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公開番号2024036835
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-18
出願番号2022141343
出願日2022-09-06
発明の名称金属回収剤、金属回収部材、金属回収液剤及び金属回収方法
出願人株式会社IHI
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C22B 3/44 20060101AFI20240311BHJP(冶金;鉄または非鉄合金;合金の処理または非鉄金属の処理)
要約【課題】人為的にコントロールされた環境下で金属を回収することが可能な金属回収剤を提供する。
【解決手段】金属回収剤は、クロロフィルa、フェオホルビドa、ピロフェオホルビドa及びフェオフィチンaからなる群より選択される少なくとも一種である還元化合物を備え、還元化合物による還元によって金属を析出する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記化学式(1)で表される還元化合物を備え、
前記還元化合物による還元によって金属を析出する、金属回収剤。
TIFF
2024036835000009.tif
86
164
上記化学式(1)中、R1はCH

又はCHOであり、R2はCH=CH

又はCHOであり、R3はCH

又はCHOであり、R4はCH

CH

又はCH=CH

であり、R5はCOOCH

又はHであり、R6は炭化水素基又はHであり、Mは金属又は水素である。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記還元化合物は、クロロフィルa、フェオホルビドa、ピロフェオホルビドa及びフェオフィチンaからなる群より選択される少なくとも一種である、請求項1に記載の金属回収剤。
【請求項3】
前記金属の標準電極電位はアルミニウムの標準電極電位以上である、請求項1又は2に記載の金属回収剤。
【請求項4】
前記金属は、金、銀、銅、スズ、コバルト、鉄、シリコン、ニッケル、白金、パラジウム、ロジウム、イリジウム、ルテニウム、オスミウム、ストロンチウム、マンガン、セシウム、スカンジウム、イットリウム及びランタノイドからなる群より選択される少なくとも一種を含む、請求項1又は2に記載の金属回収剤。
【請求項5】
前記金属は金を含む、請求項1又は2に記載の金属回収剤。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の金属回収剤と、
前記金属回収剤を担持する担体と、
を備える、金属回収部材。
【請求項7】
液体と、
前記液体に分散又は溶解した請求項1又は2に記載の金属回収剤と、
を備える、金属回収液剤。
【請求項8】
下記化学式(1)で表される還元化合物により、金属溶液に溶解している金属を還元して析出する工程を含む、金属回収方法。
TIFF
2024036835000010.tif
86
164
上記化学式(1)中、R1はCH

又はCHOであり、R2はCH=CH

又はCHOであり、R3はCH

又はCHOであり、R4はCH

CH

又はCH=CH

であり、R5はCOOCH

又はHであり、R6は炭化水素基又はHであり、Mは金属又は水素である。
【請求項9】
前記金属を還元する工程では、前記還元化合物に光が照射される、請求項8に記載の金属回収方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、金属回収剤、金属回収部材、金属回収液剤及び金属回収方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、溶液中に溶解した微量の金属を生物学的手法によって回収する方法が知られている。具体的には、特許文献1には、藻類を用いて金属を回収する方法が開示されている。
【0003】
特許文献1の金属回収剤又は金属化合物回収剤は、シアニディウム目の紅藻の細胞の乾燥物、シアニディウム目の紅藻の細胞由来物の乾燥物、又は細胞の乾燥物若しくは細胞由来物の乾燥物を模した人工物を含んでいる。そして、特許文献1によれば、上記金属回収剤及び金属回収方法は、簡易かつ効率的に、酸濃度の高い溶液などから貴金属を選択的に回収することができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2018/155687号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
藻類などのような生物の体内では、様々な分子が寄与する複雑な反応経路が存在している。しかしながら、このような複数の反応を人為的にコントロールすることは容易ではない。そのため、藻類などを用いた生物学的手法では、コントロールされた環境下で金属を還元して回収することが困難になるおそれがある。
【0006】
そこで、本開示は、人為的にコントロールされた環境下で金属を回収することが可能な金属回収剤、金属回収部材、金属回収液剤及び金属回収方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る金属回収剤は、下記化学式(1)で表される還元化合物を備え、還元化合物による還元によって金属を析出する。
【0008】
TIFF
2024036835000001.tif
86
164
【0009】
上記化学式(1)中、R1はCH

又はCHOであり、R2はCH=CH

又はCHOであり、R3はCH

又はCHOであり、R4はCH

CH

又はCH=CH

であり、R5はCOOCH

又はHであり、R6は炭化水素基又はHであり、Mは金属又は水素である。
【0010】
還元化合物は、クロロフィルa、フェオホルビドa、ピロフェオホルビドa及びフェオフィチンaからなる群より選択される少なくとも一種であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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