TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024032038
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-12
出願番号2022135466
出願日2022-08-29
発明の名称電力変換装置
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人開知
主分類H02M 3/155 20060101AFI20240305BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】平滑インダクタを小型化しつつスイッチング損失を低減することができ、小型化及び高効率化を実現することができる電力変換装置を提供すること。
【解決手段】第1上アームと第1下アームを直列接続した第1レッグと、第2上アームと第2下アームを直列接続した第2レッグと、第1レッグと第2レッグに並列接続された平滑コンデンサと、第1上アームと第1下アームの接続点に一端が接続された第1補助インダクタと、第2上アームと第2下アームの接続点に一端が接続された第2補助インダクタと、第1補助インダクタの他端と第2補助インダクタの他端に一端が接続された平滑インダクタと、を備え、平滑インダクタの他端と平滑コンデンサの一端との間に接続された電源系統と、平滑コンデンサの両端間に接続された電源系統との間で電力を変換する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1上アームと第1下アームを直列接続した第1レッグと、
第2上アームと第2下アームを直列接続した第2レッグと、
前記第1レッグと前記第2レッグに並列接続された平滑コンデンサと、
前記第1上アームと前記第1下アームの接続点に一端が接続された第1補助インダクタと、
前記第2上アームと前記第2下アームの接続点に一端が接続された第2補助インダクタと、
前記第1補助インダクタの他端と前記第2補助インダクタの他端に一端が接続された平滑インダクタと、を備え、
前記平滑インダクタの他端と前記平滑コンデンサの一端との間に接続された第1直流電源と、前記平滑コンデンサの両端間に接続された第2直流電源および/または第2直流負荷との間、または、前記平滑インダクタの他端と前記平滑コンデンサの一端との間に接続された第1直流負荷と、前記平滑コンデンサの両端間に接続された第2直流電源との間で電力を変換することを特徴とする電力変換装置。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電力変換装置において、
前記第1下アームに設けられた第1スイッチング素子と、
前記第2下アームに設けられた第2スイッチング素子と、
前記第1下アームの第1スイッチング素子と前記第2下アームの第2スイッチング素子とを両方ともにオフする期間を設けつつ交互にオン状態にする制御部と
を備えたことを特徴とする電力変換装置。
【請求項3】
請求項2に記載の電力変換装置において、
前記制御部は、前記第1下アームの第1スイッチング素子がオン状態である期間の増減に伴って、前記第2下アームの第2スイッチング素子がオン状態である期間を増減させることを特徴とする電力変換装置。
【請求項4】
請求項1に記載の電力変換装置において、
前記第1上アームに設けられた第3スイッチング素子と、
前記第2上アームに設けられた第4スイッチング素子と、
前記第1上アームの第3スイッチング素子と前記第2上アームの第4スイッチング素子とをともにオフする期間を設けて交互にオン状態に制御する制御部と
を備えたことを特徴とする電力変換装置。
【請求項5】
請求項4に記載の電力変換装置において、
前記制御部は、前記第1上アームの第3スイッチング素子がオン状態である期間の増減に伴って、前記第2上アームの第4スイッチング素子がオン状態である期間を増減させることを特徴とする電力変換装置。
【請求項6】
請求項1に記載の電力変換装置において、
前記第1補助インダクタと前記第2補助インダクタは、磁性材料で構成された磁気回路に前記第1補助インダクタを構成する第1巻線と前記第2補助インダクタを構成する第2巻線とを巻回した結合インダクタを構成することを特徴とする電力変換装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電力変換装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
電力変換装置にはエネルギー消費量削減のための高効率化、省スペース化のための小型化が期待されている。このような電力変換装置には、種々のものが知られているが、半導体のスイッチング素子を用いた電力変換に係る技術としては、例えば、特許文献1,2に記載のものが知られている。
【0003】
