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公開番号2024038756
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-21
出願番号2022143014
出願日2022-09-08
発明の名称光硬化性樹脂シート
出願人日東電工株式会社
代理人弁理士法人WisePlus
主分類C08G 59/32 20060101AFI20240313BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】高温時の耐スクラッチ性に優れた光硬化性樹脂シートを提供する。
【解決手段】(A)エポキシ基を有する高分子化合物及び(B)光重合開始基を有する低分子化合物を含み、高分子化合物(A)のエポキシ官能基当量Xが100g/eq<X<400g/eqである光硬化性樹脂シート。
【選択図】なし



特許請求の範囲【請求項1】
(A)エポキシ基を有する高分子化合物及び(B)光重合開始基を有する低分子化合物を含み、高分子化合物(A)のエポキシ官能基当量Xが100g/eq<X<400g/eqである光硬化性樹脂シート。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
高分子化合物(A)の重量平均分子量が、1,000~1,000,000である請求項1に記載の光硬化性樹脂シート。
【請求項3】
低分子化合物(B)の分子量が、1,000未満である請求項1に記載の光硬化性樹脂シート。
【請求項4】
高分子化合物(A)の30℃における貯蔵弾性率G’が1,000,000Pa以上である請求項1に記載の光硬化性樹脂シート。
【請求項5】
高分子化合物(A)が、ビニル系単量体を重合して得られる樹脂である請求項1に記載の光硬化性樹脂シート。
【請求項6】
高分子化合物(A)が、ポリ(メタ)アクリル樹脂である請求項1に記載の光硬化性樹脂シート。
【請求項7】
500mJ/cm

の紫外線を照射して光硬化させた後に、150℃で15分間加熱処理して得られた硬化物の25℃における波長400nmの光透過率が70%以上、かつ、波長589nmの光線に対する屈折率が1.40以上である請求項1に記載の光硬化性樹脂シート。
【請求項8】
500mJ/cm

の紫外線を照射して光硬化させた後に、150℃で15分間加熱処理して得られた硬化物のガラス転移温度が100℃以上であるかガラス転移温度が測定できない請求項1に記載の光硬化性樹脂シート。
【請求項9】
500mJ/cm

の紫外線を照射して光硬化させた後に、150℃で15分間加熱処理して得られた硬化物の25℃における引っ張り弾性率E’(at25℃)、150℃における引っ張り弾性率E’(at150℃)が、下記の式を満たす請求項1に記載の光硬化性樹脂シート。
1 < E’(at25℃)/ E’(at150℃) < 10
【請求項10】
500mJ/cm

の紫外線を照射して光硬化させた後に、150℃で15分間加熱処理して得られた硬化物の100℃における引っ張り弾性率E’(at100℃)が200,000,000Pa以上である請求項1に記載の光硬化性樹脂シート。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光硬化性樹脂シートに関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来から光硬化性を有する樹脂組成物が、ディスプレイ、光半導体の接着剤、レンズ、保護膜等の光学用途に広く用いられている。これらの大部分が常温(25℃)で液状の樹脂組成物であり、ディスペンス方式により使用されている。
【0003】
一方、特許文献1には、(A)高分子化合物及び(B)低分子化合物を含み、エポキシ基、オキセタニル基及び光重合開始基が、それぞれ独立に高分子化合物(A)又は低分子化合物(B)に存在する光硬化性樹脂シートが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-091682号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、信頼性の観点から、高温時の耐久性が光学材料に要求されるようになってきている。しかしながら、特許文献1等に記載されているような従来の光学材料は、本発明者らの検討の結果、高温環境において、部材の強度が低く、外部からの衝撃や傷に弱く、光学機能を損なうおそれがあることが新たに判明した。
本発明は、本発明者らが見出した新たな課題を解決するものであり、高温時の耐スクラッチ性に優れた光硬化性樹脂シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明(1)は、(A)エポキシ基を有する高分子化合物及び(B)光重合開始基を有する低分子化合物を含み、高分子化合物(A)のエポキシ官能基当量Xが100g/eq<X<400g/eqである光硬化性樹脂シートに関する。
【0007】
本発明(2)は、高分子化合物(A)の重量平均分子量が、1,000~1,000,000である本発明(1)に記載の光硬化性樹脂シートに関する。
【0008】
本発明(3)は、低分子化合物(B)の分子量が、1,000未満である本発明(1)又は(2)に記載の光硬化性樹脂シートに関する。
【0009】
本発明(4)は、高分子化合物(A)の30℃における貯蔵弾性率G’が1,000,000Pa以上である本発明(1)~(3)のいずれかに記載の光硬化性樹脂シートに関する。
【0010】
本発明(5)は、高分子化合物(A)が、ビニル系単量体を重合して得られる樹脂である本発明(1)~(4)のいずれかに記載の光硬化性樹脂シートに関する。
(【0011】以降は省略されています)

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