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公開番号2024041340
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2022146091
出願日2022-09-14
発明の名称コンデンサ
出願人株式会社明電舎
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02M 7/48 20070101AFI20240319BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】冷却性能を向上させつつ組立容易性を兼ね備えたコンデンサを提供する。
【解決手段】略直方体形状のコンデンサケース3にコンデンサ素子と冷却プレート7を収納する。冷却プレート7は、コンデンサ素子と共にコンデンサケース3内に収納された本体部7aと、コンデンサケース3から露出した端子部7bと、有する。コンデンサケース3内には樹脂が充填され、コンデンサ素子と冷却プレート7を絶縁した状態で固定する。直方体形状のコンデンサケース3の1つの面である接合面は、電力変換装置の筐体5に直接または伝熱部材4を介して接合させる。コンデンサケース3の接合面と反対側の面の近傍に冷却プレート7の本体部7aを配置する。冷却プレート7の端子部7bと電力変換装置の筐体5とを接続する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
電力変換装置に設けられたコンデンサであって、
コンデンサ素子と、
前記コンデンサ素子を収納する略直方体形状のコンデンサケースと、
前記コンデンサ素子と共に前記コンデンサケース内に収納された本体部と、前記コンデンサケースから露出した端子部と、有する冷却プレートと、
前記コンデンサケース内に充填され、前記コンデンサ素子と前記冷却プレートを絶縁した状態で固定する樹脂と、
を備え、
直方体形状の前記コンデンサケースの1つの面である接合面は、前記電力変換装置の筐体に直接または伝熱部材を介して接合させ、
前記コンデンサケースの前記接合面と反対側の面の近傍に前記冷却プレートの前記本体部を配置し、
前記冷却プレートの前記端子部と前記電力変換装置の前記筐体とを接続することを特徴とするコンデンサ。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記コンデンサケースの前記接合面と反対側の面の4つの辺において、
前記冷却プレートの前記端子部を露出させる辺と前記コンデンサ素子の電極端子を露出させる辺が異なっていることを特徴とする請求項1記載のコンデンサ。
【請求項3】
前記冷却プレートに基板取付用のスタッドを設けることを特徴とする請求項1記載のコンデンサ。
【請求項4】
前記コンデンサ素子に並列接続される放電抵抗を前記冷却プレート上に配置することを特徴とする請求項1記載のコンデンサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電力変換装置(インバータユニットなど)に設けられたコンデンサの冷却技術に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
図7に、一般的なインバータユニットの電気回路図を示す。図7に示すように、P端子とN端子との間にコンデンサ(例えばフィルムコンデンサ)Cが接続される。また、P端子とN端子との間にスイッチング素子Su,Sx、スイッチング素子Sv,Sy、スイッチング素子Sw,Szが直列接続される。スイッチング素子は例えばIGBTであり、スイッチング素子Su~Szで逆変換器(IGBTパッケージ)1を構成している。
【0003】
逆変換器1の交流側(スイッチング素子Su,Sxの接続点、スイッチング素子Sv,Syの接続点、スイッチング素子Sw,Szの接続点)にはモータMが接続される。また、逆変換器1とモータMとの間には電流センサ2が設けられている。
【0004】
コンデンサCはDCリンク電圧を平滑する役目を担う。また、コンデンサCに対して並列に放電抵抗Rが接続される。放電抵抗Rは、インバータユニットの入力電源オフ時にコンデンサCの電荷を放電させるために設けている。これにより感電事故を防止している。
【0005】
図8に従来のコンデンサCの構成を示す。図8に示すように、コンデンサCは直方体形状のコンデンサケース3に収納される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-169070号公報
特開2021-197838号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
コンデンサCは常時電流が流れるため発熱部品となる。そのコンデンサCの冷却を行うために、既存構成では熱伝導シート4をコンデンサCの上面及び底面に配置し、さらに熱伝導シート4を介してインバータユニットの筐体5と接させることにより冷却を実現していた。この技術に関する先行文献として、特許文献1が開示されている。
【0008】
ただし、実際の発熱部はモールドされたコンデンサ内部(コンデンサ素子や内部導体)であり、発生した熱を樹脂モールド→コンデンサケース3→熱伝導シート4→インバータユニットの筐体5を介して放熱しているため十分な冷却性能が得られない。
【0009】
また、コンデンサCは、インバータユニット内でも大型部品であるが、小型化をしようと思った際にコンデンサCの発熱がネックとなっていた。
【0010】
以上示したようなことから、冷却性能を向上させつつ組立容易性を兼ね備えたコンデンサを提供することが課題となる。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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