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公開番号2024038883
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-21
出願番号2022143220
出願日2022-09-08
発明の名称吸着装置
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類B01D 53/04 20060101AFI20240313BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】ガスに含まれる吸着対象の成分が下流側の吸着器よりも下流側へ流出することを抑制することができる技術を提供する。
【解決手段】第1吸着器を上流側の吸着器とし、第2吸着器を下流側の吸着器として、ガスに含まれる成分を上流側の第1吸着器と下流側の第2吸着器により吸着する第1吸着状態と、第2吸着器を上流側の吸着器とし、第3吸着器を下流側の吸着器として、ガスに含まれる成分を上流側の第2吸着器と下流側の第3吸着器により吸着する第2吸着状態と、第3吸着器を上流側の吸着器とし、第1吸着器を下流側の吸着器として、ガスに含まれる成分を上流側の第3吸着器と下流側の第1吸着器により吸着する第3吸着状態と、を切り替える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ガスに含まれる成分を吸着可能な吸着材を備える第1吸着器と、
ガスに含まれる成分を吸着可能な吸着材を備える第2吸着器と、
ガスに含まれる成分を吸着可能な吸着材を備える第3吸着器と、
前記第1吸着器と前記第2吸着器を接続する第1接続通路と、
前記第2吸着器と前記第3吸着器を接続する第2接続通路と、
前記第3吸着器と前記第1吸着器を接続する第3接続通路と、を備え、
上流側の吸着器と下流側の吸着器によりガスに含まれる成分を吸着する吸着装置であって、
前記第1吸着器を上流側の吸着器とし、前記第2吸着器を下流側の吸着器として、ガスに含まれる成分を上流側の前記第1吸着器と下流側の前記第2吸着器により吸着する第1吸着状態と、
前記第2吸着器を上流側の吸着器とし、前記第3吸着器を下流側の吸着器として、ガスに含まれる成分を上流側の前記第2吸着器と下流側の前記第3吸着器により吸着する第2吸着状態と、
前記第3吸着器を上流側の吸着器とし、前記第1吸着器を下流側の吸着器として、ガスに含まれる成分を上流側の前記第3吸着器と下流側の前記第1吸着器により吸着する第3吸着状態と、を切り替え可能な吸着装置。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の吸着装置であって、
前記第1接続通路と前記第2接続通路と前記第3接続通路とが合流する部分である合流部と、
前記合流部に配置された濃度センサであって、前記第1接続通路を流れるガスに含まれる成分の濃度と、前記第2接続通路を流れるガスに含まれる成分の濃度と、前記第3接続通路を流れるガスに含まれる成分の濃度と、を検出可能な前記濃度センサと、を備える吸着装置。
【請求項3】
請求項2に記載の吸着装置であって、
制御装置を更に備え、
前記制御装置は、
前記第1吸着状態のときに前記濃度センサの検出濃度が所定の第1基準濃度を超える場合に、吸着装置を前記第1吸着状態から前記第2吸着状態に切り替え、
前記第2吸着状態のときに前記濃度センサの検出濃度が所定の第2基準濃度を超える場合に、吸着装置を前記第2吸着状態から前記第3吸着状態に切り替え、
前記第3吸着状態のときに前記濃度センサの検出濃度が所定の第3基準濃度を超える場合に、吸着装置を前記第3吸着状態から前記第1吸着状態に切り替える、吸着装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、ガスに含まれる成分を吸着する吸着装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1にアンモニア除去設備が開示されている。特許文献1のアンモニア除去設備は、水素及びアンモニアを含有する混合ガス中のアンモニアを除去する第1のアンモニア除去装置と、第1のアンモニア除去装置の後段に設置されており、第1のアンモニア除去装置で処理された第1の処理ガスを処理する第2のアンモニア除去装置とを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2017/099143号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のアンモニア除去設備では、第1のアンモニア除去装置と第2のアンモニア除去装置とのいずれもが破過することにより、第2のアンモニア除去装置よりも下流側へアンモニアが流出してしまうことが考えられる。