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公開番号2024039485
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-22
出願番号2022144078
出願日2022-09-09
発明の名称半導体記憶装置およびその製造方法
出願人キオクシア株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H10B 43/27 20230101AFI20240314BHJP()
要約【課題】ワード線の短絡および撓みを抑制する、半導体記憶装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】本実施形態に係る半導体記憶装置は、材料膜を備える。第1積層体は、材料膜上に設けられ、第1絶縁膜と第1導電膜とが第1方向に交互に積層されている。第1柱状体は、第1積層体内を第1方向に延伸する第1半導体部、および、該第1半導体部の外周面上に設けられた第1絶縁体部を含む。複数の第2柱状体は、第1積層体内を第1方向に延伸し、材料膜に達する絶縁体で構成されている。複数の第2柱状体は、底面の一部が材料膜へ突出している。第3柱状体は、第1積層体内を第1方向に延伸し、隣接する複数の第2柱状体の間に設けられ、第1導電膜のいずれかに接続する導電体を含む。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
材料膜と、
前記材料膜上に設けられ、第1絶縁膜と第1導電膜とが第1方向に交互に積層された第1積層体と、
前記第1積層体内を前記第1方向に延伸する第1半導体部、および、該第1半導体部の外周面上に設けられた第1絶縁体部を含む第1柱状体と、
前記第1積層体内を前記第1方向に延伸し、前記材料膜に達する絶縁体で構成された複数の第2柱状体であって、底面の一部が前記材料膜へ突出している複数の第2柱状体と、
前記第1積層体内を前記第1方向に延伸し、隣接する前記複数の第2柱状体の間に設けられ、前記第1導電膜のいずれかに接続する導電体を含む第3柱状体と、を備える半導体記憶装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
材料膜と、
前記材料膜上に設けられ、第1絶縁膜と第1導電膜とが第1方向に交互に積層された第1積層体と、
前記第1積層体内を前記第1方向に延伸する第1半導体部、および、該第1半導体部の外周面上に設けられた第1絶縁体部を含む第1柱状体と、
前記第1積層体内を前記第1方向に延伸し、前記材料膜に達する絶縁体で構成された複数の第2柱状体であって、前記第1絶縁膜が該第2柱状体の側面から中心に向かって突出している複数の第2柱状体と、
前記第1積層体内を前記第1方向に延伸し、隣接する前記複数の第2柱状体の間に設けられ、前記第1導電膜のいずれかに接続する導電体を含む第3柱状体と、を備える半導体記憶装置。
【請求項3】
前記第2柱状体の底面の一部が前記材料膜へ突出している、請求項2に記載の半導体記憶装置。
【請求項4】
前記第2柱状体と前記第3柱状体は互いに接触している、請求項1または請求項2に記載の半導体記憶装置。
【請求項5】
前記第2柱状体は、前記第3柱状体と前記材料膜との間において、前記第3柱状体の外縁から該第3柱状体の中心に向かって突出しており、
前記第1方向から見た平面視において、前記第2柱状体と前記第3柱状体とは部分的に重複している、請求項1または請求項2に記載の半導体記憶装置。
【請求項6】
前記第1方向から見た平面視において、前記第3柱状体は略円形の形状を有し、前記第2柱状体は略円形の円弧の一部または略円形の円弧の複数の部分を切り欠いた形状を有する、請求項4に記載の半導体記憶装置。
【請求項7】
材料膜上に、第1絶縁膜と第1犠牲膜とを交互に第1方向に積層して第1積層体を形成し、
前記第1積層体内を前記第1方向に延伸する第1半導体部と該第1半導体部の外周面上に設けられた第1絶縁体部とを含む第1柱状体を形成し、
前記第1積層体内を前記第1方向へ延伸し、前記第1絶縁膜または前記第1犠牲膜のいずれかに達する第1ホールを形成し、
前記第1ホール内に第2犠牲膜を充填し、
前記第1積層体内を前記第1方向へ貫通して前記材料膜に達する第2ホールを、前記第1ホールから離間した位置に形成し、
前記第2ホールの内側面をエッチングして該第2ホールの径を広げ、
前記第2ホール内に絶縁体を充填して第2柱状体を形成し、
前記第1犠牲膜を第1導電膜に置換し、
前記第2犠牲膜を導電体に置換して第3柱状体を形成する、ことを具備する半導体記憶装置の製造方法。
【請求項8】
前記第2ホールの内側面のエッチングにおいて、前記第2ホールを前記第1ホールに繋げ、
前記第2犠牲膜と前記材料膜との間の前記第1積層体を、前記第1ホールの外縁から該第1ホールの中心に向かってエッチングする、請求項7に記載の方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本実施形態は、半導体記憶装置およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
