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公開番号2024033993
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022137962
出願日2022-08-31
発明の名称車両の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類F02D 45/00 20060101AFI20240306BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】精度よく失火異常を判定できる車両の制御装置を提供することを課題とする。
【解決手段】エンジンと変速機との間の動力伝達経路上にクラッチを備えた車両の制御装置であって、前記エンジンの回転変動量が閾値よりも大きい場合に前記エンジンの失火回数を示す失火カウンタをカウントするカウント部と、前記失火カウンタが第1判定値よりも大きい場合に、前記クラッチを解放させるフェールセーフ処理を実行する実行部と、前記失火カウンタが前記第1判定値よりも大きい第2判定値よりも大きい場合に、前記エンジンの失火異常を判定する判定部と、前記フェールセーフ処理の実行中での前記閾値を、前記フェールセーフ処理の停止中での前記閾値よりも高い値に設定する設定部と、を備えた車両の制御装置。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
エンジンと変速機との間の動力伝達経路上にクラッチを備えた車両の制御装置であって、
前記エンジンの回転変動量が閾値よりも大きい場合に前記エンジンの失火回数を示す失火カウンタをカウントするカウント部と、
前記失火カウンタが第1判定値よりも大きい場合に、前記クラッチを解放させるフェールセーフ処理を実行する実行部と、
前記失火カウンタが前記第1判定値よりも大きい第2判定値よりも大きい場合に、前記エンジンの失火異常を判定する判定部と、
前記フェールセーフ処理の実行中での前記閾値を、前記フェールセーフ処理の停止中での前記閾値よりも高い値に設定する設定部と、を備えた車両の制御装置。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記車両は、前記エンジンと前記クラッチとの間に設けられた第1モータ、前記動力伝達経路とは異なる動力伝達経路上に配置された第2モータ、及び前記第1モータでの発電電力を充電し前記第2モータに電力を供給するバッテリ、を備え、
前記実行部は、前記フェールセーフ処理として、前記エンジンにより前記第1モータを回生運転させて前記バッテリを充電しつつ、前記第2モータにより前記車両を走行させる、請求項1の車両の制御装置。
【請求項3】
前記車両は、前記クラッチと前記変速機との間の前記動力伝達経路上に設けられたモータを備え、
前記実行部は、前記フェールセーフ処理として、前記モータにより前記車両を走行させる、請求項1の車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
エンジンと変速機との間の動力伝達経路上にクラッチを備えた車両において、エンジンの回転変動量に基づいてエンジンの失火異常を判定する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-024369号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
失火異常と判定される前に、部品保護の観点から、クラッチを解放させるフェールセーフ処理を実行することが考えられる。クラッチを解放させることにより、クラッチよりも下流側に配置された変速機へのエンジンの回転変動の影響を抑制できる。クラッチが解放されるフェールセーフ処理の実行中とフェールセーフ処理の停止中とでは、エンジンに失火が生じた場合でのエンジンの回転変動量が異なる。このため、失火異常の判定を精度よく行うことができないおそれがある。
【0005】
そこで本発明は、精度よく失火異常を判定できる車両の制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的は、エンジンと変速機との間の動力伝達経路上にクラッチを備えた車両の制御装置であって、前記エンジンの回転変動量が閾値よりも大きい場合に前記エンジンの失火回数を示す失火カウンタをカウントするカウント部と、前記失火カウンタが第1判定値よりも大きい場合に、前記クラッチを解放させるフェールセーフ処理を実行する実行部と、前記失火カウンタが前記第1判定値よりも大きい第2判定値よりも大きい場合に、前記エンジンの失火異常を判定する判定部と、前記フェールセーフ処理の実行中での前記閾値を、前記フェールセーフ処理の停止中での前記閾値よりも高い値に設定する設定部と、を備えた車両の制御装置によって達成できる。
【0007】
前記車両は、前記エンジンと前記クラッチとの間に設けられた第1モータ、前記動力伝達経路とは異なる動力伝達経路上に配置された第2モータ、及び前記第1モータでの発電電力を充電し前記第2モータに電力を供給するバッテリ、を備え、前記実行部は、前記フェールセーフ処理として、前記エンジンにより前記第1モータを回生運転させて前記バッテリを充電しつつ、前記第2モータにより前記車両を走行させてもよい。
【0008】
前記車両は、前記クラッチと前記変速機との間の前記動力伝達経路上に設けられたモータを備え、前記実行部は、前記フェールセーフ処理として、前記モータにより前記車両を走行させてもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、精度よく失火異常を判定できる車両の制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、ハイブリッド車両の概略構成図である。
図2は、ECUが実行する失火カウンタの更新制御の一例を示したフローチャートである。
図3は、ECUが実行する失火異常判定制御の一例を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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