本明細書は、ガスに含まれる吸着対象の成分が下流側の吸着器よりも下流側へ流出することを抑制することができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本技術の第1の態様では、吸着装置が、ガスに含まれる成分を吸着可能な吸着材を備える第1吸着器と、ガスに含まれる成分を吸着可能な吸着材を備える第2吸着器と、ガスに含まれる成分を吸着可能な吸着材を備える第3吸着器と、前記第1吸着器と前記第2吸着器を接続する第1接続通路と、前記第2吸着器と前記第3吸着器を接続する第2接続通路と、前記第3吸着器と前記第1吸着器を接続する第3接続通路と、を備え、上流側の吸着器と下流側の吸着器によりガスに含まれる成分を吸着する。吸着装置は、前記第1吸着器を上流側の吸着器とし、前記第2吸着器を下流側の吸着器として、ガスに含まれる成分を上流側の前記第1吸着器と下流側の前記第2吸着器により吸着する第1吸着状態と、前記第2吸着器を上流側の吸着器とし、前記第3吸着器を下流側の吸着器として、ガスに含まれる成分を上流側の前記第2吸着器と下流側の前記第3吸着器により吸着する第2吸着状態と、前記第3吸着器を上流側の吸着器とし、前記第1吸着器を下流側の吸着器として、ガスに含まれる成分を上流側の前記第3吸着器と下流側の前記第1吸着器により吸着する第3吸着状態と、を切り替え可能である。
【0006】
この構成によれば、第1吸着状態では、上流側の第1吸着器が破過したとしても下流側の第2吸着器によりガスに含まれる吸着対象の成分を吸着することができる。また、第1吸着状態から第2吸着状態に切り替えることにより、第2吸着状態では、上流側の第2吸着器が破過したとしても下流側の第3吸着器によりガスに含まれる吸着対象の成分を吸着することができる。また、第2吸着状態のうちに第1吸着器を新しい吸着器に交換することができる。また、第2吸着状態から第3吸着状態に切り替えることにより、第3吸着状態では、上流側の第3吸着器が破過したとしても下流側の第1吸着器によりガスに含まれる吸着対象の成分を吸着することができる。また、第3吸着状態のうちに第2吸着器を新しい吸着器に交換することができる。また、第3吸着状態から第1吸着状態に切り替えることにより、第1吸着状態では、上流側の第1吸着器が破過したとしても下流側の第2吸着器によりガスに含まれる吸着対象の成分を吸着することができる。また、第1吸着状態のうちに第3吸着器を新しい吸着器に交換することができる。以上のように第1吸着状態と第2吸着状態と第3吸着状態とを切り替えることにより、ガスに含まれる吸着対象の成分が下流側の吸着器よりも下流側へ流出することを抑制することができる。
【0007】
第2の態様では、上記第1の態様において、吸着装置が、前記第1接続通路と前記第2接続通路と前記第3接続通路とが合流する部分である合流部と、前記合流部に配置された濃度センサであって、前記第1接続通路を流れるガスに含まれる成分の濃度と、前記第2接続通路を流れるガスに含まれる成分の濃度と、前記第3接続通路を流れるガスに含まれる成分の濃度と、を検出可能な前記濃度センサと、を備えてもよい。
【0008】
この構成によれば、複数の接続通路について1つの濃度センサにより濃度を検出することができる。
【0009】
第3の態様では、上記第2の態様において、吸着装置が、制御装置を更に備え、前記制御装置が、前記第1吸着状態のときに前記濃度センサの検出濃度が所定の第1基準濃度を超える場合に、吸着装置を前記第1吸着状態から前記第2吸着状態に切り替え、前記第2吸着状態のときに前記濃度センサの検出濃度が所定の第2基準濃度を超える場合に、吸着装置を前記第2吸着状態から前記第3吸着状態に切り替え、前記第3吸着状態のときに前記濃度センサの検出濃度が所定の第3基準濃度を超える場合に、吸着装置を前記第3吸着状態から前記第1吸着状態に切り替えてもよい。
【0010】
この構成によれば、第1吸着状態と第2吸着状態と第3吸着状態とを適切なタイミングで切り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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