NAND型フラッシュメモリ等の半導体記憶装置は、複数のメモリセルを3次元的に配置した立体型メモリセルアレイを有する場合がある。立体型メモリセルアレイには、ワード線の形成時にメモリセルアレイの倒壊または撓みを防ぐために支柱が設けられている。この場合、ワード線に接続されるコンタクトの形成工程において、コンタクトホールが支柱に重複し、コンタクトホールの底部の支柱の部分にボイドまたは突起部が発生する場合がある。これは、異なる階層のワード線同士がコンタクトを介して短絡する原因となり得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第10535604号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ワード線の短絡および撓みを抑制する、半導体記憶装置およびその製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本実施形態に係る半導体記憶装置は、材料膜を備える。第1積層体は、材料膜上に設けられ、第1絶縁膜と第1導電膜とが第1方向に交互に積層されている。第1柱状体は、第1積層体内を第1方向に延伸する第1半導体部、および、該第1半導体部の外周面上に設けられた第1絶縁体部を含む。複数の第2柱状体は、第1積層体内を第1方向に延伸し、材料膜に達する絶縁体で構成されている。複数の第2柱状体は、底面の一部が材料膜へ突出している。第3柱状体は、第1積層体内を第1方向に延伸し、隣接する複数の第2柱状体の間に設けられ、第1導電膜のいずれかに接続する導電体を含む。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態に係る半導体記憶装置の構成例を示すブロック図。
第1実施形態に係る半導体記憶装置のメモリセルアレイの回路構成の一例を示す回路図。
第1実施形態に係る半導体記憶装置のメモリセルアレイの一部の平面レイアウトの一例を示す平面図。
第1実施形態に係る半導体記憶装置のメモリ領域の一部の平面レイアウトの一例を示す平面図。
第1実施形態に係る半導体記憶装置のメモリ領域の一部の断面の構造を示す断面図。
第1実施形態に係る半導体記憶装置のメモリピラーの断面の構造を示す断面図。
第1実施形態に係る半導体記憶装置の支持ピラーおよびコンタクトプラグの断面の構造を示す断面図。
第1実施形態に係る半導体記憶装置の支持ピラーおよびコンタクトプラグの位置関係示す平面図。
第1実施形態に係る半導体記憶装置の支持ピラーおよびコンタクトプラグの位置関係示す断面図。
第1実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を図示する断面図。
図9に続く、半導体記憶装置の製造方法を図示する断面図。
図10に続く、半導体記憶装置の製造方法を図示する断面図。
図11に続く、半導体記憶装置の製造方法を図示する断面図。
図12に続く、半導体記憶装置の製造方法を図示する断面図。
図13に続く、半導体記憶装置の製造方法を図示する断面図。
図14に続く、半導体記憶装置の製造方法を図示する断面図。
図15に続く、半導体記憶装置の製造方法を図示する断面図。
図16に続く、半導体記憶装置の製造方法を図示する断面図。
図17に続く、半導体記憶装置の製造方法を図示する断面図。
図18に続く、半導体記憶装置の製造方法を図示する断面図。
図19に続く、半導体記憶装置の製造方法を図示する断面図。
図20に続く、半導体記憶装置の製造方法を図示する断面図。
第2実施形態による半導体記憶装置の製造方法の一例を示す断面図。
図22に続く、半導体記憶装置の製造方法を図示する断面図。
メモリの詳細な構成例を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。図面は模式的または概念的なものであり、各部分の比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。明細書と図面において、既出の図面に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0008】
(第1実施形態)
(半導体記憶装置100の構成)
図1は、第1実施形態に係る半導体記憶装置100の構成例を示すブロック図である。半導体記憶装置100は、例えば、データを不揮発に記憶することが可能なNAND型フラッシュメモリ等であり、外部のメモリコントローラ1002によって制御される。半導体記憶装置100とメモリコントローラ1002との間の通信は、例えば、NANDインターフェース規格をサポートしている。
【0009】
図1に示すように、半導体記憶装置100は、例えば、メモリセルアレイ10、コマンドレジスタ1011、アドレスレジスタ1012、シーケンサ1013、ドライバモジュール1014、ロウデコーダモジュール1015、および、センスアンプモジュール1016を備えている。
【0010】
メモリセルアレイ10は、複数のブロックBLK(0)~BLK(n)(nは1以上の整数)を含んでいる。ブロックBLKは、データを不揮発に記憶することができる複数のメモリセルの集合であり、例えば、データの消去単位として使用される。また、メモリセルアレイ10には、複数のビット線および複数のワード線が設けられる。各メモリセルは、例えば、1本のビット線と1本のワード線とに関連付けられている。メモリセルアレイ10の詳細な構造は後述する。
(【0011】以降は省略されています)

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