給管(110)、前記冷媒が排出される排出口(130A)を備えるとともに前記並び方向に延びる排出管(130)、および、前記供給管と前記排出管とを中継し、前記並び方向で並ぶ複数の中継管(120)を備え、
前記並び方向で隣り合う2つの前記中継管の間に、前記第1スイッチモジュールおよび前記第2スイッチモジュールが個別に設けられ、
前記並び方向に関して、前記供給口および前記排出口が、前記第2スイッチモジュールにおける前記第1スイッチモジュールが配置される側とは反対側に設けられている請求項3または4に記載の電気部品。
【請求項9】
前記第1スイッチモジュールを複数有し、
前記第2スイッチモジュールを複数有し、
複数の前記第1スイッチモジュールによって第1インバータ(30)が構成され、
複数の前記第2スイッチモジュールによって第2インバータ(40)が構成されている請求項1~5のいずれか1項に記載の電気部品。
【請求項10】
前記第1発熱部品は、車両を走行させるための駆動力を有する駆動用モータであり、
前記第2発熱部品は、前記駆動用モータを駆動させるための電力を発電する発電用モータである請求項1~5のいずれか1項に記載の電気部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に記載の開示は、電気部品に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、2セットのインバータ回路、2セットのインバータ回路と2つのモータとを接続する出力バスバ、および、リアクトルを備える電力変換器が記載されている。1セットのインバータ回路が出力バスバを介して1つのモータに接続されている。別の1セットのインバータ回路が出力バスバを介して別の1つのモータに接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-71093号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
2つのモータのうち発熱量が大きいモータに接続される出力バスバとリアクトルとの最短距離が、別の1つのモータに接続される出力バスバとリアクトルとの最短距離よりも短いと、発熱量が大きいモータからリアクトルに伝熱される熱が大きくなりやすい。リアクトルが受け取る熱が過剰に大きくなることが懸念される。
【0005】
そこで本開示の目的は、リアクトルが受け取る熱が抑制された電気部品を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様による電気部品は、
リアクトル(23)と、
外部の第1発熱部品(4)に接続されている第1スイッチモジュール(34A、34B、34C)と、
第1発熱部品よりも発熱量が大きい第2発熱部品(5)に接続されている第2スイッチモジュール(44A、44B、44C)と、
第1発熱部品と第1スイッチモジュールとを接続している第1導電部材(33A、33B、33C)と、
第2発熱部品と第2スイッチモジュールとを接続している第2導電部材(43A、43B、43C)と、を備え、
第1導電部材とリアクトルとの最短距離(L1)が、第2導電部材とリアクトルとの最短距離(L2)よりも短い構成である。
【0007】
これによれば、リアクトル(23)が受け取る熱が抑制される。
【0008】
なお、上記の括弧内の参照番号は、後述の実施形態に記載の構成との対応関係を示すものに過ぎず、技術的範囲を何ら制限するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
電気部品が適用される車両の駆動系の概略的な構成図である。
電気部品の駆動システムの構成を示す構成図である。
電気部品の構成を示す平面図である。
電気部品の第2実施形態における平面図である。
電気部品の第3実施形態における平面図である。
電気部品の第4実施形態における平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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