特許文献1には、直流電源の出力電圧をリアクトル、逆流素子用ダイオード及びチョッピング用スイッチング素子を利用して昇圧するようにしたスイッチングレギュレータ方式の電源装置において、昇圧比をn倍(nは2以上の整数)に設定する場合に、並列接続されたn個のリアクトルとこれらリアクトルとそれぞれ対応されたn個のチョッピング用スイッチング素子を設け、前記n個のチョッピング用スイッチング素子を、2π/nずつ位相がずれた状態でスイッチング動作させる制御手段を設けたスイッチング電源装置が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、入力端子と出力端子との間に、リアクトルと半導体素子とを接続し、前記半導体素子を構成するスイッチング素子をオンオフ制御することによる前記リアクトルの充放電動作を利用して前記入力端子と前記出力端子との間で直流電圧の変換を行うDC/DCコンバータにおいて、前記半導体素子を互いに並列に接続されたn個(nは2以上の整数)の半導体素子で構成し、前記リアクトルに印加される電圧の周波数が前記スイッチング素子のスイッチング周波数のn倍となるよう、前記n個の前記スイッチング素子のオンオフ制御を、前記スイッチング素子のスイッチング周期の1/nだけ互いに位相をずらして行うようにしたDC/DCコンバータが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平10-127050号公報
特開2015-213402号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記従来技術のようにスイッチング素子を用いた電力変換装置の高効率化を図るためには、スイッチング素子で損失するエネルギーを削減する必要がある。スイッチング素子における損失としては、オン状態のスイッチング素子に電流が流れることにより発生する導通損失と、スイッチング素子をオン状態とオフ状態の間で切り替える際に発生するスイッチング損失とが知られている。
【0007】
上記特許文献1に記載の従来技術においては、複数のリアクトルに対応する複数のスイッチング素子を異なる位相で動作させて入力電流の脈動(リプル)を抑制することにより、平滑用コンデンサとして必要な容量の低減、すなわち、小型化を図っている。しかしながら、この技術においては、平滑用コンデンサについては小型化することができるものの、複数のリアクトルを用いる必要があり、電源装置全体を小型化することは困難である。
【0008】
また、上記特許文献2に記載の従来技術においては、並列に接続した複数のスイッチング素子を順次オンオフさせることで、各スイッチング素子の周波数を上げずにリアクトルに印加される電圧の周波数を高めることにより、リアクトルの小型化を図っている。しかしながら、この技術においては、リアクトルの小型化は可能であるものの、スイッチング損失が低減されないため、DC/DCコンバータとしての高効率化は困難である。
【0009】
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、平滑インダクタを小型化しつつスイッチング損失を低減することができ、小型化及び高効率化を実現することができる電力変換装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、第1上アームと第1下アームを直列接続した第1レッグと、第2上アームと第2下アームを直列接続した第2レッグと、前記第1レッグと前記第2レッグに並列接続された平滑コンデンサと、前記第1上アームと前記第1下アームの接続点に一端が接続された第1補助インダクタと、前記第2上アームと前記第2下アームの接続点に一端が接続された第2補助インダクタと、前記第1補助インダクタの他端と前記第2補助インダクタの他端に一端が接続された平滑インダクタと、を備え、前記平滑インダクタの他端と前記平滑コンデンサの一端との間に接続された第1直流電源と、前記平滑コンデンサの両端間に接続された第2直流電源および/または第2直流負荷との間、または、前記平滑インダクタの他端と前記平滑コンデンサの一端との間に接続された第1直流負荷と、前記平滑コンデンサの両端間に接続された第2直流電源との間で電力を変換するものとする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
2軸モーター
4日前
ニデック株式会社
モータ
19日前
個人
バッテリーの補助装置
12日前
ヨツギ株式会社
鳥害防止具
20日前
個人
磁力のみを動力とするモーター
13日前
株式会社プロテリアル
リニアモータ
20日前
豊田合成株式会社
送電装置
22日前
株式会社アイドゥス企画
モータシリンダ
19日前
日産自動車株式会社
発電装置
12日前
ブラザー工業株式会社
制御装置
19日前
株式会社ミツバ
回転電機
12日前
株式会社ミツバ
制動装置
5日前
株式会社ミツバ
回転電機
12日前
オムロン株式会社
電力変換装置
5日前
住友電装株式会社
ワイヤハーネス
20日前
ヴィガラクス株式会社
電気供給システム
6日前
矢崎総業株式会社
電源装置
21日前
富士電機株式会社
半導体モジュール
5日前
個人
超電導ロータリー式発電原動機
5日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
6日前
ニチコン株式会社
電源装置
12日前
株式会社アイシン
熱電発電装置
20日前
株式会社デンソー
電力変換装置
6日前
株式会社デンソー
電力変換装置
6日前
大阪瓦斯株式会社
電力調達装置
19日前
トヨタ紡織株式会社
ロータの製造方法
13日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
6日前
株式会社日立製作所
電気機器
12日前
株式会社日立製作所
電気機器
12日前
株式会社ダイフク
非接触給電設備
6日前
ニデック株式会社
駆動装置
19日前
ニデック株式会社
駆動装置
19日前
ボーンズ株式会社
放電回路
12日前
住友電装株式会社
配線部材
7日前
ニデック株式会社
駆動装置
22日前
ニデック株式会社
駆動装置
19日前
続きを見る